『シルバーバーチの霊訓』　より

Q. ある人たちは、旧約聖書の天地創造を持ち出して、その創造過程に宇宙人が参加したと言っておりますが、いかがでしょうか。

A. 創世記その他の話に惑わされてはいけません。私（シルバーバーチ）はそうした説を超えたものを手にしております。この問題に関しては少しばかり知識があるのです。

　霊には始まりも終わりもありません。霊は無窮の過去から存在しております。ある時、ひょんなことから創造されたのではありません。それが地球に宿り、数え切れないほどの年月をけみして、やっと生命として顕現し始めたのです。生命は霊であり、霊は生命です。

　その生命の誕生に他の惑星系や恒星系からのいわゆる宇宙人が参加した事実はありません。内在していた生命力が、無限の知性によって考案された進化の法則にしたがって顕現し、発達し、進化してきたのです。

※　創世神話だけでなく、シュメール文明の粘土板を根拠にアヌンナキ伝説やニビル星やエンキ・エンリルの物語を、そのまんま信じているオカルト・スピの方も見受けられます。遺伝子工学に優れた宇宙人が関与したとか、2重らせん構造のＤＮＡは、元々12重らせんだったのを改変されてしまったとか‥、私見ですがまったくの誇大妄想だと感じます。

　後半の部分のＤＮＡ構造については、ライトボディ化とか炭素ベースからケイ素ベースに細胞が変化していると主張する方もおります。実は11年前に、走査型光プローブ原子間力顕微鏡を用いて2重らせん構造を直接観察することに成功しています。

　ＤＮＡ診断（塩基配列の解読）と違って、こちらは安価に誰でも自分の細胞（毛根や血液）から観察できます。並木良和さんをはじめ月刊誌「岩戸開き」に記事を掲載している著名な霊能者なら、ほとんど12重らせん構造に変化されているでしょうから、科学的に証明可能です。意識が5次元以上の状態であると、簡単に証明できるのですから是非ともやって頂きたいものです。

●　ゼカリア・シッチンの翻訳自体が、自説に都合の良い改変や誤謬を多数含んだ学術的に全く根拠も信憑性もないトンデモであることが認知されており、シュメール関連のまともな学術団体、研究者のみならず、物理学、天文学などの科学者、考古学一般の研究者からも完全に無視されています。アヌンナキ伝説やニビル星やエンリル・エンキの物語は、このゼカリア・シッチンの書籍に登場します。

※　シュメール文明の粘土板は現代に置き換えると、映画「スターウォーズ」のＤＶＤを仮に2千年後の人類が見つけたら、あの当時の地球人は宇宙船を駆使して宇宙空間に進出していたのだ、と妄信するようなものです。あるいは「ドラえもん」のＤＶＤを見て、タイムマシンやどこでもドアや4次元ポケットも実用化していた、と勘違いするのと同じでしょう。

※　ついでに申し上げれば、レプティリアンの原型は、1980年代に流行ったアメリカのドラマ「Ｖ」がネタ元です。内容はトカゲ型宇宙人が宇宙船でやってきて、人間を食料として捕まえたり、人間の女性との間にハイブリッド種の子供を作ったり、侵略者としての宇宙人を描いています。フィクションです。

※　ＵＦＯに肉体ごと連れていかれたり、頭にインプラントを埋め込まれたり‥　そんな方々もおります。これと同じ内容を、一部の統合失調症の患者は真剣に訴えたりします。霊能者と精神疾患の患者は、紙一重なのです。

　幻覚→ビジョン、　幻聴→高次の存在とチャネリング。

　次元が上昇すると時間の感覚が流動的になる→これは、統合失調症に見られる時間の見当識障害に当たります。

　相違点は、社会生活を営めるかどうか、です。

宇宙人による遺伝子操作