psp(プレイステーションポータブル・ソニー製の携帯型ゲーム機)の売り上げが
伸びているそうです。今年の上半期では、ニンテンドーDSを上回ったのだそうですが、
その原因は「モンスターハンター」というゲームの人気によると報道されています。

小学生のあいだでも人気があって、すでにニンテンドーDSを持っている子どもが、
ゲームソフトとともにPSP本体も親にせがんで買ってもらっているのが実情のようです。

ところで、ゲームソフトには「コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)」
によって審査が行われたものには二種類のマークが付けられています。

まず一つは、パッケージの表に表示されている「年齢区分マーク」です。
下記のようなマークが、A・B・C・D・Zの5種類あります。

イメージ 1

Aは「全年齢対象」、Bは「12歳以上対象」ですので、小学生はAで遊ぶのが
ちょうど良いのですが。モンスターハンターは、次の写真のようにCの「15歳以上対象」
になっています。

イメージ 2

二つ目のマークは、「コンテンツアイコン」といって、これはパッケージの裏側に
表示されています。
コンテンツアイコンは、対象年齢を決定した根拠となる表現を示すもので、9つのカテゴリーに
分かれています。
「恋愛、セクシャル、暴力、恐怖、飲酒・喫煙、ギャンブル、犯罪、麻薬、言葉・その他」ですが、
モンスターハンターは下のような「暴力」アイコンがついています。

イメージ 3

つまり、モンスターハンターは小・中学生が遊ぶには課題が大きいということになっているのです。
カプコン(制作会社)も、そのことを保護者向けの注意書きに書いています。
その中には、「長時間ゲームをプレイしたことにより、社会的、肉体的、精神的なトラブルが
発生しても、カプコンはその一切の責任を負いません。」と書かれていますので、
責任は保護者と子どもということになるのでしょうか。

制作会社はもちろんですが、ceroはマークを付けるだけで責任を果たしているのでしょうか。
また、メディアには、PSPの売り上げが伸びている中での問題点をぜひ報道して欲しいものです。