こんにちは。笑壷(えこ)です。
日差しが柔らかくなって、夜は過ごしやすくなってきましたね。
今日から暦の上では、秋です。(^^)
皆様、素敵な秋を、楽しまれてくださいね。
さて、昨日の続きのお話です。
人類の起源は猿。
争いや犯罪がなくならないのは、仕方がない。
だって、もともとサルだもん。
どんなに立派な服を着て、カッコイイ事をしたとしても、所詮はサル。
私たちは、動物なんだ!
という話を、よく耳にしますね。
これが、『人類の祖先が猿説』が、まかり通っている理由なんです。
ちなみに、私たちの祖先は『原人』です。人の祖先は『人』なんです。
そう言われたら、なるほどって思いませんか?(^^)
さて、それでは、『人の祖先が猿説』が流布している理由を、
詳しく解説していきますね。
人間の脳は、3つの部分に分かれていると、聞いたことはありますか?
大脳新皮質と、大脳旧皮質と、脳幹です。
それぞれの脳は、役割分担をしています。
大脳新皮質は、理性と論理の脳。
大脳旧皮質は、感情の脳。
そして、脳幹は、反射と生命維持の脳。
それぞれの脳が、自分の役割を果たして、連係プレーを行っているから、
私たちは、自然に、自由に、暮らしていく事ができるのです。
目の前に水の入ったコップがあるとします。
水が飲みたいと、脳の中の大脳旧皮質が反応し、
大脳新皮質が、コップを手にして、口に水を運ぼうと判断して、手を出します。
水を飲んだら、脳幹が反応して、喉の奥に水を流し入れます。
これが、脳の連係プレーです。なかなか、よくできていますね。
私たちの身体では、毎日、スゴイ事が行われて、
私たちの日々の生活や、活動を支えてくれているんですね。(^^)
さて、私たちは、猿ではなくて、人間だからこそ、できる事があります。
ないものを想像して、作り出す事ができます。【創造、クリエイティブ】
人と話し合い、一番いい方法を決めて、実行することができます。【協調・協和】
人を守り、時には自分の命をかけて、人を助けることができます。【愛・利他】
人ならではの仕事は、大脳新皮質で考えて、判断する事が多いです。
大脳新皮質がアクセルだとしたら、大脳旧皮質はブレーキです。
大脳旧皮質は、人の個体としての命を守る為に、
大脳新皮質の判断に、ブレーキをかけます。
脳の中では、毎日、この2つの脳のせめぎ合いが行われているのです。
もともと、世界というものは、全て、相反する2つの力で構成されています。
陰陽とか、光と影とか、男女とか、力を持つものは何でもそうです。
人間の脳にも、大きな力が宿っています。
とても大切な部分だからこそ、2つの力が存在しているのだろうと、私は思います。
人が、素晴らしい創造を、よりよい形で行うために。
人が持っている魔法の力を、ますます高め、世界に貢献できるように。
脳は、2つに分かれ、そのバランスを取りながら、一緒に活動をしているのです。
陰陽統合のパワーで創造力を生み出すところ。
それが、人間の脳の正体であり、人間の心は、大切な脳を司る司令塔なのです。
脳の活動にとって、最も大切な条件があります。
それは、『目的を明確にする』という事です。
コップの水を飲むという目的が明確だから、
脳は、連係プレーで、水を飲むという動きを判断し、行動することができます。
人間の脳には、目的を達成させる力があります。
どんな夢も叶える事ができる力があります。
しかし、目的を達成させるためには、目的を明確にしなければなりません。
心の司令塔から発せられる命令があるからこそ、脳は、仕事ができるのです。
目的を描く際、「どうせ、私の祖先は猿だから。」と思っている人と、
「人の祖先は人間。人としての誇りをもって、自分の役割を果たしたい。」
と思っている人と、どちらが、自分の可能性を広げることができると思いますか?
私は、断然、人間の祖先は人間だと思っている人の方だと思います。
『人類の祖先は猿説』を吹聴した人達は、
当事、世界中に植民地を作り、富を蓄えていました。
この富裕層の人達は、人を人と思わない人達でした。
人身売買をしたり、人を重労働させて殺したり、
楽しみの為に人を狩りをして虐殺したり、
現地人に重い税金をかけて、財宝を奪ったり、
生活必需品を買わせて、私腹を肥やしました。
この富裕層の人達は、自分達が特権階級でいる事を、未来永劫継続させる為に、
自分達以外の人間が、自分達自身の事を、家畜のような存在だと信じることを望みました。
つまり、従順で、反抗せず、おとなしく、お金だけを差し出すような存在です。
革命なんて考えず、狭い範囲で小さくなって、臆病に暮らしていく。
そんな人間像が、理想だったのです。
富裕層の人達は、『人類の祖先は猿』という新事実(嘘)を吹聴して、
みんなが、それを信じるようにしむけました。
「この世に、戦争がなくならないのも、悲劇がなくならないのも、
私たちの本能には、動物としての本能があり、争いを好む性質があるから。」
こういう話も、もちろん嘘です。
争いや悲劇は、人が、みんなで力を合わせれば、必ず、なくすことができます。
もともと、人の脳は、
信じる事や、愛する事を、深めることができるようにできています。
人間の頭の中に、2つの脳があるからこそ、バランスを取りながら、
創造し、助け合い、分かち合い、信頼し合い、絆を深めていくことができるのです。
それが、人間の本来の姿なのです。
その事を、かつて、体現し、証明していたのが、私たち日本人でした。
江戸時代の日本は、外国人が驚愕する、幸せの国でした。
世界の他の地域では、滅亡させられる前のアメリカインディアン達が、
人として、本来の生き方である、
愛する事・信じる事を大切にする生き方を体現していました。
アメリカインディアンのチェロキー族の長老のお話を紹介します。
『二匹の狼』
チェロキー族の長老が、孫たちに言いました。
「わたしの心の中では、争いが続いている。それは激しい争いだ。
二匹の狼が、戦っているんだ。
片方の狼は、怖れを象徴している。
恐れ、怒り、妬み、悲しみ、後悔、欲、傲慢、自己憐憫、罪悪感、
恨み、劣等感、嘘、うぬぼれ、優越感、エゴが、彼のエサだ。
もう一方の狼は、愛を象徴している。
喜び、平和、愛、希望、分かち合い、安らかさ、謙虚、真実、
思いやり、信頼が、彼のエサだ。
私の心の中で起きている争いは、孫達よ、お前達の心の中でも起きている。
他の人達の心の中でも起きている。」
1人の孫が、長老にたずねました。
「どっちの狼が勝つの?」
長老は答えました。
「お前がより多く、エサを与えた狼だよ。」
現代社会では、何も考えずに生きていると、知らず知らずのうちに、
怖れの狼にエサをやるようにできています。
怖れの狼が勝つと、怖れや不安や不信がますます加速して、
人と人の絆はバラバラになります。
愛の狼にエサをやる暮らしに、私たち1人1人が切り替えていくことが、
世界平和につながり、人と人の絆が強くなり、
結果的には、
私たちが、愛に満たされ、幸せに暮らしていけるようになるのだと思います。
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=本日の夢が叶う選択=
『 愛の狼に、より多くのエサを与える。 』
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