土地探しについて、前回ほとんど専門的な知識がないにも関わらず、勝手に「土地探しする上でのコツ」みたいなものを書きました。いや、私達は苦労したし、高い買い物なので、少しでも誰かの役に立てばいいんですけどね。
というわけで、前回は土地の「探し方」のコツだったわけですが、今回は「そもそもどんな土地がいいのか」の条件を考える上でのポイントを、これまた主観で勝手に書き連ねたいと思います。
優先順位は人それぞれ。
でもでも、そもそも検討していない要素があると、優先順位に関わらず後悔するはず。
高い買い物ですもの、検討しきった上で購入したい。
(検討しきっても、後悔はきっと出るでしょうけど)
なので、私が考えるポイントというか、土地購入を考える際に、検討しなければならない要素を書き連ねます。
大きく分けて「土地のある環境」と「土地そのもの」に分けられると思いますので、今回は「土地のある環境」について、書いていきます。
---「土地のある環境」のチェックポイント-------------
■最寄り駅からの距離
これはまぁ、誰でも考えますよね。ウチの場合は、夫はクルマ通勤、私は専業主婦なので、そこまで優先順位は高くありませんでした。
子ども達のことを考えたり、将来土地を売ることになった場合を考えると、もちろん駅近がいいとは思いますが。
ウチでは、子どもが毎日電車を使うようになるのは高校生からだろうし(中学受験するかもしれないけれど)、大学はもしかしたら県外へ行ってしまうかもしれない。だとすると、駅近である必要があるのは、高校の3年間とかだから、全体で見ると短い期間。
しかも、まぁこれは大府駅独自の事情ですが、駅近くは海抜高度が低くて近くに川も流れているため、水害がちょっと怖い。かと言って駅近で多少高台になるところだと、坪単価が70万円とかになるので、予算的にとても厳しい。
という感じで、ウチは駅から徒歩20分〜25分くらいのところで、駅へは基本自転車で行ってもらうことを前提に、土地探しをしました。
■近くにバス停があるかどうか
これまた、多くの人が考えると思うので、改めて書くことでもないですね。駅からの距離と同じで、ウチはそこまで重視しませんでした。そもそもあんまりバスを利用することがないので、大府市のバス事情には疎いのですが、大府市はあんまりバスの本数が多くはないイメージです。
■クルマ通り
重要ですよね。子どもがいる方は特に。そうじゃなくても。クルマ通りが多いと、安全もそうですが、騒音も気になります。特に大型トラックなどが頻繁に通る道路沿いだと、騒音に加えて振動も気になるのではないかなと思います。
それから、クルマ通りが多いところに面していると、車庫入れもしづらいのではないでしょうか。私は普段クルマを使っていますが、運転が得意ではないので、クルマ通りが多い土地は、真っ先に除外となりました。
あとですね、難しいのが「道路は大きくないけど、抜け道となっている」というパターン。これは、通勤時間/日中/夜間とか、平日/休日とか、時間を分けて現地を見に行くしか無いですね。抜け道になっていて、かつ歩道がないとか言うパターンだと、結構危ないと思います。
■学区
子どもがすでに小学生以上だと、特に気になりますよね。それか、保育園に通っている場合でも。転校や転園はできれば避けたいもの。もしくは、転校させるなら、転校先がどんな学校かも気になると言うか、逆に「この学校に転校させたいから、この学区で土地を探す!」みたいな人もいるかもしれません。
ウチは長女がまだ幼稚園児でクルマで送り迎えの距離。次女は1歳半なので、学区を気にすることはありませんでした。
■通学路
これも重要。幼稚園(保育園)・小学校・中学校。歩道の有無、信号(交差点)、明るさ。それ以外にも大雨の時に危険な場所はないかとか。ウチは子どもが2人とも女の子なので、結構気にはなります。ただ、結果から言うと、ここはしっかり検討できませんでした。というか、希望の地域は、どうしてもすべてを満たすのは不可能だったので、途中から気にしなくなっちゃいました。小学校と中学校が離れていて、まったく別の通学路になるからね。仕方ないですね。
■街灯の明るさ
これは重要ですけど、難しい。通学路の明るさはもちろん重要ですけど、家の前(や周囲)の明るさも、重要だと思います。ただ、明るければ良いというものでもなくて、街灯の位置と窓の位置によっては、逆に眩しいとかそういうことも出てきます。防犯の観点からも、基本は明るい方がいいと思いますが、明るい場合は、街灯の位置をしっかり確認しながら、家の窓の位置を決める必要があります。
余談ですが、窓のイメージって、特に2階が難しい。ウチは2階建ての家を建築中ですが、建つまで高さの想像があんまりできない。なので、正直なところ、ここは検討しようとは思いましたが、ちゃんと検討できているか、自信はないです。
■電飾看板
これはレアケースだと思いますが、ピカピカ光る電飾看板や、パトライトみたいなくるくる回るライト、そういうのが近くにあると、結構つらいみたいです。私の知人の家が、家を建てた時には無かったのに、家の近く(と言っても、少し離れている)の通りのかなり高い位置に、パチンコ屋さんの電飾看板が出来て、これがまぁピカピカとする看板で、ちょっとうつ気味になっちゃいました。
なので、自分でコントロールできる範囲は限られるかもしれませんが、大通りの近くだとそういう可能性があることは頭に入れておいてもいいかもしれません。
■近隣の方々
これは、まぁ調べられる範囲に限りはあるかもしれませんね。偏見かもしれませんが、それなりに地価の高い地域は、変な人がいる確率は低いんじゃないかなーと、勝手に思ってたりもします。いや、分からんし、反感買うかもしれないけれど。
まぁ地価はともかく、「ゴミ屋敷的なのはないか」「路駐が多かったりしないか」「工場は近くにないか」「ヤンキー的なクルマやバイクが停まっている家はないか」「音楽を外に大きく漏れるレベルでガンガンかけている家はないか」「外でガンガン喫煙する家はないか」「毎週のようにBBQやっている家はないか」「犬がめっちゃうるさい家はないか」とかを、日を変え時間を変え、ウチはぐるぐる回ってチェックしたりしてました。
あと、まとまった区画が分譲された場所だと、年代が近い人が多くて良いかもしれませんが、「道路族」が問題になることもありますね。この辺りはメリット・デメリットがあります。平日の子どもが帰宅した後の時間帯とか、休日とか、そういう時にチェックする必要がありますね。少なくとも、目の前の道路が子どもの遊び場になると、人によっては厳しいと思います。
ちなみに、こんなサービスもあるみたいです。
まぁまぁお金がかかるみたいなので、ウチは使いませんでしたが、ご予算に余裕のある方は検討してみてもいいかもしれません(あ、別に宣伝ではないです。お金ももらってないですし、アフェリエイトでもないです)。
■ゴミ捨て場の位置
これ、難しいですよねー。近すぎても嫌だし、遠すぎても嫌だし。徒歩で1分くらいのところがベストかな? いい塩梅は人によって違うと思いますが。そもそもこのゴミ捨て場の位置をチェックし忘れる人、多いみたいです。というか、ウチがそうでした。結果的にちょうど良い距離にあったので、良かったですが。そんなに近くなくても、例えば通勤途中にあるとか、そういうのでもいいですね。そうそう、資源ごみステーションの位置も、合わせて忘れずに。
■災害への強さ
これは「土地そのもの」にも言えることですが、まずは「ハザードマップ」をチェックですね。最近は環境の変化で、短時間で大雨が降ることも増えた気がするので、特に注意が必要です。水害が発生しない地域は、火災保険も安くなりますしね。少し高台くらいがいいですよね。
あと、地盤の強さも重要です。何なら、家そのものの耐震等級ももちろん重要ですが、それ以上に地盤の強さが重要だと思うのは私だけ?? 家がどれだけ丈夫でも、地盤が弱いと家は壊れます。地盤の強さは、色々なサイトで調べられるので、調べてみてください。グーグル・アースで昔どんな土地だったかを調べるのもいいと思います。
あと、あれか、「地名」も重要なんでしたっけ? 「水」関連を連想させる地名とか、「蛇」の字が入る地域とか。昔の人が後世に危険を伝えるために、そうした地名にしたとか何とか。
■治安
これは、感覚とかもあるとは思いますが、「犯罪発生マップ」とか「交通死亡事故発生マップ」とか、そういうのである程度安全は調べられます。
■自治体の活動
これは賛否両論あるやつ。地域によって活動がさかんな地域もあれば、全然なところもあるし。ここでは是非はいいません。ただ、ウチは自治区長さん経由で土地を購入しているので、まず参加しなくてはいけないでしょうね。
■用途地域等の制限
なんのこっちゃと思われる方もおられるかもしれませんが、「第一種低層住居専用地域」とか「準防火地域」とか「防火地域」とか、そういうのですね。
これ、意外と盲点というか、漢字が多すぎるし、名前も似ていて違いが分からんし、私は勝手に苦手意識を持っています。結局土地を買う時に注意しなければならないのは何なのかというと
注)素人知識ですので、もしかしたら多少間違いはあるかもです、、、。
①市街化調整地域は避けろ!
基本的に建物の建築が認められていない地域。建てられるとしても、許可申請作業が面倒くさかったり。不動産屋さんと相談になりますが、基本は避けた方がベターだと思います。ただ、面倒くさい分、坪単価は安めの傾向です。
②防火地域に要注意!
防火地域がダメというわけではありません。基本建物が密集している地域なので、言い換えれば便利な地域でもあったりします。
ただ、防火地域となると、建築費用が高くなるので、要注意です。耐火建築物にしなければならず、防火ガラス1つとっても、普通のガラスよりかなり高いですし。予算に応じてとなりますが、その地域にこだわりがないのであれば、避けた方が無難かも。木造だと延床面積制限もあったりするし。
③準防火地域ならまぁ良いのでは?
防火地域ほど制限が厳しくなく、木造でも現実的な費用で建てられますので、準防火地域ならそこまで気にする必要はないかもしれません(あくまでイメージですが)。条件によりますが、一般的な大きさの住宅であれば、準耐火建築物にすればよく、それはそれほど大変ではないというイメージです。
ウチの土地は準防火地域ではないですが、火災保険も安くなるし、燃えにくい方いいよなぁということで、省令準耐火仕様にしています。省令準耐火仕様にしたからといって、大きな費用アップも特にしていません(ただし、住宅メーカーによる)。
④基本は「住居専用地域」がオススメ?
第一種低層住居専用地域とか、第一種住居専用地域とか、第二種なんたら住居専用地域とか。とにかく「住居専用地域」と名のつく地域が無難です。
住居専用地域にも色々種類があります。私はこちらが分かりやすいかなぁと参考にしてました。
土地となると、どうしても立地や広さ、値段に目が行きがちですが、買った後に後悔しないようにしましょう。
なにせ、高い買い物ですものね。
またまた長文になってしまいましたー。
他にもチェックポイントってありますかね?
もし「これも重要だよ!」とか、「ウチはこんなところチェックして、助かったよ」とかがあれば、ぜひコメントくださいー。