オープンワールドゲームで警察官のパトカーが進むのを邪魔してたら
警察官が怒って発砲してきた…！
警官のプレイヤーに対する発砲行為は違法なのでプレイヤーの反撃行為は正当防衛になる
95条1項 公務執行妨害罪
公務員が職務を執行するにあたり、これに対して暴行、または脅迫を加えた
者は、3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金に処する。
↓
これは、条文にある通り、公務員に対して暴行、脅迫を加えることが必要となる。
公務執行妨害罪における暴行、脅迫ついて
→公務員に向けられた不法な有形力の行使
暴行・・・人に向けられた有形力の行使に限られるが、身体に直接向けられる
必要はなく、間接暴行も含む(身体に物理的に感応する程度のもの)
脅迫・・・害悪の内容、通知方法に制限はない
暴行、脅迫は職務執行を妨害するに足りる程度のものであることを要する。
もっとも現実に職務執行が妨害されたことは必要ない。
↓
したがって、警察のパトカーが発進しにくいように、自分の車を邪魔な位置に
停める行為は、公務員、すなわち警察官に対して暴行をしたわけではないので、
公務執行妨害罪の成立は否定される。
もし、オープンワールドゲームをプレイしていて、警察官のパトカーの進行を
邪魔して、警察官が怒って発砲してきたら、違法なので(その警察官のプレイヤーに向けての発砲行為には法的根拠がない)、プレイヤーの反撃行為は正当防衛になる。