女子バレーW杯2019、選手全員評価の第2弾です!
熾烈なレギュラー争いが繰り広げられたアタッカー陣、評価してみますた!
【2古賀紗理那】
エースアタッカーとして期待して見ていたけれど、サーブレシーブのフォーメーションの関係で、外れる事が多かった古賀選手。
期待された攻撃面も、19歳の石川選手の次点となってしまうなど、悔しい大会となってしまったよね。
出れば、誰よりも得点するんだけど、もう一つ抜け出ない。
レシーブは大切なんだけど、個人的には2枚ブロックくらいなら、決めきるようなエースアタッカーになってもらいたい。
結果、そういう選手が使われているんだし。
妹キャラの古賀選手は、もしかしたら、争い奪い勝つっていうのが、得意じゃないかも知れないんだけど。
ちょっと心配よね。
【7石井優希】
決して得意ではなかったレシーブ力を磨き、今大会レギュラーとして起用され続けた、俺の推しメン、石井選手。
見ていて、新鍋選手よりもレシーブ力が上のように見えていたのは、ひいき目かしら。。。
試合を追うごとに、レシーブがどんどん安定してきたのが素晴らしかった。
早いトスはもちろん、オープントスを決めるなど、アタック力もレベルアップした姿を見せてくれて。
一度崩れた気持ちを試合中に立て直したり、2アタックを打ちぬく思いっきりの良さなど、メンタル面も成熟。
石井選手も年齢的に、来年がラストチャンス。
来年は、さらにレベルアップした姿を期待しています!
【11鍋谷友理枝】
出場機会が少ない中、出た時には思い切ったプレーを見せてくれた鍋谷選手。
サーブレシーブは乱れる事が散見されたけど、おそらく出場機会が増えれば、もう少し安定してくると思うんよね。
セルビア・オランダと強豪国を崩したサーブは絶対的な武器。
軽打で、コートの隅に落としたアタックは、4人のレシーバーに対しても、得点出来る事を見せてくれた。
チーム構成を考えた時に、レシーブ力のある選手をベンチに置いておきたいという考えはあるから
実は、アタッカーの候補として十分可能性があるのは、鍋谷選手。
決定率を上げる事が出来たら、五輪のレギュラー第一候補にのし上がれる。
あの軽打は、バレー界全体に変革をもたらす可能性を感じたのは、鳳頼マンだけかな。。。
【16黒後愛】
怪我で出場機会に恵まれなかったけれど、出た試合では、2枚ブロックを弾き飛ばす、圧倒的な攻撃力を見せてくれたよね。
打数が少なかったので、古賀選手と同じ8.5にしたけれど、実際には、一番決定力をもっているかも知れないと思わせてくれたのは、さすが。
サーブは0本、レシーブやブロックの機会も少なかったので、評価なしにしたけど
サーブ・ブロックも十分高い能力を持っていると思うよね。
攻撃的アタッカーとしては、最有力候補。
ポジションがサイドアタッカーになるのか、オポジットになるのかでライバルが変わってくるけれど、いずれにせよ、圧倒的な攻撃力を期待出来る選手。
気も強そうだし、五輪では大暴れしてもらいたいね。
【28石川真佑】
彗星のごとく現れて、一気にエースアタッカーにのし上がった、期待の19歳石川選手。
ブラジル戦で封じ込められた点を考慮して8.5にしたんだけど、ベンチからは、古賀選手よりも上と判断されているんだからビックリ。
やはり、期待されるのは、オープントスを決めきるアタック力。
ブラジルや韓国など、レシーブの良い外国相手にも決めきれれば、レギュラー抜擢も十分ありうるんよね。
ライバルは黒後選手になりそう。
今大会は、中田監督の配慮から、サーブレシーブに入らなかったけど、レシーブ力も高い選手。
1年後一番伸びている可能性がある選手なので、来年のプレーが本当に楽しみ。
【中田監督】
番外編として、中田監督も評価してみますた。
「天上天下唯我独尊」
こんな言葉がピッタリな中田監督。
天性の女王様気質な中田監督には、監督業はピッタリだったよね。
でも本当は、選手の気持ちを汲んでやれる、愛情深い人なんだろうなって思っているのよね。
基本厳しいけれど、押さえる所はきっちり押さえている、素晴らしいリーダーなんじゃないかな。
裏の事は知らないけれど、選手とのコミュニケーションをしっかり取っている事が、随所に伺えるんだよね。
今まで、男性が監督を務めていた中、初の女性監督。
女性同士だから出来るコミュニケーションがあって、中田監督になってから成長した選手は少なくないよね。
石井選手は、成長した選手の一人。
古賀選手よりも、新人の石川選手を起用するなど、イメージではなく、数字によって選手の起用をジャッジしている事が伺え、管理職としての適性を見せてくれている。
選手はみんな試合に出たい訳で。
自分が出れない理由が、監督の好みだとしたら、そんな監督の下で頑張る気には、ならないでしょ。
出ている選手が数字を残しているのであれば、出れない事にも納得せざるを得ない。
本当に選手の事を考えるなら、数字で評価するというのは、とても重要な事なんだよね。
「出れない選手の気持ち」を汲んでやれるかどうかは、良い監督の条件なんよね。
チャレンジの成功率も高く、ネットプレーへのセンスの高さを見せてくれている。
たぶん、ラインのインアウトを見ているスタッフが何人かいるんじゃないかな。
あと、スタッフがほとんどが男性だというのも面白いよね。女王様の中田監督っぽいじゃんね。
盛り上げ役の小さいオジサンや、タイムアウト時にアドバイスするイケメンコーチなど、選手のメンタル面をケアした人事が素晴らしい。
やっぱり、女の子は、イケメンの声を聴くだけで癒されるんだろうね。
恋のトラブルさえなければ良いけど。。。
今大会、黒後選手・長岡選手と、攻撃の軸として考えていた2人が怪我となった中、勝ち越した事は、監督として十分な成果。
全員が万全な状態っていうのはなかなか難しいけど、来年の五輪では十分メダルを狙える事を示してくれた。
【予想レギュラー】
セッターの佐藤美弥選手、アタッカーの石井選手、ミドルブロッカーの荒木選手と奥村選手はほぼ確定。
6人を選出する際に、サーブレシーブに入る人員が、最低3人は必要。
そうなると、オポジットに攻撃的な選手を入れる場合、ATにレシーブ良い選手を入れる必要があるのよね。
レシーブからチームを考える場合、石井選手は、不可欠な選手になったんだよね。
素晴らしい!
そうなった場合、残りのアタッカーとオポジットでチームに変化をもたらすというのが、手になるのかな。
まず一番考えらるのが、新鍋選手の守備的シフト。
今大会も、格上相手には必ず新鍋選手を起用していた訳で。
もう一つの案としては、オポジットに攻撃的な選手を入れるパターン。
この場合、アタッカーにはレシーブの良い選手が必要なので、鍋谷選手が出場するんよね。
オポジットの隣に置いてあげる事で、弱点の攻撃力を補えるし。
オポジットとしては、どうしても長岡選手の名前を入れたいから長岡選手にしたけれど、ここに黒後選手の名前が入ってくる可能性は十分にある訳よ。
そうなった時に、サイドアタッカーでも出れる黒後選手の方が、長岡選手よりもユーティリティで、ベンチ入りさせる可能性は高いかな。
そうすると、攻撃的なアタッカーをもう一人入れられるから。
こうなった場合、選択として「鍋谷選手」か「新鍋選手」か?というジャッジになるんよね。鍋鍋コンビね。
一つの可能性として考えられるのが、石井選手をオポジットに置くパターン。
今、新鍋選手が担っている役割を、石井選手に任せるというもの。
それくらい石井選手のレシーブ力って、高くなったと思うのね。
石井選手なら、バックアタックも打てるし、ライト攻撃も苦手じゃないし。
どのフォーメーションでも、攻撃力を維持出来るのが強み。
こうなると、古賀選手の出場の可能性が出てくる訳なんよね。
その場合は、鍋谷選手くらいのレシーブ力が必要にはなるんだけど。
古賀選手がレギュラーを勝ち取るためには、黒後選手以上の決定力、または石井選手以上のレシーブ力が求められる訳で。。。
ひいき目に見ても、古賀選手のベンチ入りは厳しくなってきちゃったよね。。。
来年どうなるか、アタッカーのポジション争いから目が離せない!