女子バレーW杯2019編、第9弾は

チームの精神的支柱【荒木絵里香選手】描いてみますた!

最後、黒後選手とどっち描こうかなって悩んだんだけど、やっぱり荒木選手描かなくちゃなって、思いました。


荒木選手は、メグカナと同級生の84年生まれの35歳の大ベテラン。

身長186cmの恵まれた体格を武器に、長きに渡って、日本代表に君臨し続けている、ミドルブロッカー

共に戦ってきた木村選手にとっては、数少ない先輩で、とても頼りにしていた存在だったと思います。

ただ、以前はどこか自信なさげで、世界戦ではそれほど活躍していなかったんだよね。

ブロックポイントも、そんなに取れなくて、アタックも決定力を欠いていて。
それでも、日本の中では一番だったのか、ずっと試合に出続けていたんよね。

で、結婚して代表引退かなって思ってたら、子供産んで戻ってきちゃうんだからビックリしたもんよ。

しかも、パフォーマンスが上がって、世界相手にも、ブロックポイントを獲れるようになって、とっても頼もしくなって帰ってきたんだから、本当ビックリしたんよ。

子供を産んでからの荒木選手は、以前の自身のなさそうな表情が一変。
「もう怖い物は無い。」みたいな感じで、堂々としていて、非常に頼もしくなって。

「母は強し。」という言葉があるけれど、まさにその通りで。

「自分がいてよいのかな・・・」
極端な表現をすると
「自分なんかが生きてて良いのかな・・・」

という漠然とした不安が、心のどこかにあったりする人も少なくないと思うんだけど

子供を産むと
「私はこの子の為に生きていく」
というような、強い信念が芽生えるというか。

ともかく、子供を産んでからの荒木選手は凄いんよね。

年齢も30を超えて、子供も産んだことで、筋力や瞬発力なんかは落ちているはずなんだけど、
成績が上がっているっていうのは、本当に凄い。

メンタルがパフォーマンスに与える影響が、どれだけ大きいかを物語っている良い例なんだよね。

そんな荒木選手のキャラクター設定は

「鉄腕ママ」

これ、フジテレビが付けたキャッチコピーなんだけど、ピッタリだなって思ったので、拝借いたしました。


さて、最後のオランダ戦を見事勝利で飾ってくれた日本代表。
今回は、全体的に、サーブで崩して相手の速攻を封じたのが勝因だったよね。

オランダ戦は、スタートから石井選手・鍋谷選手の守備的な布陣で臨んだわけだけど。

開始直後から、鍋谷選手のサーブが冴えわたって、連続得点。
合計でサービスエース3~4本は獲っていて、ほとんどセッターに返させる事無く、オランダの攻撃を封じ込めてういたのよね。

第2セットから、オランダのサーブレシーブが良くなって、ちょっと流れが変わったけど。

【鍋谷選手】

やはり前衛時にアタックを決めきれないシーンが目立ったけれど、
今回も2枚ブロックの上を軽打で越えて、コートの隅に落としたアタックは素晴らしかったね。

アルゼンチン戦では、3枚ブロックだったから決まったのかもって思ってたけど、オランダ戦は2枚ブロックで決めたから、十分通用するって事で。

ブロック2枚って事は、レシーバーが4人いるから、空いている所が少ないって事ね。

 

 



このアタックが連発出来ると、かなり強力。
サーブレシーブは時々乱れたけれど、サーブの強さを見せてくれたよね。

【石井選手】

サーブレシーブやディグも素晴らしくて、オランダ戦では一番良かったんじゃないかな。
アタックも2セットまでは絶好調で、オープントスもかなり決めてたね。

第3セットに4ブロックくらいくらったのが響いて、このセット落としてしまったけれど、第4セットでは、また決定力を見せてくれたよね。

ズルズル崩れなくなったのが、今大会で見せてくれた成長の一つよね。

 

【奥村選手】
ミドルブロッカーの奥村選手は、今回も安定した活躍で、ブロックポイントは2だったかな。
それ以外にも、相手のクイック攻撃をブロックしていて、とても良かった。


【芥川選手】

得意のクイック攻撃をブロックされるケースが多くて、荒木選手に代えた方が良いんじゃないかなって思ったんだけど。

この3連戦、荒木選手一回も出てなくて、アルゼンチン戦では、ベンチも外れてたから、何かあったのかなって、ちょっと心配だけど。

芥川選手のサーブはとても良かったね。
オランダに対してとても効果的で、エースも2~3本獲ってたかな。


【小幡選手】

オランダ戦でも大活躍。
少しサーブレシーブ弾かれるシーンがあったけど、ディグをよく拾っていて、素晴らしかったよね。


【新鍋選手】

ブロック2本にアタックも多くて、最終的に20点近く獲ったかな。
たぶん、意図的に新鍋選手に、多くトス上げてて、新鍋選手もブロックされずに良く決めてたね。


【石川選手】
途中から鍋谷選手に代わって入った石川選手。
オープントスも、何本も決めていて、決定力の高さを見せてくれました。
サーブレシーブはやっぱり入らなかったね。
石井選手のレシーブが安定してたから、思い切った策を取れたんよね。

【宮下選手】

今回はトスが乱れる事が多くて、ちょっと力んでしまったかな。
レシーブやサーブは、さすがだったけど。

【黒後選手】

打数少ないけど、2枚ブロック物ともしないのね。
打数が少ないから、なんとも言えないけど、アタック力は一番あるかも。



全体的に、サーブがよく走っていて、理想的な試合だったね。

最後、ヒーローインタビューで、佐藤選手の起用について質問してくれてたね。

中田監督って、アタッカーやミドルブロッカーはけっこう併用して試合ごとに使う選手を変えるんだけど、セッターだけは固定して変えないんだよね。

その意図を、ずっと聞きたかったから、インタビュアーのファインプレーだったよ。

セッターのメンタル的な事をすごく心配していて、出続ける事で得られるものがあるからこそ、使い続けるんだなって、分かったのは大きな収穫ですた。

オランダ戦も白熱して、最後まで楽しませてくれた女子バレーボールW杯2019

と~~~~~っても楽しかったね♪

選手の皆さん、スタッフの皆さん、16日間、お疲れ様でした。

次は、来年の五輪までは、お預けなのかな。。。