『目には見えない守り人達(異次元の方々)との協同作業…その③』

【目には見えない守り人達(異次元の方々)との協同作業…その②の続きです】


温泉に癒され…

食事に満たされ…

大満足な時間を過ごしていた私達家族は、幸せに浸りながら夜を迎えました。


すると、ゲーム大好きな息子が…

「ゲームをする気が起きない~」

と言いながら、ゴロゴロしていて、いつの間にか眠ってしまいました。


そして、旦那さんも…

「なんか眠いなぁ~」

と言ったかと思うと、すぐに寝てしまったのです。


「えっ?まだ8時だよ~」


取り残された私は、暫くの間、テレビを観たり、お茶を飲んだりして過ごしていましたが…

少しして、眠くなってきたので、布団に入りました。


「お湯に癒されたから、みんな眠くなったんだなぁ。

恐るべし、温泉効果…

やっぱり、ここのお湯は、勧めてくれた友達が言ってた通り…
パワーがあるんだなぁ~

来て良かったなぁ(*^^*)」

と思いながら、目を閉じ、眠りにつこうとしました…


が、その時…


ザッザッザッ…


という、何かたくさんの人が移動する足音の様な気配を感じました。


「うん?なんだ??」


目を開けて、周りを見渡すと、何もない…

で、目を閉じると…


ゴソゴソゴソ…


ザッザッザッ…


バタンッ…(ドアの開閉の音らしきモノ)


「えっ??なんか騒がしい」


気になって廊下に出てみましたが、電気も消えていて、シーンとしていました。


この日、宿泊客は、私達だけだったことを思い出し…


「この音の正体は、他のお客さんではないんだよな(((^_^;)



……

………まっ、いいか~

気にしないで、寝てしまおう。」


そう決意をして布団に戻り、目を閉じた瞬間…


『あのぅ~
私は、〇〇〇(名前)と申します。』

(厳密に言えば、もっと…
『拙者は~』的な、現代的ではない、昔の話言葉だったと思いますが…
ここでは現代的な言葉で記します)

という、落ち着きのある、太い男性の声が聴こえてきました。


「なっ、なんだ??」


とっさに目を開けて周りを確認してみると、やっぱり何もない…


そこで、私は、布団に横になったまま、目を半開きにして、ボンヤリ周りを見渡してみました。


すると、すごくたくさんの人が…

私を囲むようにそこにいました。


一人や二人なら…

『うらめしや~』

って感じの、悲しげな、いかにもという雰囲気のある幽霊さんだと感じるのでしょうが…

こんな風に大勢で、ワイワイいる幽霊さん達は、余り、幽霊さんらしくなく…

なので…

私は、怖いという感情を持たずに、その方々とのやり取りを始めました。


「何ですか、皆さんは?」


そんな風に、少し驚きながらも、冷静に聞いている私に対して、さらに、自己紹介は続きました。



ここで、改めて、確認の意味を込めて、最初に記載した登場人物についてのまとめを記します。


*威厳のあるお侍さんTさん
(時代劇に出てくる様な、位の高そうなお侍さんの姿で、時に、鎧姿も見せてくれた)
異次元の方…

*品のある、優しい笑顔の女性Hさん
(時代劇に出てくる様な、着物姿の女性、時々割烹着の様なものを着ていた)
異次元の方…

*お茶目な小さな女の子Kちゃん
(おかっぱ頭で、古い着物を着ていた、身分はあまり高くない感じ)
異次元の方…

*その他、大勢のお侍さん
(家臣の方々という感じ)
異次元の方々…

以上。


その方々は、着物を来ていたり、刀を差していたり、チョンマゲを結っていたりと…

私は、歴史に詳しくないけど、テレビなどで観たことのある時代劇(多分、戦国時代や、江戸時代)風の格好をされた方々でした。


最初に私に声をかけ、自己紹介を始めたのは、威厳のあるお侍さんTさんでした。

Tさんは、このグループ(?)のリーダー的な方らしく…

とても友好的で…

優しい感じで…

何より、最大限に礼儀を尽くして下さる方でしたので…

私は、安心してお話を聞いていました。


「なんか面白いなぁ(*^.^*)」

とさえ感じながら。。。


しかし…

この不思議な出会いは、自己紹介だけでは終わらなかったのです。。。



(つづく)

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