拙僧の寺は法道寺と言います

朝来市和田山町の法道寺という地区にある法道寺です

寺の歴史は、白雉６５４年頃インド出身の法道仙人が

開山されたと言われております。

法道仙人は兵庫県の播磨地方を重点的に開山・開基されていて

但馬地方の真言宗に属する寺院だけでも５～１０カ寺は

あると言われている。

托鉢用の鉄の空鉢を持っていたとされ空鉢仙人とも呼ばれていた。

　　　　摩耶山天上寺の法道仙人

今から約３年前になる

奈良の信貴山で僧侶をしていた時に

「後継者を探しているお寺があるのでどうだと？」

師僧からお話があった。

信貴山は聖徳太子開山の毘沙門天を本尊とする総本山です

その裏手に信貴山の山があり

昔、今NHKの麒麟が来るで、吉田鋼太郎さん演じる松永久秀が

城主だった信貴山城がある。

今そこの地に空鉢護法堂があり竜王をお祀りしています。

ご利益は「一願成就」とされています。

拙僧も

「在家から僧侶になったので何時か一つの寺を持てますように」と

お願いしておりました。

この空鉢護法は平安後期の890年頃に活躍された

命蓮上人が感得された竜王で国宝信貴山縁起絵巻の主人公です

絵巻は3巻あり、その1巻は山崎長者の巻とされており

命蓮上人が空鉢を飛ばし京都の山﨑から奈良の信貴山まで

蔵と米俵を空鉢に乗せて運んで来たと言われております。

　　　　　　　　　　　　　　国宝信貴山縁起絵巻

前出の法道仙人は650年代の方ですが、空鉢を飛ばして

米俵を飛ばして米俵が落ちた所が高砂市の米田になったとの

お話もあり法道仙人・命蓮上人の二人とも空鉢にまつわる

方達のご縁で、今　拙僧はこの寺におると

確信しております。

拙僧はこの法道寺を開運の寺院としております。

又、折々法道仙人・命蓮上人・空鉢の話もアップしたいと

思います。

空鉢伝説とご縁