意識について
意識には私たち個人の意識と
社会全体の意識(集合的無意識)
があります。
そのうち個人の意識は
「顕在意識」(自分で認識できる部分)
「潜在意識」(自分の無意識部分)
に分けることが出来、
顕在意識は
個人の意識全体の３％位
潜在意識(無意識)は
個人の意識全体の９７％位
と言われています。
社会全体の意識(集合的無意識)は
私たち個人の潜在意識に影響を
与えるもので
心の奥深くに潜む
「全人類に共通する無意識」
と言われています。
全人類ということは
言葉や文化の違いを超えて
共通している無意識ということです。
集合的無意識という概念は
カール・グフタス・ユングが始めた
分析心理学から生まれました。
ユングは、集合的無意識を
「気づくヒントを与えるもの」
と定義しています。
言い換えると集合的無意識は
周りの人と自分を繋ぐ無意識
とも言われ
人はこの集合的無意識に
とても大きな影響を受けている
ということになります。
しかし
無意識というくらいですから
ほとんどの人がそのことに
気づいていないともいえるでしょう。
顕在意識は唯一自由に使える意識
顕在意識は唯一個人が自由に
自分の意思で使えるにもかかわらず。
ほとんどの方は
自分の無意識の部分
潜在意識に足を引っ張られ
思考も無意識に望まないものを
受け取っているかもしれません。
もやもやの原因は自分が
望まないことを引き寄せているから
かもしれません。
でもどうしたら
自分らしく生き生きと
理想の現実を引き寄せることが
出来るのでしょうか。
集合的無意識でシンクロが起こる
世界共通の普遍的な意識を
ユングは「シンクロニシティ」
と呼びました。
例えば
「百匹目の猿」(伝播の法則)
などが集合的無意識の良い例
でしょう。
ある一匹の猿が川の水で
芋を洗って食べていると
他の猿も次々と真似を始めて、
群れの半数以上が芋を洗って食べる
ようになったそうです。
しかしある時、川の水が枯れ
猿たちは海まで移動して
海水で芋を洗うようになったそうです。
その時
海水の塩分で
芋が美味しく感じた猿達は
海水で芋を洗って食べる
ことを覚えました。
数年後、
１００匹目にあたる猿が
芋を洗い始めたとき、
その島以外の別の地域に住む猿達も
芋を洗う行動をとり始めたというのです。
一匹の猿から伝播した情報が
一定量を超えたとき
それを知る由もない遠くの猿達にも
情報が伝わっていたのです。
この現象をもとにイギリスのルバーク
という科学者は
誰かがどこかであることを始めると
必ず真似されて広がっていき
その真似が一定数を超えると
エネルギーが強化され殆どの人々の
心から心へ伝播される
といった臨界点があることを
解説しました。
人・動物に限らず植物なども全て
意識の深層部分は繋がっていて
「意味ある偶然」を引き寄せることが出来る
と捉えることが出来るのです。
人にはもともと自動的に
目指す方向に向かっていく仕組み
実現する力が備わっています。
潜在意識に理想の想いを記憶させれば
顕在意識と潜在意識の境目にある
「前意識」で選別されて
顕在意識に理想の想いが届き
実現に向けて行動を起こすことが出来ます。
「前意識」というのは
私たちが注意を払うことで
意識できる領域の意識をいいます。
達成したい願望がある場合は
明確な想い、目標を持つことで
意味ある偶然を引き寄せること
つまりシンクロニシティを味方にし
運を味方に変えていくことに
繋がっていくと捉えることが出来るのです。
シンクロニシティは誰でも引き寄せることが出来ます
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