性をともに学び語り合う会@くしろ
〜子どもたちを地域で育みプロジェクト〜
の秋田です
昨年10月末にインフルになってから
体調が崩れにくずれ、その後2度目のコロナにもかかり、活動休止状態で
気づけば4月も終わろうとしています。
この間、考えない日はないくらい考えを
めぐらせてきました。
そもそも性教育とは?
性教育と聞くと、生理や精通、妊娠やセックス、性感染症のことなど生殖器に関することだと思う大人はまだまだ多いのではないでしょうか。
自分のからだは自分だけのものだから大切
ということを、
そして、自分としてより心身ともに健康に生きていくことを様々な角度から教えていくことだと、
わたしは理解しています。
高橋幸子先生のスライドがありました。
ぜひご覧ください!
たとえば、友だちと手をつなぐ時。
『手をつないでいい?』と聴くことは必要です。
なぜなら、
その人の大切な体に触れるからです。
自分のからだは自分だけのもので
大切なのと同じように、
自分以外の人、相手のからだも、
その人だけのものだから大切です。
だから同意を得る必要があります。
そしてもし、手を繋ぐのが嫌だった場合。
嫌な時は『今はつなぎたくない気分なんだ』などと言って断ってもいいのです。
(危険が迫る場合など、緊急な場合は、
はっきり『イヤ!』ということが必要です)
最初はよかったけど、途中でイヤになった時も
断っていいのです。
手をつなぐというシーンを想定しましたが
恥ずかしくもわたしはですが
相手の大切なからだに触れる時には、
必ず同意を得る事が必要だなんて知らなかったし、逆に嫌をはっきり言えなかったです。
断ったりすることも苦手でした。
キスは自然と始まるものだ、
なんて思っていました💦
オランダなど海外の国では、
性教育の知識を習うだけで終わらず、
実践的に人との健全なコミュニケーションなど
幅広い包括的性教育について、
幼児期から習得していきます。
これからわたしたちの頃より
はるかにグローバルに生きていくであろう
我が子たち。
日本の学校では詳しくは習わないことに不安を覚え、海外では専門家が教えていることをどうやって我が子に教えていけばいいのか?
と膨大な情報にも戸惑っています。
そこで、性をともに学び語り合う会@くしろでは、せめて、自分のからだのことは自分で決められる子どもたちをこの地域で育めないものか?
と考えています。
具体的には、
『自分以外の人のからだに触れる時には
必ず聞くこと。
もしイヤなら断ってもいいし、
聞いた側も断られたからといって嫌われた!
と思わなくてもいいこと』
が共通認識になれば、
少しは生きやすいのではないか?
と仮説を立てています。
釧路市では
ライフデザイン講座という授業があったりと、
20年も前から思春期の性教育に
チカラを入れている地域です。
それでも、
専門家の先生に会えない期間もありますし、
幼児期の子どもたちや、
小学校では教えきれないことは、
きっとたくさんあります。
また、日本の性教育が変わるのを待っている間にも子どもたちはどんどん成長していきます。
試行錯誤しながらでも、
わたしたち親世代がいまできることを学び、
少しずつでも子どもたちに伝え、
実践的に身につけていけるような企画を考え
実行していきたいです。
わたしたちがイヤと言えず生きづらかった歴史を、子どもたちの世代へ引き継ぐのをもう終わりにしていきませんか?
この思いに賛同し、
一緒に活動してくれる仲間を
募集しています!
いまできそうな活動として具体的には
①だいじだいじど〜こだ?などの性教育の絵本の読み聞かせ
②性教育のお悩みを茶話会などで集めて、それを書籍で調べて、わからないところは専門家に何らかの形で聞いてみる
③釧路市にこられている専門家の先生の講演会に参加する
④イヤと言うことの練習ができるワークショップ
⑤同意についての紙芝居づくり
です。
また、
性教育はブームになってきつつありますが、
こちらの記事にあるように
「愛されて生まれてきた」「いずれお母さんになるあなた」といった倫理観やジェンダー観を前提にして語らないこと。
を大切にしていきたいです。
科学的にからだのことを
説明している性教育の書籍を
参考に学んでいきたいと思います。
以下引用です。
母親を知らない子もいるし、虐待を受けている子や理由があって施設で育つ子もいます。同性愛者の子もいるし、将来子どもを産まない選択をする子もいるはずです。多様性への配慮を欠く本が多いなという印象を持ちました。
伝えたいことは、どんな境遇にいようとも、あなたの体はあなたのものなんだよ、だから大事だし、自分の体と心について知ることは、あなたの権利なんだよという、ごくシンプルなメッセージなんだよ。
活動について
気になる方がいましたら
DMをお待ちしています!
このブログは
集ったみんなで学び
対話しながら性教育を広げ、
誰もが生きやすい地域(釧路)を
つくっていきたい!
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と市民活動を始めた1人のママの
活動記録です