70も過ぎて同世代の仲間が集まると、病気の話・薬の話・孫の話、そしてどう死んだら良いかの話で盛り上がる。


しかし、つまらない話で2時間、3時間と酒呑みながら盛り上がれると我ながら感心する。


この歳になれば親しい人や親・親戚の臨終、葬儀の経験も多く、どう死にたいかは他人事では無い。


「やっぱり長患いはごめんだ!」「延命処置はするなよ!」「葬儀は簡単にしてくれ!」


家族に認知症が居たり、長期入院中の親戚等、多かれ少なかれ現実を突きつけられると、酒席のバカ話と聞き飛ばす事も難しい。


発言は心底からの本音だ。


ここから本題。


つい先日ピンピンコロリに直面した。


信頼する友人が他界した。亡くなられる数日前に仲の良い数人でコロナ後初の酒宴。バカ言い合って大笑いでお開き。


突然、亡くなったとの連絡。


「そんな馬鹿な!」と茫然自失。

翌日、霊安室での対面。

翌々日、火葬。


家族にはかねがね葬儀は要らないと言って居たそうで、本人の希望を叶える。


ピンピンコロリの見本の様に亡くなった。


友人の私達でさえ、状況に対応出来ず未だ受け入れ難い状態だから、ご家族の悲しみ如何ばかりかと心痛む。


出来るなら、コロリの前に一週間か十日はくれ!

<ピンピンちょっとしてコロリ> とこれからは言う。


こっちも早晩そっちに行くだろうから、面と向かって「いい加減にしろ!」と言ってやる。


冥福を祈り合掌。