ホットローダー -2ページ目

16歳免許取得!そして即免停!後編

原動機付き自転車の免許合格通知書みたいなものを受け取った後、試験場を後にした。

その帰り道は、おそらく笑顔、軽く笑みを浮かべた笑顔、そして間違いなく奇妙奇天烈。

はたから見れば、「こいつ、なんでじゃっかん笑ってんねん!?」といった感じ。


とにかく嬉しかったはず!だってこれからチャリとはオサラバ!永遠にオサラバ、チャリよ永遠に!

そう、もうね走り屋気分!購入したのは原チャリなんだけど・・・

妄想のみを膨らませて、電車で帰路についたわけ。


家に帰ると、とりあえず地元のツレ(友達)に報告!おそらくツレは聞きたくもない報告。どうでもいい報告。

受かって当たり前だから、それがどうした、みたいな。そんな聞きたくもない報告を受けた被害件数は、おそらく十数件。

弟にいたっては、数時間、聞かされるはめになる。


数日たって、バイク屋から連絡が入った。

納車の連絡だ!待ちに待った納車!もうこの時の感激は忘れなれない。

すげー嬉しかったし、なんていうか、好きな子に告白してOKして貰ったときより嬉しかったような記憶がある。


興奮さめやらぬというか、興奮しっぱなし、たちっぱなしのBADBOY状態!


で、免許証を受け取る前に、原チャリ受け取ってしまった。

これが間違い!大失態!我慢できなかったBADBOYはそれに乗ってバイトへGOしちゃった。

免許の取得試験は合格してるんだからいいはず!みたいな軽い考え。


でも、乗ってる最中に考えた。思い出した。そういえば言ってた。

なんか帰る間際の説明で言ってた。

「この原動機付き自転車の免許合格通知書で運転すると無免許運転扱いになるので絶対に乗らないでください」とかなんとか・・・

間違いなく言ってた・・・どうしよう・・・もうどうしようもない・・・もうバイト先目前・・・まあいいや!

そう、いつもこんな感じだった。軽薄極まりない!小さい頃からそうだった。近所の口うるさいおばさんの家のポストに爆竹入れたら大切な書類燃えちゃって、すげー怒られたりとか、近所の公園に滑り台の下から上にめがけてロケット花火を打ちまくってたら知らない家の庭を総攻撃しちゃって警察に怒られたりとか、その他もろもろ。


まあいいやと思いながら、何事もなくバイト先に到着!へっ軽いもんやな!みたいな。

おれルパーン三世みたいな。そうまさに悪党気分!


で、バイト先の先輩やおねー様がたにも報告!

店長やマネージャーにも報告!


男の先輩なんかには、バイト終わったらちょっと貸してとか・・・

おねー様がたなんかには、良かったな~とか言われて、ちょっと照れ気味になったりとか・・・


まあその日はmy原チャリのことで、話題は持ちきりといった感じだった。

バイト中も、早くバイト終わらんかなーとか、更に妄想を膨らませ続けていた。

そうこの年頃っていい事しか考えない。

今、考えると非常に危険!というより馬鹿!逝ってよし!といった感じ。


で、待ちに待った、その日のバイト終了!

バイトが終了すると、ごみ捨て場に男性スタッフが集まる習慣があった。

おつかれーとか言いながら、売れ残ったハンバーガーなどを食べながら一服するのだ。


一服の最中に先輩達がmy原チャリを交代で乗り回す。

まだ、新車なんで、あんまり吹かさんといてくださいよとか言いながら・・・

とにかく自分の原チャリなんだと、かっこいいと見とれていた。

すげー嬉しかったし楽しかった。


そうこうしてる内に自分の飲み物が無くなったので、買いにいこうと思い


「ちょっと行ってきますわ」とmy原チャリに乗った。


先輩が言った。


「おまえどこまで買いに行くつもりやねん!」


そう、自動販売機までは歩いて30秒程度。

ただ、ごみ捨て場からは見えない場所だった。


ニヤニヤしながら、my原チャリのエンジンをかけた。もう止まらない。誰にも止められない。

走りだしたら止まらないぜ土曜の夜の天使さ~♪

頭の中は横浜銀蝿というウイルスにやられていた。


自動販売機は歩道の上にあった。

その歩道にエンジンをかけたまま、走行したのが運のつきだった。


「ちょっと君!歩道をバイクで走ったらあかんがな!」後ろを振り向くとポリタン(昔の呼び名、今はなんて呼ぶか知らないけど警察官が乗っている単車)が二台いた。すぐさま警察官がポリタンから降りてきて、「免許証出して」と一言!

血の気が引いた・・・今、考えるとほんとっドジ、どんくさい、マジウケルーみたいな。

さっきの先輩に言ったセリフ「ちょっと行ってきますわ」が「ちょっと逝ってきますわ」になってしまった。


この事件から数ヵ月後、たちっぱなしのBADBOYは本当のBADBOY(暴走族)になる。

そう、族時代だったらポリタン見たらすぐ逃げる習性があったので、こんなヘマはしなかっただろうと思う。

しかし、この時点では違った。


もうね、びびりまくり、うわっどうしよう・・・身体全体が震えだして金縛りにあったようだった。


「すいません、持ってません・・・」と一言。


「なんや、免許不携帯か?」とお巡りさん。


そうある意味不携帯。けどこの場合の不携帯は無免許運転に該当することは数時間前に把握していたというか思い出していた。


「いいえ、無免許です・・・」

「違うんです・・・試験は受かってんけど、まだ貰ってないだけ」と限りなく無駄な言い訳をしてみた。

やはり無駄だった。警察官は厳しかった。16歳の少年には厳しかった。お金持ちや権力者には優しいのに16歳のいたいけな少年、しかも親に小遣い廃止制度を問答無用で可決され、仕方なしに必死でバイトをしている非権力者には上から目線で厳しかった。


「ちょっと交番まで来てもらおうか」と警察官。

やべーーーーーーーーー!まさか、こんな夜中に親に連絡なんかせーへんよな?とか頭の中で考えながら先輩達の存在は忘れ去り交番に到着。


その時の状況を色々聞かれた。聞かれている最中に先輩達の存在を思い出した。でも先輩達に迷惑かかると思い、とっさに1人でいましたと嘘をついた。家の電話番号も聞かれた。もう言わざるおえない状況だった。そう16歳の少年ごときが黙秘権という高等な技を使えるわけでもなく、先輩達以外のことは全て本当のことを話した。


その時点で夜中の2時過ぎだったと思う。先輩達はどうしてるんやろう?もう帰ったかな?とか考えてたら、先輩達が交番の前まで来た。


「おまえ、こんなとこでなにしてんねん?」と先輩達。

無免許だったことは、知っている先輩もいたが、ほとんどの先輩達が知らなかった。

でも知っている先輩は警察官に対して知っていたと白状していた。白状して警察官に謝っていた。

「僕が乗るなって注意すればよかった。ごめんなさい・・・」

知らなかったって言えばいいのに、本当のこと言って、謝っている先輩を見て、申し訳ないと思い土下座した。

「すいませんでした!」数秒間の沈黙が続いた。

先輩は「まあ、いい経験とは言えないけど、これからはルール守ろうや!」と言ってくれた。

警察官が先輩達に、「君らは、もうええから、夜遅いから早く帰りなさい」と言ったので先輩達は帰った。


その間に別の警察官が自宅に電話していた。

夜中の3時だ。


おかん(母親)が来るんやろうか、それともおとん(父親)?

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! おとんが来た!交番にやってきたおとんの形相は完全に怒り狂っていた!普段はおだやかな性格で陶器なんかを造りそうな雰囲気のおとんが陶器を造るのではなく、自らが闘鬼と化していた。


交番に入ってくるなり、ゴルアァァァァァァァァ━━━━!!!!! と叫びながら、真っ直ぐに右ストレートをmy顔面のど真ん中に打ち込んできた。クリーンヒットだった。ぶっ倒れた!勝者は闘鬼だった!いやっ、おとんだった。真紅の優勝旗のかわりに真紅の鼻血がおとんのシャツに飛び散った。おとんはすかさず、次の攻撃をしかけようとしたが、レフリー(警察官)が試合をとめた。レフリーの判断は適切だった。


おとんの、あまりの激怒加減に警察官もたじたじだった。それがおとんの作戦だったということは後でわかった。

おとんは自分が怒られるのが嫌だったらしい。それと早く帰って寝たかったらしい。警察官などと遊んでる時間がもったいないと思ったおとんは、言葉よりも行動で自分の言いたいことを警察官に伝えたのだった。


ある意味すげー奴だと思う。おとん伝説は今まででも色々あるが、機会があれば書く事にする。


おとんが来て5分後くらいに交番より開放された。しかもおとんはタクシーで来ていたので、パトカーで家まで送ってくれた。

警察が自宅に電話して親を呼び出した時点で交渉成立していたのだった。帰りは送ってくれるんやったら息子を迎えに行くと。


パトカーの中では全員無言だった。


パトカーから降りたおとんは、警察官に深く頭を下げ無言のまま家に入っていった。

長い一日だった。喜怒哀楽という言葉の意味を考えさせられる一日となった。


その数週間後に一発免停通知が届く・・・若気の至り・・・しかしこのような出来事が後々ボディブローのように効いて、我人生にダメージを与え始めるとは、この時点では全く考えもしなかった。


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16歳免許取得!そして即免停!前編

中学3年の初め頃までは学力はそこそこ上の方だった。

でも、夏休みを終える頃には、かなり学力も低下し、たいした高校には行けないほどになっていた。

特に原因があった訳ではないが、なんとなくやる気が失せたのだろう。人生早々に燃え尽きたのだろう。リングサイドで真っ白に燃え尽きたのだろう・・・

まあ、とにかくあまりにも早すぎる完全燃焼によって、全く行きたくない男子高に行くはめになってしまった。

しかも私立でお金もかかる・・・親には申し訳ないことをしてしまったと・・・常々思っているが未だに恩返しが出来ていない状況・・・


限りなく普通の中学生活を終えて高校に入学した。学校は想像以上に面白くなく、毎日が憂鬱だった。同じ中学から仲の良い友達も同じ高校に行っていたが、クラスは別々だった。たまに学食で一緒に昼食を食べるくらいだった。


クラス内では、友達を作ろうとしなかった。石ころ帽子をかぶっていた。

石ころ帽子←ドラえもんの道具


人見知りだったのか、劣等感があったのか、自分でもわからないが、クラスメイトに対して心を開く事はなかった。

席が窓際だったので、授業中はよく空を眺めていた。空を眺めると落ち着く自分がいた。ずぅぅぅ---と向こうに行ったら何があるんやろう?とかよく考えてた。色々あるんやろうな~見たことないものや人とか、いっぱいやろうな~って。でも最後は自分の後頭部やなとも思った。

そのせいで先生によく注意を受けた。注意を受けてもその癖はなおることはなかった。


クラスで一人ぼっち感があった。だからと言っていじめられてた訳でもない。そんな自分が唯一楽しく思える場所があった。

地元だった。地元から高校まではチャリ全速力で約30分くらいだった。

30分以内で行った場合は死ねた、リングサイドで真っ白状態だった。


学校が終わると、チャリで全速力で帰った。全速力で帰ると、当時夕方4時からフジテレビ系列で放送していたバラエティ番組の夕やけニャンニャン」を見ることができた。同じ世代の方はご存知の、おニャン子クラブが出演していた番組だ。


「夕やけニャンニャン」を見終わると、バイトだった。高校生になって親からの小遣い制度が廃止された。ひどい話である。

強制的廃止!断固抗議すべき!抗議した。マッハで却下された。


こんな感じ↓


16歳の俺「なあなあ、おかん」


おかん「なに?」


16歳の俺「小遣いの・・」


おかん「あかん!


「小遣いのことやねんけど、中学の時と一緒でいいから小遣いなしっていうのはやめていただきたい!」というつもりだった。


最後までしゃべれなかった。


その頃、おかんは家族内で最強だった。世紀末覇者ラオウだった。いやっ!サウザーだった!弱点がなかった。


というわけで、バイトしていた。ファーストフードでバイトをしていた。

小遣い廃止制度の影響もあるが、バイクの免許やバイクも欲しかったので勉強よりもバイトだった。


バイトは楽しかった。なにせ女の子いっぱいだから楽しかった。特に高校が男子高だったので、雌には敏感だった。

もっと幼い頃から彼女みたいなものがいたのだが、高校に入ると同時にいなくなっていたので、バイト先はパラダイスだった。

パラダイスとは、転じて悩みや苦しみのない幸福な世界・境地らしい。そう、まさにそんな感じだった。


確か、バイトを始めて一ヶ月目の給料で免許取る前にバイク屋に行き原付を注文。納車までには約10日くらい待ってといわれた。

金は一括で支払い、残すは免許取得だけだった。


数日後、免許の試験を受けに行った。もちろん、それまでに本を買って勉強はした。

自分で言うのもどうかと思うが、元々頭は良いほうだったので当然一発合格だった。←ていうか、全然自慢出切る内容じゃない・・・ほとんどの人が一発合格してると思う。あっ、でも例外がいた。地元の同級生で、8回目にやっと合格した奴がいた。なぜ、そんなに合格できないのかを、友達数人で問いただしたところ、とてつもなく意外かつ悲しい結論に達した!なんと漢字がほとんど読めないという、なんともまあ驚きの知能、外国人なみの(日本語)語学力だった。まあ、そんな彼でも合格できるって試験内容が問題かも・・・

それはさておき、試験の合格発表後に合格者の方はこちらの部屋へみたいな感じで集合させられた。


免許の写真撮影などを終わらせた後に貰ったものは、原動機付き自転車の免許合格通知書みたいなもの。

そう、当時はすぐに免許をくれなかった。合格後、約1~2週間後に再度、受取にいかなければいけなかった。


その約1~2週間の間に事件が起きた・・・To Be Continued


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