ゆめひつじの、ほっとしよう。 -4ページ目

ゆめひつじの、ほっとしよう。

国内外ともに、インスピレーション感じるままにファインダーに収めたフォトギャラリーと言葉たち。

new sunrise 時が変わり

ここから
新しく
生まれた時間を

そっと抱きしめて

時の波を
泳いでいこう









† † † † †
(江戸川)

朝陽、のようなものに抱かれてじっとたたずんでいたい時間というものが時折訪れます。

こちらもパネル展示作品です。実際は朝陽ではなく夕陽なのですが…。
綺麗に映った光の具合が照りつける、昇る陽のように感じられて。

sunsetの色彩とは違った、モノクロならではの色。
どんな色に映るかは、あなた次第?
hoshi見上げてごらん夜の星を(CCCD)

心を洗う、静かなひととき。

幾度もさまざまなアーティストにカヴァーされてきた、坂本九さんの素晴らしい曲です。
聴く度に、夜空を見上げているような感覚に覆われ、言葉では言い表せないものをもこの一曲に表現されているような気すらしてくる。

そんな詩を書いた永六輔さんも偉大ですが、原曲である坂本九さんの明るくもしっとりとした静寂を漂わせる歌い方が、言葉を失わせます。

余分なものはいらない、ただそれだけでいい。
そんな、幸せを祈る想いと、夢を追う心。
苦しみさえも幸せにできるような、共に生きる美しさ。
すべてが、この中に。

そうして浮かび上がる星々を眺めていると、不思議なもので、本当に空を通じて祈りが届きそうに思えたりします。
しんとした、空間の中にただそうやって見上げている。
たったそれだけのことだけど、それだけで少し心が軽くなったり、澄んだ気持ちになれる。

なんとなく、乾杯したくなる一曲です。
timecup時にのって
うかびあがる

あたたかいもの

ほっと、
ひといき

大切なもの
そっと見つめて


* * * * *

なんとなく気軽に雰囲気で立ち寄ったカフェでの時間は、ゆったりした気持ちにさせてくれます。
それが、コーヒー一杯でも。

この時はしっかりと食べましたが♪
落ち着いた空気のある場所は、どことなく惹かれますね。
cloudwave時折
やってくる

風が運ぶ白い波

大きく
小さく

ひとつになって
とけこんで



◇ ◇ ◇ ◇ ◇
(東京都内)

秋だというのに、青い空と暑い時間が迎えてくれました。
びっくりするぐらいに、晴れ渡った空。とても気持ちのよい日。

歩きながらなんとな~く上を見上げるのが習慣になりつつありますが、そんな時にこういった瞬間に出会えると嬉しくなります。
このところ曇ったり霞んでいたりでなかなかこういうブルーを撮ることができなかったので。

連なった雲が不思議と押し寄せる波に見えたり。
何だかちょっといいことがありそうな発見でした。
together空と
雲と
太陽と

その向こうに見える
光る水面

ただひたすらに
共にあるこの時を

じっと見つめながら










◆ ◆ ◆ ◆ ◆
(江戸川)

市川から眺めた風景です。同じ景色でも、小岩側からは違って見えるものでしょうか。
川を挟んで東京都、花火大会には河川敷が人で埋め尽くされます。小岩側の方が人は多く感じられ、いつも反対側からその光景を見ていました。

高1の時の初のパネル展示作品で、全紙サイズだったので自主作品の目玉としてかなり気合いを入れていました。
定番となりつつある夕暮れ時ですが、この写真が初の夕暮れ作品です。
これをきっかけに、写真の魅力に気付いたと言ってもいいほど。特にサイズが大きかったので、自分の中でもインパクトがありました。
当時のタイトルは“哀愁”で、今思うと少し恥ずかしいものがありますね(笑)。

撮って、現像して、焼いて、パネル貼り。
とても大変でしたが、あの時の感動は今でも忘れられません。
best酒とバラの日々~ベストオブ・オスカー・ピーターソン

甘いムードの天使、ジャズピアノの王様。

繊細なタッチと奏でる音が紡ぎ出す、彼独特の世界。
優しく心に触れるような、指先の感覚を思わせるようなリズムは一度味わうと離れられなくなる。

ベストの収録曲はどれをとっても素晴らしい曲目ばかりで、有名なものが多いですがそれをまたオスカー風にアレンジしてしまうから素敵!
曲を知らなくても聴いただけで、彼ではないかと分かるような特有の弾き方はオンリー・ワン。
一瞬にして、ジャズの世界に引き込まれるような、彼のピアノが醸し出すムードは愛すべきもののひとつ。

私もピアノを弾いてた頃に試みたことがありますが、ソフトさを出しながらもハートが弾けるような音を導くのは、かなり難しいです。
この以前のジャケットはママレード・ジャムの瓶を倒した写真で、まさにそんなイメージ。
faraway遠くに
見える
あなたの笑顔

きっと
この空の下
同じ時を
刻んでる



◇ ◇ ◇ ◇ ◇
(長野)

ウサギ連れの旅で訪れた場所です。夏でしたが、空を突き抜けるようにカーッと晴れたような日でした。
こちらもパネル展示作品です。

建物と空を見上げる角度が好きで割とよく撮ってしまいます。
建物が空に向かって背伸びしているような気がする時もあって。

この時からだいぶ経って、今は遠くに住む友人も多いですが、時折近くに感じられる瞬間があります。
そういう時間を、大切にしたいですね。
sunset 落ちる夕陽


ゆっくりと

さぁ

これから
新しい日が始まる



○ ○ ○ ○ ○
(金沢)

画像表示がクリックしないと小さすぎてすみません。
そのために暫くアップするかどうか悩んだのですが、どうしても載せたくて無理矢理入れてしまいました(笑)。

闇に落ちる中で、静かにこちらを見つめている夕陽。
何かを語りかけてくるようで、あるいは自身が何かを語りかけているかのように。
ただ、そうやって見つめる中、新しい何かが芽生えたり、生まれたりする気がする時がある。

それは自分でしか感じることのできないものだけれど、もしそのことに気づいたら、それを確かめにいきたいものです。
木漏れ日きらきらひかる
やわらかい雫

ほら
手をのばせば

あなたの
両手いっぱいに
あふれてくる



○ ○ ○ ○ ○
(代々木)
公園のベンチから見上げて撮った光景です。木々のざわめきと、すきまから見える光は何かあたたかいものを投げかけてくれる気がします。
目を細めると、その先にある何かが見えるような気がして、つい、手をかざして見上げたくなる。

大空のきらめきとは違った、別の自然を通して受けられる、和める空間。
あなたのそばには、どんな光が降り注ぐのでしょう?
時の記憶遠くを見つめる
あなたの中に
とどまる記憶

懐かしいこと
そのすべては

進むためのもの



○ ○ ○ ○ ○
(代々木)

高い建物があまりない場所や、坂の上など、ひらけていて空が大きく見える所はいいですね。
建物の隙間から見える空も表情が違って面白いですが、やはり何もない空間に広がる空が感動は大きいです。
坂をのぼった時、視界が不意に開けた時、広がる空間。
どきっとするような、わくわくするような。

きれいな空の色が目にはいると、まるでそれが降りてくるような、あるいは抱かれているような錯覚が起こる。
そんな時は、そうしてそのまま抱かれていたいなあ、と思う。
日常の色んなことを忘れて、広がる空に心が吸い込まれていくように。