誰が、こんな僕を愛してくれる?

生活のためとはいえ、男に身体を売るなんて

僕だって、本当は嫌だ

身体と心は違うらしいけど

一晩の相手

終われば追い出される

あの方を除いては

兄さんは僕を愛してくれている

僕も愛している

けれど、あの方はまた違う感覚

僕の心の奥に、火種を残している

抱き寄せられる度に、火種が疼く

兄さん

兄さんを愛しているのに、僕の身体はおかしいんだ

ごめん、兄さん

散りゆく桜を見つめながら、僕はささやく
桜が僕は好きだ

雪にも見える、ハラハラと散ってゆく

散りながらも、人の心を揺さぶる

おい! 行くぞ

僕を呼ぶ声 慌てて追いかける

あの人の隣には僕がいなくちゃ 誰にもいさせない

行き過ぎる人が、チラチラと僕を見る

慣れてるけど気持ちは良くない

男か、女か考えているんだろう

この顔のおかげで辛い目にあうことが多い

その度に、僕の隣にいるこの人は傷を増やしていく

ごめん、、、