今朝は朝礼当番だった。
日経を買って、電車の中で記事チェック。医療費の記事がネタに使えそうだ。それにしても、いつから値上がりしたんだろう。
駅に着き、まいぴーの不在を振り払うべく、iPodでショーヴランの復讐の歌を聞きながらトアウエストをのぼる。
我ながら歪んでいると思うけれど、復讐がテーマの曲が好きだ。
じりじり際限なく積み上げていけるプラスのエネルギーと違って、負のパワーには限界がある。一方で、ものすごい爆発的なエネルギーを持っているのでモチベーションの起爆剤には有効なのだ。

まいぴーは先週退社した。
‘お世話になりましたスピーチ’の予行演習を聞いてるだけで涙が出てきたのに、当日は会社に腹が立っただけだった。
たぶんこれからどんどん寂しさを実感することがでてくるんだろう。

今日のお昼は営業先のオジサマ……もといお兄さんがたとごはん。
転勤されるからお別れランチなんだけれど、思えばものすごいかわいがってもらった。
人間関係って不思議だ。
いまだに一件も契約もらっていないのに、一生忘れない人の一人だと思う。

相変わらず顧客のアポイント取りとフォローに追われる日々である。


今朝、営業先の企業へ出向く前に一人の顧客の勤務先に電話した。
担当企業の大阪支店に在籍している、そのアリモト様は、私が名乗り、電話の目的をつげるといたって不興げで、

「前の担当者の方ね、いっぺん家へ来られたんやけど、それっきり何もなしやねん。ほんまエエ加減で、会社の体質か思うわ」

「まあ、あなたに言うたかてしかたないんやけどね。あなたを責めるつもりはないけど」

と言いつつ、明らかに私を責める口調。それも仕方がない。

このまま解約されると大変なので、電話口で見えないのも承知しながら平身低頭お詫びした。
そういう姿勢って、言葉や口調に表れるものだ。

担当者が居ても、辞めるとき挨拶しないばかりか、担当しているのに何もアクションを起こさない、常識外れでプロ意識に欠ける人は大勢いる。
怒られるのも無理はない。

これまでのぶんも埋め合わせするぐらいフォローするので何とかお時間くださいと頼み込んだ。

「そんなん、先のことなんかわからへんわ。今週はもう無理やし」

と仰るところを、そこを何とか、来週でもかまわないのでっと嘆願し、

「今日の2時か3時やったら空いてるけど?」

という言葉をひきだすことができた。

急も急、突然すぎてバタバタになることは目に見えていたけれど、このチャンスを逃すわけには行かない。
では3時に会社へお伺いします、と言って電話をきった。
それからが大変だ。
会社の最寄り駅からは、44分かかるところにアリモト様はいる。
私はだいたい12時半すぎに会社を出て、12時過ぎに営業先へ到着し、13時過ぎに終わって14時前に帰社するのだけど、余裕をもって3時に間に合わせようと思ったら、14時の電車に乗らなければならない。

自然、時間は押せ押せ、巻き巻きになり、大急ぎで必要な書類をつくり、アリモト様が加入中の保障内容を説明できるよう勉強し(大昔のプランなのでとっくに販売停止になっている)、さらに最新の保険切り替えプランをねって、切り口を考えつつ設計書を作る。

その間に普通の昼の営業で使うツールを作り、さらに夕方の営業の準備をした。


昼、帰社したのは奇跡の13時半。
昼ごはんは3分で食べ、どうにかこうにか身支度と準備を済ませ、45分過ぎに会社を飛び出し、すべりこみセーフで電車に乗る。
大阪の地下鉄の勝手がわからなかったりでちょっとイレギュラーなことも発生したものの、3時ぴったりに会社の受付へ到着した。
アリモト様は電話ではあんなに怒っていたのにすごくいい人で、初対面にも関わらずちゃんと話ができた。

今年社会人の息子さんを紹介してもらう約束までとりつけ、アポは無事終了。

その後はいつもの営業先へ行くだけでよかったけれど、たいへんな一日だった。

(2009年4月)

先日仕事帰りに野球観にいってきました。

野球観戦人生初体験。

朝、なかよくしてもらってるお客さんのひとりから


チケット余ってるからおいで~


というメールが来て、ものすごく忙しかったのだけれど、必死で仕事を片付けて、まわせるものは翌日に回して、行ってきました。

私はスポーツが好きなわけじゃないし、こんな機会でもなけりゃ観にいけないだろうと思って。

いい経験になりました。


最近、この3月末で退職した営業が受け持っていた顧客がどっと大量に回ってきて、それぞれフォローもできてなかったりで、とても忙しくしています。

アポとりのために電話をかけると、その電話番号は現在使われていなかったり、働いているはずの会社に電話すると、同姓同名、字まで全く同じ人が何人もいて面食らったり。

保険会社の契約上の電話番号はたいてい自宅が登録されていて、保険料はたいてい集団割引があるお給料天引きになっている場合が多いです。

自宅にかからない場合、集団先の会社を調べて、職場に電話し、本人につないでもらうことになっています。

今日電話したとある契約者さまの例を出すと、

アリナベさんは集団引きにはされているものの、契約日から現在にいたるまで何度も転勤。

記録には、○○市援護団体と書かれており、まず104で代表電話を調べてTEL。

親切な受付嬢の骨折りで、アリナベワタルという名前の方は何人もいることが判明し、とりあえず、いる可能性のある部署を全部教えてもらいました。

かたっぱしから電話をかけて、何件目かで、ようやく本人と話ができました。


自宅番号がデータに登録されてなければ104で調べ、それでもわからなければ集団引きの会社を調べ、その会社の電話番号を調べ、会社に電話して本人がまだ勤めているか調べてもらい、今もいるとわかると、その職場の番号を教えてもらい、職場へ電話して、運が良ければ本人につながる。

本人につながらなけりゃ、出勤する日を教えてもらい、確実につながる時間を教えてもらう。

本人につながっても、挨拶は電話だけでいいと言う人や、果ては解約しようとする人まで出てくる始末で手に負えません。

こんなことに時間が費やされてしまうので、仕事上最も重要な、新契約を取ってくるのもおろそかになるほどに忙しいです。


私と同期たちは慣れないことで必死のぱっちでやってますが、先輩たちは涼しい顔でこなしていきます。

その上新契約までがっつりゲット。

それも、よくあるGNP(G:義理 N:人情 P:プレゼント)などではなく、強引にもせず、かける元では最小限に、お客さんに納得してもらえている契約。

どこにそんな時間があるのか。

ほんまにすごい。


営業は元気が一番と言うけれど、先輩たちはみんなものっすごいパワフルでほんまにテンション高いです。

うちの部署自体、平均年齢27歳という若さなので、内輪だけで飲み会やると大変なことになります。

超前向きで、サバサバした性格の人ばかりなので、人間関係は最高。

が。

そのぶん仕事にはめちゃくちゃ厳しいので、契約がとれないとおっそろしい目に遭わされます。

新人はそれが嫌で、脚が棒になるまで歩き回るのです。


私・・・今月どうなるのかなあ。 (2009年3月記)

先週頭に課題を提出して以来、やっと抜け殻状態から脱しました。

雑誌の校了明けってこんなんなのかなと思ったり…。


突然電話をかけて妙ちきりんな質問をあびせたにも関わらず、快くお答えくださった友人の皆様、ご協力誠にありがとうございました。

みんな面白いくらい最初の反応が同じでした。まず「へ?」と聞き返し、「…………うーん」と考えこみ、「………。( ̄~ ̄;)」さらに沈黙をかさね、「むずかしー!」と叫ぶ(笑)。

おかげさまで、大学時代の恩師に取材したインタビュー記事は無事書きおわりました。

が、読み返せば読み返すほど直したいところが出てきます。

果てしない作業でした。名古屋へ取材に行き、(日帰り鈍行で!)2時間半に及ぶインタビューの真似事をし、帰って一週間もかけてテープに起こし、さらにそれを印刷したものをみながらどこをどう使うか検討。

紙原稿なら3日、メール提出なら5日朝9時までに提出という締め切りにも関わらず、3日になってもまだ記事じたいは1文字もかけてないという体たらく。

4日に起きて、があーっとやりました。飛ばして飛ばして、シューマッハより飛ばして書いて、徹夜で書きました。テープ起こしを読むと、よくまあこれだけバラバラにしたなあと思います。

まとめる作業は、シュレッダーのダストボックスから一枚の紙を再現しているようで、まったく気が狂いそうでした。それもこれも自分の段取りの悪さと準備不足に起因するところなんですが。

送信したのは5日8時6分。どんだけぎりぎりやねん。そこから抜け殻になって会社に向かいました。

そやのに、昼間チェックすると、事務局からデータが入っていないという返信メールが。

それって、もしかしてまたメール送らなあかんってこと? もう無理・・・。 午後から振り替え休日をとっておうちに帰りました。

そこから仮眠をとって、また夜通し爆走。推敲しまくり、送ったのは朝5時過ぎでした。

その日も、帰ってから死んだように眠りました。

次の日からは完全に魂抜けた抜け殻状態。寝不足で本当に身体壊しそうでした。

やっとそこから脱出しつつある今日この頃です。