蜃気楼帰り際にさ 地下のシティにすいこまれ外の世界はまぶしすぎて ぼくの帰るべき場所は もうぼやけて蜃気楼さえ 夢に見るしまつなんだすりきらしたマスクは 耳を赤く染めこのまま疲れた身体を かたむけれずに傷ついた 翼はあの日のままで休めることさえ ゆるされずにあの日に戻れたらなんて 思い浮かべながらバッテリーが切れた ヘッドフォンには差し込まれたプラグに 無情で 宛名のない レターをずっとさがしてる