カーネギーといえばアメリカの「鉄鋼王」アンドリュー・カーネギーを思い起こしますが、
この純喫茶カーネギーとは微妙にスペルが違うので、そのつながりは無さそうだ。
しかし、かつては沼津も多くの純喫茶が軒を連ねていたと聞きます。
当時はこのカーネギーの名に恥じない賑わいがあったに違いありません。
ちょっと見落としがちな入口ですけど、沼津駅前に店を構えて半世紀近くは経つという老舗中の老舗、
たとえ地味でも半世紀にもわたり沼津駅前を見守り続けたその功績は色あせることはないでしょう。
静岡の純喫茶ではよく見かけるトミヤコーヒーの看板が目印。
沼津駅に着いたらまず駆け込もう、「純喫茶カーネギー」です。
階段登ったらドアは無いため即入店になるので、入口あたりでメニューを吟味しておかなければならない。
しかしこの見本、どれも妙に大きくね こんなのリアルに出てきたらフードファイトものだぞ
開店直後だったこともあり、先客はわずか2名。
後から来た客を含めても、このカーネギー創業時には既に生を受けていたであろう世代の方々ばかり。
一度ぐらいリニューアルはしているんでしょうけど、このカーペットやイスに経年の渋みを感じます
今まで数え切れない人たちに踏まれて揉まれてきたんだろうなあ。
ゴージャス系ではなく、黒や茶色などの渋めの色に統一されているのも、老舗純喫茶の貫禄さえ感じられます。
モーニングタイムなのでモーニングメニューよりDセット550円。
これ全て注文を受けてから調理しているのがよくわかりましたよ
スクランブルエッグやほうれん草は炒めた香ばしさがよく出てるし、ロールパンもサクサク
ここは少しフンパツしてDセットEセットあたりのほうがより幸せな朝の果実を得られるかと。
その辺でよく見かけるホットドッグに比べるとずいぶんと小ぶりですが、これでいい。
純喫茶の客層を考えれば、欧米人が片手がかぶりつくようなあんな巨大なもので欧米かぶれする必要なし
むろんウインナー1本であってもちゃんと炒めてありますとも
ただ何故かコーヒーはめちゃ量が多かった…
口コミじゃパフェやグラタンはかなり量が多いとかなんとか。モーニング以外は実は盛り重視系純喫茶
入口の見本もあながち大げさでもないのかも。
純喫茶の名前が残っていたのは伝票のみ。本店ってことは、かつては支店もあったってこと?(ノ゚ο゚)ノ
やっぱり昔の沼津は純喫茶どころだったんだな。
レジやってたご主人と思われる方が結構なお年で、跡継ぎいるのかなあとちょっと心配です。
沼津も富士山の世界文化遺産登録の恩恵は大きいかと思いますし、今ある沼津純喫茶にはプラス効果?
これからも沼津の玄関を見守り続けてほしいものです。
☆★☆純喫茶カーネギー☆★☆
住所 静岡県沼津市大手町5-2-1 小島ビル2階
営業時間 9:00~21:00木曜休
メニュー 昼時通りかかったらランチメニューも出ていた気がします
というわけで、沼津の純喫茶をご紹介します。
滞在時間わずか5時間という過密スケジュールでしたが、あと純喫茶ランチ1軒・先生1軒続きます。