「被災した子どもと家族の支援・ケア」全国ネットワーク

2011年3月24日



              特定非営利活動法人 子どもNPO・子ども劇場全国センター

この度の東北関東大地震により被災されたみなさまに、重ねて心からお見舞い申し上げますとともに、犠牲になられた方々とご遺族のみなさまに対し、深くお悔やみを申し上げます。


 日を追う毎に悲惨さを増す現地の惨状、避難している方々への水・食料・毛布等の不足、乳児・幼児・児童をかかえた母親たちの不安げな様子、薬が必要な方々の健康不安、子どもも大人も、体力気力とも限界になりつつある状況が映像を通じて伝わってきます。被災された皆様は皆で協力して辛抱されながらも、一刻も早い生活に密着した救援・支援を切望されています。
 こうした状況を見るにつけ、何かできることはないだろうか、何かしなくては・・・と、ジリジリ歯がゆい思いが募ります。そうした中、震災発生から2週間が過ぎようとしています。
私たちは、将来的な支援ビジョンを持ち、以下の提案をいたします。この重大事態に鑑み、積極的に賛同・ご尽力いただけますようお願いいたします。

 この支援は、いま目の前で起きていることへの、私たちの無念の思いを無に帰することなく、『中期・長期にわたる継続的支援』を子どもたちに届け、「今」すべきことを開始するためのアクションです。
親や家族をなくした子どもも多数いると思われます。
もうすぐ新学期が始まりますが、学校そのものが無くなった地域も多数あります。
仮設住宅でコミュニティを離れた生活をする時が続くでしょう。
また、病院に入院している子どもやそのご家族の不安もさぞかしのことと思います。
それらを視野に入れ、癒しや気持ちの安定につながる芸術文化プログラム「ホッとアートプレゼント」
http://hotart-present.jp/ や、傾聴による子育て応援ダイヤル「ママパパライン」等、現地の子どもNPOとの連携を図った活動を進めていきます。

 なお、「被災した子どもと家族の支援・ケア」全国ネットワークは今後、可能な限り全国的な子ども系の団体と力を結集し、今後数年はかかるであろう被災地復興にむけての『持続可能な支援』ができるよう働きかけと発信をしていきます。

■「被災した子どもと家族の支援・ケア」全国ネットワークを、子ども劇場全国センターのもとに立ち上げ、被災地を支援する活動を支える目的で、寄附(募金)を募ります。

支援金は以下の郵便振替口座に振り込んでください。

郵便振替:00100-0-34950  子ども劇場全国センター

なお通信欄に、必ず「被災支援」と明記し「氏名・メールアドレス」を書いてください。


★こちらのコーナーは、これまでに実施した会場のレポートを順次おアップしていきます。

「ホッとアートプレゼント」って、どんなこと?って、興味を持っていただいた方、

のぞいてみてください。


  (…プライバシーを守るため、病院名や個人が特定できないよう、リライトしてあります)


××年××月××日のある小児病棟 




★本日のホットアートプレゼント開演は午後1時半から・・

なのにお昼前から、招待状を持って会場の前を行ったり、来たり……

何が始まるのかと、ソワソワと落ち着かない小学生の子どもたち。


ポスターを見ていた男の子が女の子にささやいた。

「びりってさ、身長が5メートル30センチで、さくちゃんは3メートルかな」??

楽しみに待っている間に想像力がめいっぱい膨らんだのかもしれない。

会場に入るとき、招待状をしっかり握った子が多かった。

準備した椅子がいっぱいになり、立ち見の人もあった。


始まってからもだんだん人が増えていって……

会場のドアからは、入りきれない病院スタッフが

廊下に鈴なりになって覗きこんでいる。


院長先生の挨拶で始まったクラウニングシアター。


びりとさくちゃんが登場し、次々とマジックやマイム、

ジャグリングをやるたびにみんな楽しそうに笑っていた。


紙コップのジャグリングでさくちゃんのご指名のもと、

医師の「Fちゃん」が登場すると場がいっそう盛り上がり、和んだ。


皿回しに挑戦した男の子の、成功したときの誇らしげな笑顔が印象的だった。


お母さんの話では、前日から楽しみにしており、

今日も前に出たくって一生懸命に手を上げていたとのこと。


ストレッチャーで参加した女の子が一生懸命に見ていたと、

付き添いの保護者の話。


「途中からは、子どもの顔ばっかり見てしまいました」と

保育士の方の話。


最後のバルーンアートプレゼントのとき、

みんなうれしそうに手を上げてもらっていた。


後方に座っていた中学生くらいの女子たちは、

なかなかバルーンが欲しいといえなかったがずっと待っていて、

お花の指輪をもらって本当にうれしそうだった。



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…… 実施後アンケートとヒアリングから


【子どもの声】


・さい後にふうせんで、キリンがえさを食べてるのを作ってもらって、すごく楽しかった


・パントマイムのカバンが動かないところがすごくよかった!!


・手品とかはじめてみたけどすごかった。すごくたのしかったです。


【保護者の声】


・朝からドキドキワクワク待っていました。

 皿まわしをさせてもらい、はずかしがりながらとても喜んでいました。


・難病で以前4ヶ月入院していました。今回は主治医の先生が誘ってくださり

 本人もすごくよろこんでおりました。ありがとうございました。


【医療関係者】


・びりとさくちゃんを見るのがとても楽しみでした。

 長い間の入院、つらい入院の中で心の中からの楽しみを感じてもらえるのかなと

 期待と不安があったけど、子どもたちの顔を見ると、

 あー本当に良かったと思いました。

 自分がどうしたいかではなく、子どもの気持ちを大切にしてあげたいです。


・子どもたち(特に幼児~小学校低学年の子)がいっしょになって参加しているのが印象的だった。


・どの子も目をキラキラさせて見ている姿や、本当にびっくりしている顔、

 「こわいけん見ない」と言っていた子がゲラゲラと笑っている姿、

 いつも病気を治すことに懸命な先生たちの楽しそうな顔、本当に良かったです。


・寝たきりで、意志をうまく出せない子が、声をたよりにか動きを追っているような様子もあって、

 新たな発見でもありました。




ホッとアートプレゼントは、入院している子どもたちに、パントマイム、人形劇、マジックなどプロのパフォーマンスを届けて、子どもたちに感動と喜びの体験をプレゼントしようという活動です。

合わせて、親や家族、医療現場の皆さんにも、子どもたちの笑顔を通じて、ホッとする癒しの時間でもあります。


特定非営利活動法人 子どもNPO・子ども劇場全国センター が、全国のコーディネーターを通じて運営しています。