発達障害ではないけど、微妙な位置にいる【グレーゾーン】の子を持つ親御さんにアドバイスです![]()
グレーゾーンの子供は誤解されやすいのと、まだまだ周りの認知度が低い為、堂々と周りに話しておいた方が後々楽です。
子供は嫌がるかもしれませんが、私は学年が変わる度、担任の先生に話していましたし、近所のママ友や同級生のママ友にもためらいなく話しました。
初めに先生に話しておくと、先生も配慮してくれます。
なので、トラブルを回避することができます。
長男が小4になったばかりの時、クラスも担任も変わったばかり、クラスのメンバーもガラッと変わり、長男はなかなかクラスに馴染めず、1学期の間ずっと緊張して学校生活を過ごしていました。
その時、先生には【グレーゾーン】である事をきちんとお話していませんでした。
すると7月くらいになり長男が学校へ行きたくないと言い始めました。
クラスはたまたま元気の良い子供達が集まっており、なかなか自分というものが出せず、ましてや主張の少ない我が子に先生はあまり取り合うこともなく、存在が薄いまま生活をしていたわけです。
私だけが認めてあげてもダメだったんですね。
周囲の人も彼を認めてあげなければ、、
子供って絶対、誰かに認めてもらわないとダメなんですよね。
親が認めてあげることは当然、あと学校やその子のいる空間でも誰かしらその子の存在をきちんと認めてあげないとダメなんです。
存在をアピールできない子供は特に埋もれがちになります。
長男は苦しかったんですね、誰からも認められずに…
長男が学校に行きたくない理由を本人から色々聞く中で、この事に気付きました。
私がやっと長男を認めてあげる事ができて安心していた矢先にこの出来事です。
学校は1週間程休みました。
私は学校へは無理に行かなくてもいいよ、と言いました。
フリースクールを探したり、実際お話を聞きにも行きました。
休んでる間、彼の好きな植物の沢山ある場所へ連れて行ったりもしました。
その時長男には、
「学校に行くことだけが全てではないから、行きたくなければ行かなくてもいいんだよ。探せば他にも方法はいくらでもあるよ。」
という事を話しました。
子供には必ず逃げ場というものを作ってあげなければならないと私は思っています。
親が「必ず学校へ行かなければならない」だとか、「必ずこうしなければならない」と言っていると、子供は逃げ場を失います。
それが思春期に直面すると追い詰められ「自殺」という方向に行くことになるので、小さい頃から必ず
「それが全てではない」という事と
「本当に嫌なら逃げてもいいんだよ」という事を話しておいた方がいいです。
立ち向かうことばかりが全てではない事、時には逃げてもいいんだよという柔軟さを植え付けておく事は大切です。
そして学校の先生には長男の認めてもらえてない辛さを電話できちんとお話ししました。
すると先生の中でも思い当たる節があったようで、「分かりました!ちょっと対応を頑張ってみますので、明日無理でなければ来て欲しいです」と言われ、電話を切りました。
次の日、長男は学校へ行き、なんと、帰ってくるなりとても嬉しそうに学校での事を話し始めました。
まず先生がみんなの前で、うちの子が植物にとても詳しいんだよという事を話したそうです。そして植物係というものを作ってくれて、うちの子がその係になり、教室に置く植物を探しに行こうと、先生が放課後うちの子を誘って近くの公園に行ってくれました。
クラスメイトも何人か興味本位でか「植物詳しいの?すごいね!」などと言って話しかけて遊びに誘ったりもしてくれました。
長男はやっと自分という存在をみんなに知ってもらえ、認めてもらい、自信が持て、学校へ行けるようになったのです。
この経験から、やはり、担任の先生には予め障害ではないけれども【グレーゾーン】だという事を話し、繊細で変わり者であるがゆえに周囲に馴染みづらい事、そして色んな苦手がある事など、話しておいた方が良いなという事になったわけです。
話しておけばそれなりの配慮や対処をしてくれるので、絶対にその方がいいです。
中学になった頃から、学校の先生にはあまりきちんと言わなくなったのですが、以前のブログにも書かせてもらったように、卒業間近にやはりトラブルが発生しました。
やはり中学生の時もきちんと話しておけば良かったと思いました。
1人でも多くの人に【グレーゾーン】という、「障害」ではないけど、微妙な立ち位置の子供もいるんだという事を知ってもらいたいという私なりの小さな意図もあり、なるべく周囲の人に話す、という手段をとっていますが、身近に大きく関わる存在、学校の先生以外では、例えばじじばばなんかは特に早くにお話ししてはいた方が良いですよ!
うちもあったのですが、意外とこの「身内」もトラブルの原因になりますので。
その身内のお話はまた次回という事で![]()
ではでは最後まで読んで頂きありがとうございました![]()