ある日、おれが仕事から帰ってきたら、妻が台所で料理をしていた。おれは妻に「今日は何を作ってくれたの?」と聞いた。妻は「今日は特別だからね。あなたの大好きなカレーだよ」と答えた。おれは「カレーか!ありがとう!」と喜んだ。

 

しかし、その時、息子がリビングで「ママー!とうちゃーん!」と叫んだ。おれたちは息子のもとに駆けつけた。すると、息子はテーブルの上に乗って、カレーの鍋をひっくり返していた。カレーが床や壁に飛び散っていた。

 

おれは息子に「どうしてそんなことをしたの?」と怒った。息子は「カレーが食べたかった」と言った。おれは「それなら、ちゃんとお皿に盛ってもらえばいいじゃないか」と言った。息子は「でも、お皿じゃ足りない」と言った。

 

妻は息子に「どれだけ食べるつもりなの?」と聞いた。息子は「パパみたいに大きくなりたいから」と言った。おれは息子の言葉に感動した。おれは息子に「そうか、ありがとう。でも、カレーをこぼすのはダメだよ」と言った。妻は息子に「そうだよ、カレーをこぼすとママ悲しいよ」と言った。

 

息子はおれたちに「ごめんなさい」と謝った。おれは息子に「いいよ、許すよ」と言って抱きしめた。そして、残ったカレーを3人で分けて食べた。カレーは少なかったが、家族の愛情は溢れていた。