優衣
優衣は心の支えだった
東京の寂しさのあまり毎日電話した。
5月のGWに東京に来るって、約束をしていた。
それをは励みに毎日やりたくもない仕事をがんばった。
週1の休みになると、友達もいない俺は、近くの北千住駅まで夜にギター片手に、ストリートLIVEをやりにいっていた。
それが休日の楽しみとなったし、やっぱりまだ夢をあきらめきれてなかった。
もともと東京でも歌をやろうとおもっていたんだけど、毎日のありえない忙しさに歌う暇など休みの日しかなかった。
優衣に「東京で夢をかなえる!!」っていって上京してきたわりに、現実はそんなに甘くなかったのだ。
そんなある日、いつものようにクタクタになりながら家に帰り、少し眠りについたとき
優衣からいつものように電話がきた。
武蔵「どうしたの優衣ー?」
優衣「・・・・・・・」
その日の優衣はいつもと様子が違かった。