魚津緑ヶ丘病院 総合企画室長です。





  病院経営に関する本や雑誌のレジュメをアップして共有していきたいと思いますので、宜しくお願いします。
 
 以下、矢印(⇒)より上の行は本や雑誌からの引用(一部省略しているところがあります)で、矢印以降は当院の現状や私の感想・意見を書いたものです。


○QC活動で培われた目標管理体制が法人の経営方針を可視化


・事業計画作成の際、各部署に指示している点は、アクションプラン(具体的な行動計画)とエビデンス(証拠となる数値)も明確にすること。


  ⇒ ある病院での事例である。当院でもBSCを用いてアクションプランを立てているが、エビデンスが弱い。数値化が必要である。


・一人ひとりの職員には、BSCの4つの視点(財務、顧客、業務プロセス、学習と成長)から目標を立案するように指導。

  ⇒ 個人別の「目標管理シート」を作成し、シートはBSCの4つの視点で記載するようになっている。また、定期的にシートを用いて面談を実施。

・各部署が事業計画を立案し、行動目標を管理していくという運営手法が定着し、それを実践する能力が向上してきたため、最近では、各部署から提出された事業計画を事務局が精査し、不明な点だけを聞き取りするという手法に変化した。

 ⇒ 部署ごとのBSCが事業計画となっているが、精査はしていないので実施する。


・20年以上にわたりQC活動を行なってきた下地があるため、比較的スムースに浸透しているという。

 また、プロジェクトチームとしてTQMセンターを開設。

 事業計画の具体化や進捗状況の管理を担当することで、医療の質の担保や業務改善の推進などに努めている。

  ⇒ 改善事例発表会を行なっているが、QCの手法では行っていないので、今後のレベルアップを図るために、QC活動として組織化する。

○本部~現場まで予算・進捗動向を共有し新病院開設にも柔軟に対応

・事業計画は“つくりっぱなし”では終わらない。

 月次計画は週間計画、日々計画まで細分化され、それぞれが月次チェック、週間チェック、日々チェックというかたちで進捗管理される。

 進捗状況は毎月の運営会、定例会議で確認されるほか、半期ごとにそれぞれの事業の報告・評価が行なわれ、計画どおりに遂行されていない場合は、各現場からのフィードバックをもとに分析、対策を講じる。


  ⇒ 部署ごとのBSCを、月次チェック、週間チェック、日々チェックまでおこないたいが、まずは月次チェックより始める。






『日本医療企画 医療経営: フェイズ3』




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