大阪発・筆跡診断士 山上りるも 筆跡は心の鏡

大阪発・筆跡診断士 山上りるも 筆跡は心の鏡

筆跡診断士歴21年。筆跡心理学・人間心理・教育に関する講演会講師をしています。
また、2011年に患った卵巣がん克服までの道のり、3年前に発症した夫の肺がん克服の道のりなど、健康に関することや、キャンピングカーでの旅の様子も書いています!



1回目の授業では、
筆跡診断で何がわかるのか?

まず、彼女たち(6名)に、指定した文字を書いてもらった。
(※6名は・・・20代~40代、罪は、窃盗・薬物・詐欺・薬事法違反等)

「大阪花子様」

この5文字から、彼女たちの性格、行動傾向、
文字を書いたとき(今)の心理をその場で伝えた。
もちろん、全員の前(刑務官もいる状況)で伝えた。

彼女たちは、皆、同じ部屋で生活しているため、
次第に、お互いの性格と言うものが見えてくる。

しかし、心の奥底にある心理というものは
本人にしかわからない。

中には、自分の本当の姿に気が付いていない人もいる。
これは、彼女たちに限らず、
塀の外で生活している人にも言えること。

自分を知らない人が、意外に多いのです。

筆跡診断は、筆跡から、自分と言う人間を
客観的に診ることができます。

授業では、以下のような伝え方をしました。

「あなたは、よく言えば○○○ですね」
「でも、別の言い方をすると○○○ですね」と。

前者は、長所、または、表の部分、
後者は、短所、または裏の部分

わかりややすく言えば
人間は相反するものがセットになっているということ。

例えば、
「あなたは、粘り強い人ですね」と伝えると
一般的には素晴らしいと捉えられることが多い。
長所と言える。

が・・・

「粘り強い人」の反対(裏側)は、「しつこい人」という表現になる。
これが、表と裏。

また、
「光と影」も常にセットで存在していて、
どちらか一方だけでは成り立たないということ。

この世のすべては、表裏一体なのです。

前に戻りますが、
「粘り強い人物像」が、強く出ているのか?
それとも、「しつこい人物像」が強く出ているのか?

また、彼女たちは、それに気が付いているのか?ということも
重要なポイントになる。

そして、
「自分を知る」ということは、非常に大切なこと。

いったい、彼女たちは、
どのくらい、自分という人間を知っているのか?
確認したかったため、冒頭で筆跡診断を行ったのだ。


診断結果を伝えたときの彼女たちの様子

・唖然とした表情を見せた人
・「なんでわかるの?」と、つぶやいた人
・「怖い」という言葉を口にした人

この「怖い」というのは、「当たりすぎて怖い」という意味だった。
(※筆跡診断は、占いではないため、
本来「当たり、外れという表現」は使いませんが・・・)

その後も、新しいメンバーが入ってくると
必ず、授業の冒頭で、診断をするのが恒例になった。

彼女たちの真意はわかりませんが、きっと、
「本心を見抜かれた」「見透かされる」という気持ちもあり
きっと、私に対しての印象は良いものではなかったでしょう。

仮に、私が塀の中で授業を受ける側であった場合、
やはり、私も心理学関係を学んでいる人には
近寄りたくない・・・。
これが、正直な気持ちだ。


21年、筆跡に関わってきて強く感じていること!

世の中に完璧な人間は存在しません。

長所があれば、必ず短所がある。

短所を否定するのではなく、
長所を伸ばすことに目を向け、サポートをする。

また、筆跡を通して、
本人が気が付いていない長所を、うまく引き出してあげる存在でありたい。


拘置所の中での最初の授業

薄暗い会議室・・・

私は、ホワイトボードの前に立った


目の前には、長テーブルが3列並んでいた

私の目の前(前列)には、3人の女性が間隔を空けて座っていた
彼女たちは、20代、30代、
どこにでもいるふつうの女の子
可愛らしく、あどけない姿が印象的だった

彼女たちは、窃盗や薬物で塀の中に入ってきた


2列目も3人が座っていた

皆、40代の女性、

彼女たちも、どこから見てもふつうの女性

落ち着いていて、皆、人当たりが良いという印象だった


彼女たちは薬事法違反、詐欺で塀の中に入ってきた


そして、

3列目には男性刑務官が1人で座っていた


実は、この筆跡診断の授業は
誰でも参加できるというものではなかった

法務省、拘置所側が色々と配慮をしてくれた様子

できるだけ安全性の高いメンバーを選んでくれたと耳にした


狭い空間での授業、

鉛筆を持って字を書くという行為が中心になる

先の尖った鉛筆は凶器になるからだ


しかし、授業中は刑務官が同席してくれているため

安心して授業を行うことができる状況だった


1回目の授業は
6名+刑務官、7名でのスタートだった

彼女たちの胸には
名字が書かれた名札がついていた

彼女たちの直筆で書かれていた


1時間の授業の中では
彼女たちと自由に会話ができた

私は、彼女たちを名字で呼び(〇〇さん)

彼女たちからは、「先生」と呼ばれていた


この1時間は、話すこと、笑うことも許されていた


とは言っても、
1回目の授業は、緊張していて
彼女たちも、私も、笑う余裕などなかった・・・

また、彼女たちは皆、
塀の中では、同じ部屋で過ごしていた
そのため、ある程度
気心知れた関係だった

さて、

授業の冒頭で、私の自己紹介を行った


事前に、刑務官から
名前を言わないように!と言われていた

何故かというと、彼女たちが出所後
私の居場所がわかってしまうかもしれない・・・
「何かあったら大変だから」という理由だった

にも関わらず、
私は、いつも通りの口調で
「初めまして、筆跡診断士の・・・・です」と、
フルネームで挨拶をしてしまった

私・・・
よほど緊張してたみたい

しかし、5分も話せば
いつもの自分のペースに戻った

授業が始まると

塀の中でも、外でも

基本、全く変わらない口調で

授業を行っていることに気がついた


次第に、塀の中という感覚はなくなり

違和感も感じなくなっていった


そして、自己紹介のあと
塀の中の授業で、私が1番伝えたかったことを
彼女たちの目を見て伝えた

「筆跡診断を活用し自分を変えることができる。変わることができる。

 ただし、心から変わりたいという強い意志を持たなければならない。更に、

 変わりたいという気持ちを持続させなければならない。

 しかし、あなた1人で変わることはできません。必ず誰かの支えが必要です。」


 そして、

「人生は変えられる」

「友達は自分で選べる」


この言葉を伝えたとき、
1人の彼女の目が気になった

彼女をAさんと呼ぶことにする


Aさんは、40代、
スタイルも良く、きれいな顔立ち

刑務官からは拘置所に入所してきたばかりと聞いていた


「友達は自分で選べる」という言葉に

Aさんは、涙を浮かべたのだ


Aさんの涙は、正面にいる私にしか見えない

涙がこぼれないよう
必死にこらえていたのだ

私は、基本、人と話すとき
自分から目をそらすことはないが

初めて、Aさんとの目をそらした


そして、何気なく話題を変えた


感情移入しそうになったから・・・

罪を犯すことは決して許されないこと
しかし、同じ人間であり、
年齢的にも、それほど変わらないAさん

Aさんの涙は、ウソの涙ではなく

後悔の涙であったと理解できた


「何故、Aさんは罪を犯してしまったのか」

私は、そのことが気になって仕方がなかった


私が、いつも思うのは

この世の中は、
犯罪を犯した結果ばかりを取り上げる

例えば、
窃盗で捕まった➡とんでもない奴だ➡罰を与える


しかし、

「罰を与えただけでは、人は更生しません」というのが

私の意見です。


Aさんの味方をするわけではないが、
最も重要なのは、

何故Aさんは「罪を犯してしまったのか」ということ


その点を掘り下げることをせず

罰だけを与えても

何の解決にもならない


しかも、Aさんは
裕福な家庭で育ったそうだ
一般的には、犯罪とは無縁なのでは?と思うかもしれない

実は、Aさんのような環境で育った人が犯罪を犯したり、

また、親子間の殺人につながることがある


ある刑務官と警察官から聞いた

「出所しても、大半が塀の中に戻ってくるんですよ」と・・・


私としては・・・
罰を与えただけでは、何の解決にもなっていないから
当然だと思うのです

何度も口にしてますが

犯罪者に限らず、親子間、上司と部下の関係等々

全ては「教育」なのです


教育が人生を左右すると言っても過言ではありません


これからも

私の体験とともに、私の考え方を伝えていきます


共感してくださる方がいれば嬉しいです



がんサバイバー夫婦です


私たちにとって、

キャンピングカーでの旅は

生きる喜びであり

生き甲斐でもあります!


編集は旦那さん‥

素人なので、編集は大変ですが

たくさんの旅動画を思い出に

残していきたいと思います♪


良かったら観て下さい!

「小太郎チャンネル」です😊