大阪発・筆跡診断士 山上りるも 筆跡は心の鏡

大阪発・筆跡診断士 山上りるも 筆跡は心の鏡

筆跡診断士歴22年。筆跡心理学・人間心理・教育に関する講演会講師をしています。
また、2011年に患った卵巣がん克服までの道のり、3年前に発症した夫の肺がん克服の道のりなど、健康に関することや、キャンピングカーでの旅の様子も書いています!



ご無沙汰しています

最後の投稿から、気がつけば
約5か月半が経っていた

この5ヶ月半、

目まぐるしい毎日だった

何故かというと
旦那さんの脳腫瘍の再発が続いていて

昨年の秋から入退院が続いている


今も、入院中

長期の入院となっている

ブログを書く心の余裕もなかったし
正直、書きたいとも思わなかった

ようやく、
今朝、何となく
「書いてみようかな・・・」と思えた

振り返れば、
昨年の1月20日、書籍を出版

「今日、笑って過ごせれば」
卵巣がんが完治した妻と、肺がん・脳腫瘍を発症した夫の日常

多くの方に読んでいただき
ベストなタイミングでこの本を出版できたと思う

その後、2月1日
夢であったキャンピングカー
ハッピーワンプレミアムの納車

キャンピングカーライフを楽しむのが夢だった旦那さん
納車後は、病気のことを忘れるくらい
幸せな毎日を過ごしていた

思い切って住んでいたマンションを売却、

自然の多い場所に引っ越したこと、

キャンピングカーを購入したこと、
今も、後悔はない

正直、旦那さんの病気(脳腫瘍)のことがあったので
あらゆる面で、急いで決断した

大きな決断をしたら
とんとん拍子に物事が進んだ

しかし、昨年の秋頃から、
また、旦那さんのてんかん発作、

脳腫瘍の再発‥


キャンピングカーでの車中泊どころではなくなった


10月15日の検査で、

しかもMRIの機械の中で発作がおきた
そして、そのまま12日間の入院となった

11月5日、ガンマナイフ外来を受診
また、腫瘍が大きくなっているとのこと

しかも、同じところに何度も再発を繰り返している

肺がん、右腕の骨転移は寛解しているが
脳だけが再発を繰り返している

これまで、開頭手術、ガンマナイフ治療を何度も行ってきたため
どちらもやめたほうがいいと、脳外科の先生に言われた
私も同意見だった

そして、
放射線治療を進められた

すでに、旦那さんは右脳の腫瘍の影響で
左手、左足の動きが悪く
放射線治療をする方向で話が決まった

11月25日に再度、入院
10回の放射線治療が続き、
12月15日に退院した

自宅に戻ってからの1週間、
ここでも色んなことがあった
また、改めてゆっくり書きたいと思う

放射線治療後も
旦那さんの左手、左足の動きは
相変わらず・・・
むしろ、悪くなっているように感じた

12月22日、
朝、「ドスン」というものすごい音がして
慌てて旦那さんの部屋へ

体の左側が思うように動かず、
ベッドから落ちて顔面を強打、

動けなくなっていた

何とか旦那さんを起こして、
すぐに腫瘍内科の主治医に電話

「助けて下さい」と伝える
その日のお昼に、緊急入院となった


腫瘍内科のD先生(女性)は、

私たち夫婦に寄り添ってくれる優しい先生

忙しい中、出版した本も読んでくれた

先生のお陰で、すぐに検査をしていただき
顔面にヒビが入ってないことがわかった
ひとまず安心した

そのまま、旦那さんは、現在も入院中

すでに、入院から3ヶ月が過ぎた


旦那さんは、日によって体調に波はあるが
意識もあるし、何とか会話もできる


でも、

脳の病気で

色んな症状が出てくる


最初は驚いたが、最近は随分慣れてきた

どなたかの参考になれば‥

また、改めてお伝えしていきます


私はというと、
現在、週5位で病院に通っている

講演等、仕事も受けています

仕事ができることは、本当に幸せなことです

旦那さんの入院にあたり
日頃、お世話になっている方
友人、生徒、遠方からもたくさんの方々が

お見舞いに来て下さり、感謝しかありません

私は、毎日、日記を書いています
その内容も、少しづつご報告ができればと思います

そして、
今、現状をしっかりと受け入れています。
受け入れるまで、時間はかかりましたが・・・


お見舞いに来てくださった皆さんの前で

泣いたり、

逆に、皆さんが一緒に涙してくれたり

応援してくれたり‥


2人の兄家族にも支えてもらい

心を安定させることができています


今は、前を向いて生きていくことしか考えていません


「何とかなる!」

今日も病院にいます。

旦那さんは爆睡中!


お天気も良く

穏やかな時間が流れています♪



1回目の授業では、
筆跡診断で何がわかるのか?

まず、彼女たち(6名)に、指定した文字を書いてもらった。
(※6名は・・・20代~40代、罪は、窃盗・薬物・詐欺・薬事法違反等)

「大阪花子様」

この5文字から、彼女たちの性格、行動傾向、
文字を書いたとき(今)の心理をその場で伝えた。
もちろん、全員の前(刑務官もいる状況)で伝えた。

彼女たちは、皆、同じ部屋で生活しているため、
次第に、お互いの性格と言うものが見えてくる。

しかし、心の奥底にある心理というものは
本人にしかわからない。

中には、自分の本当の姿に気が付いていない人もいる。
これは、彼女たちに限らず、
塀の外で生活している人にも言えること。

自分を知らない人が、意外に多いのです。

筆跡診断は、筆跡から、自分と言う人間を
客観的に診ることができます。

授業では、以下のような伝え方をしました。

「あなたは、よく言えば○○○ですね」
「でも、別の言い方をすると○○○ですね」と。

前者は、長所、または、表の部分、
後者は、短所、または裏の部分

わかりややすく言えば
人間は相反するものがセットになっているということ。

例えば、
「あなたは、粘り強い人ですね」と伝えると
一般的には素晴らしいと捉えられることが多い。
長所と言える。

が・・・

「粘り強い人」の反対(裏側)は、「しつこい人」という表現になる。
これが、表と裏。

また、
「光と影」も常にセットで存在していて、
どちらか一方だけでは成り立たないということ。

この世のすべては、表裏一体なのです。

前に戻りますが、
「粘り強い人物像」が、強く出ているのか?
それとも、「しつこい人物像」が強く出ているのか?

また、彼女たちは、それに気が付いているのか?ということも
重要なポイントになる。

そして、
「自分を知る」ということは、非常に大切なこと。

いったい、彼女たちは、
どのくらい、自分という人間を知っているのか?
確認したかったため、冒頭で筆跡診断を行ったのだ。


診断結果を伝えたときの彼女たちの様子

・唖然とした表情を見せた人
・「なんでわかるの?」と、つぶやいた人
・「怖い」という言葉を口にした人

この「怖い」というのは、「当たりすぎて怖い」という意味だった。
(※筆跡診断は、占いではないため、
本来「当たり、外れという表現」は使いませんが・・・)

その後も、新しいメンバーが入ってくると
必ず、授業の冒頭で、診断をするのが恒例になった。

彼女たちの真意はわかりませんが、きっと、
「本心を見抜かれた」「見透かされる」という気持ちもあり
きっと、私に対しての印象は良いものではなかったでしょう。

仮に、私が塀の中で授業を受ける側であった場合、
やはり、私も心理学関係を学んでいる人には
近寄りたくない・・・。
これが、正直な気持ちだ。


21年、筆跡に関わってきて強く感じていること!

世の中に完璧な人間は存在しません。

長所があれば、必ず短所がある。

短所を否定するのではなく、
長所を伸ばすことに目を向け、サポートをする。

また、筆跡を通して、
本人が気が付いていない長所を、うまく引き出してあげる存在でありたい。


拘置所の中での最初の授業

薄暗い会議室・・・

私は、ホワイトボードの前に立った


目の前には、長テーブルが3列並んでいた

私の目の前(前列)には、3人の女性が間隔を空けて座っていた
彼女たちは、20代、30代、
どこにでもいるふつうの女の子
可愛らしく、あどけない姿が印象的だった

彼女たちは、窃盗や薬物で塀の中に入ってきた


2列目も3人が座っていた

皆、40代の女性、

彼女たちも、どこから見てもふつうの女性

落ち着いていて、皆、人当たりが良いという印象だった


彼女たちは薬事法違反、詐欺で塀の中に入ってきた


そして、

3列目には男性刑務官が1人で座っていた


実は、この筆跡診断の授業は
誰でも参加できるというものではなかった

法務省、拘置所側が色々と配慮をしてくれた様子

できるだけ安全性の高いメンバーを選んでくれたと耳にした


狭い空間での授業、

鉛筆を持って字を書くという行為が中心になる

先の尖った鉛筆は凶器になるからだ


しかし、授業中は刑務官が同席してくれているため

安心して授業を行うことができる状況だった


1回目の授業は
6名+刑務官、7名でのスタートだった

彼女たちの胸には
名字が書かれた名札がついていた

彼女たちの直筆で書かれていた


1時間の授業の中では
彼女たちと自由に会話ができた

私は、彼女たちを名字で呼び(〇〇さん)

彼女たちからは、「先生」と呼ばれていた


この1時間は、話すこと、笑うことも許されていた


とは言っても、
1回目の授業は、緊張していて
彼女たちも、私も、笑う余裕などなかった・・・

また、彼女たちは皆、
塀の中では、同じ部屋で過ごしていた
そのため、ある程度
気心知れた関係だった

さて、

授業の冒頭で、私の自己紹介を行った


事前に、刑務官から
名前を言わないように!と言われていた

何故かというと、彼女たちが出所後
私の居場所がわかってしまうかもしれない・・・
「何かあったら大変だから」という理由だった

にも関わらず、
私は、いつも通りの口調で
「初めまして、筆跡診断士の・・・・です」と、
フルネームで挨拶をしてしまった

私・・・
よほど緊張してたみたい

しかし、5分も話せば
いつもの自分のペースに戻った

授業が始まると

塀の中でも、外でも

基本、全く変わらない口調で

授業を行っていることに気がついた


次第に、塀の中という感覚はなくなり

違和感も感じなくなっていった


そして、自己紹介のあと
塀の中の授業で、私が1番伝えたかったことを
彼女たちの目を見て伝えた

「筆跡診断を活用し自分を変えることができる。変わることができる。

 ただし、心から変わりたいという強い意志を持たなければならない。更に、

 変わりたいという気持ちを持続させなければならない。

 しかし、あなた1人で変わることはできません。必ず誰かの支えが必要です。」


 そして、

「人生は変えられる」

「友達は自分で選べる」


この言葉を伝えたとき、
1人の彼女の目が気になった

彼女をAさんと呼ぶことにする


Aさんは、40代、
スタイルも良く、きれいな顔立ち

刑務官からは拘置所に入所してきたばかりと聞いていた


「友達は自分で選べる」という言葉に

Aさんは、涙を浮かべたのだ


Aさんの涙は、正面にいる私にしか見えない

涙がこぼれないよう
必死にこらえていたのだ

私は、基本、人と話すとき
自分から目をそらすことはないが

初めて、Aさんとの目をそらした


そして、何気なく話題を変えた


感情移入しそうになったから・・・

罪を犯すことは決して許されないこと
しかし、同じ人間であり、
年齢的にも、それほど変わらないAさん

Aさんの涙は、ウソの涙ではなく

後悔の涙であったと理解できた


「何故、Aさんは罪を犯してしまったのか」

私は、そのことが気になって仕方がなかった


私が、いつも思うのは

この世の中は、
犯罪を犯した結果ばかりを取り上げる

例えば、
窃盗で捕まった➡とんでもない奴だ➡罰を与える


しかし、

「罰を与えただけでは、人は更生しません」というのが

私の意見です。


Aさんの味方をするわけではないが、
最も重要なのは、

何故Aさんは「罪を犯してしまったのか」ということ


その点を掘り下げることをせず

罰だけを与えても

何の解決にもならない


しかも、Aさんは
裕福な家庭で育ったそうだ
一般的には、犯罪とは無縁なのでは?と思うかもしれない

実は、Aさんのような環境で育った人が犯罪を犯したり、

また、親子間の殺人につながることがある


ある刑務官と警察官から聞いた

「出所しても、大半が塀の中に戻ってくるんですよ」と・・・


私としては・・・
罰を与えただけでは、何の解決にもなっていないから
当然だと思うのです

何度も口にしてますが

犯罪者に限らず、親子間、上司と部下の関係等々

全ては「教育」なのです


教育が人生を左右すると言っても過言ではありません


これからも

私の体験とともに、私の考え方を伝えていきます


共感してくださる方がいれば嬉しいです