※閲覧注意※

今回記事は愚痴、不満の類になります。

ストリートファイター6に大嫌いなクエストがある。大嫌い、とはその通りで、さらに言えば嫌悪としてもいい。

それはこのチャレンジだ。

バトルハブマッチ20勝にドライブチケット1,000枚が紐づけされていることは、スト6不適合者のボクにとっては極めて大きなストレスになっている。

なぜか？

こうした猛者たちに乱入いただいたところで、20勝はおろか、1勝すらもぎ取ることは難しいと思うからだ。

何百、何千戦と実際に戦ってみれば、まぐれで勝つこともあるかも知れない。しかしボクにとって重要なのは、勝つことができるまで戦おうと思う以前に、「こんな化け物に勝てるわけがない」となってしまうことだ。

「戦争において、いちいち女、子どもを避けるものか」

映画や漫画などでそういう表現を見る。

まさにそれで、擬似ゲーセンを思わせるバトルハブにおいて、腰掛ける対戦台の相手をいちいち事細かに事前調査する人は、上記で紹介したような猛者においては少数派ではないだろうか。なぜなら、彼らは優秀な格ゲーマーであるから、対戦相手が誰であろうと戦いに臨めるからだ。

しかし、ボクはそうはいかない。

バトルハブで乱入いただく。

1戦する。

腐ってもボクだって格ゲーマーの端くれ、対戦相手の異常な強さくらいは何となく感じ取れる。

1戦を終えて連戦するかどうかを決める前に、スマホで対戦相手のランクを確認する。

上記で紹介したような猛者だと判明、連戦を遠慮する。

ボクにとってこのクエストの目的は「ドライブチケット1,000枚を獲得すること」のみであるため、極めて分が悪いと判断する対戦を続けることは避けたい。時間の無駄になると思うからだ。

また、対戦相手に対しても、連戦するかどうかをスマホで調べて…とやってお待たせしてしまうため(相手の方は往々にして速やかに連戦を選択されている)、申し訳ない気持ちになる。

これは以前にも書いたことだが、「俺より強い奴に会いに行く」ことで戦いを続け、コツコツと勝利を積み上げることが報われるカタルシスはランクマッチで十分に与えてもらっている。

対戦を楽しむ？

戦いから学ぶ？

実戦経験を積む？

いやいや、そういうのはより適切な対戦相手とマッチできる他のモードでやるよ。

ドライブチケットはゲーム内のアイテムと引き換えることのできる報酬だ。カジュアルなお楽しみ要素に「バトルハブ20勝」というハードな報酬獲得条件が紐づけされることは、ボクには理解しがたく、不快でしかない。

したがって、ドライブチケットの獲得条件を「バトルハブ20勝」ではなく、「バトルハブで○○戦する」などに変えて欲しいところだ。

※一言加えておくが、そのような猛者たちに対して思うことはない。

対戦台に座る前に相手について事前リサーチし、

「ほそまゆげ？何だコイツ、クソ弱いゴミだな。狩ってやろうwwwww」

というのなら別だが。

そして、もう一つこのクエストを嫌悪する理由はクエスト期間の短さだ。

恐らく前回のファイティングパスは8/22が終了日であったから、このクエストも8/22の切り替えタイミングからスタートしたはずだ。だとすれば、上記で紹介した通り、このクエストの配信期間は8/29と記載されているため、クエストをクリアするためには「1週間でバトルハブ20勝」の必要がある。

これは重たい。

以前にバトルハブにいるプレイヤーについて調べたことがあるが、大半がマスターリーグ経験者だ。

以前のSNS投稿より。

変わらないねェ、ボクも。。

そんな猛者ばかりが集う対戦モードで、1週間の内に20勝？つまり、1日あたり2.9勝程度が求められる。2.9勝するのに何戦する必要があるか？そのような猛者を相手に、甘くみて勝率2割だとして、1日あたり15戦が必要になる。トレモだってしたいし、ランクマだってしたい。バトルハブで15戦なんてしようものなら、それだけでその日のスト6は終わりだ。

で。

いやいや、それはボクが「乱入してもらうのを待っている」から悪いとも言える。

しかし、ボクはスト6不適合者の変異体。

自分から勝てそうな相手に乱入するなんてことは絶対にしたくない。

対戦台に座っておられる相手の方がどう思われるかは分からないが、少なくともボクにはそれは初心者狩りと何ら変わらない感覚だ。

間違っていたら申し訳ないが、バトルハブのランク分けはプラチナリーグが境目になっているように思う。プラチナリーグ以上は無差別帯。それ未満は、ひよこサーバーへどうぞ。

は？

プラチナとマスターを一括り？

マスターの強さを舐めるんじゃねーぞと。

いやいや、プラチナリーグのプレイヤーも、バトルハブでならマスターリーグのプレイヤーと対戦することが出来るすばらしいモードなんだよ、と。

いやー、ボクには全く賛成できない。

ドライブチケットの報酬が紐づけされることによって。

これがドライブチケットとか称号アイテムとか、そういうのと無関係なバトルハブならそう思うよ。

ボクのようなクソ雑魚ナメクジが、ワンチャン、レジェンドプレイヤーと対戦できたりするわけで。

これは他のモードではなかなか経験できない。

まさに擬似ゲーセン。

しかし、報酬が絡むとなれば話は別だ。

報酬は何のためにある？

獲得するためだ。獲得が目的になる。その獲得条件が、「わずか1週間で猛者相手に20勝」と突きつけられているようにボクには思われてならない。

これがボクの受け取り方だ。

は？

どうしてそういう思考になるの？

お前の頭の中はハッピーセットか？

お前は格ゲーに向かないよ。

そう思われるものだと思う。

しかしながら、どうしてもこういう思考にしかならないのだ。

だからこそ、ボクは依然として格ゲーが好きだけど格ゲーに向かないスト6不適合者であり、その中でも変異体だと自覚しているのだろう。

今夜、ボクは結果的に初級者狩りをしたと感じている。

クソの中のクソだと、自己嫌悪に似た感じがしている。

上記のようなマスター勢とはほぼほぼ連戦せず、勇気を出して乱入いただいた、プラチナ、ゴールドを含めたボクよりランクの低いプレイヤーとは積極的に連戦し、ボクはバトルハブ20勝をクリアした。

こんな思いをするくらいなら辞めた方がいい。

でも、ドライブチケットは欲しい。

クソだな。

クソ過ぎて笑ってしまった。

もちろん嘲笑だ。

毎月この類のクエストが配信されると思うと具合が悪い。

まあ、スト6にはこれだけの潤沢なプレイヤーが存在するわけだから、ボクのような思いをする人は少数派なのかも知れない。

もしもこのチャレンジの目的が、

スト6を今後も色々な意味で支え続けるであろう上位数%のプレイヤーのために都合良くサンドバッグを捧げることだとしたら、ボクは大いに失望する。

弱く勝てないのは自分のせいに他ならないが、ようやく競技の面白さを覚え始めたところで、ぶら下げられたニンジンと引き換えにオリンピアンとの対戦を強いられる仕組みなんぞに賛同できるはずがない。勝者を決めるには必ず敗者が必要だからといって。

蛇足だが、MRリセットの目的についても同じだ。

もしもそのために存在するとしたら格ゲーには再び氷河期がやってくるだろう。あるいはそんな生やさしいものでなく、もはや二度と再起できなくなることだろう。

なぜ、スト6がここまでプレイヤー人口を改善できたのか？

新たに獲得できたプレイヤーは来年も再来年もプレイしてくれるか？

初心者、初級者へも十分に目が向けられているか？

嫌なら辞めれば？

それはホントその通り。

繰り返しになるが、ボクはこのように全く格ゲーには合わない種類の人間だ。極めて残念なことだが、自覚すらしている。

しかし、同時に格ゲーを愛している。だから、少なくともスト6には、バーチャファイターesportsのような末路を迎えて欲しくない。プレイヤー人口が枯渇するようなことにならず、今後も成長し、スト7へ。そして願わくば格ゲーの世界をも牽引して欲しい。

#142 ※閲覧注意※ あるスト6不適合者の嘆き