１勝９敗。

それがボクの操るAKIの初めての成績だった。

いい加減に臨んだのではない。

いわゆる承認欲求というものが自分と無縁だとは言えない。誰かに関心を持っていただき、注目され、「あなたは正しいわ」と言っていただけるとしたら。それは間違いなくボクにとって喜びであるだろう。

しかし、だからと言って世の中の同情や慰めを集めるためにボクはAKIを始めたのではない。

ボクが、満足に勝てないまでもかなり使い慣れたジェイミーを封印し、習熟度ゼロのAKIを始めた理由は前回ブログに書いた通りだ。

だからボクは少なくとも今日というランクマデビュー日を迎えるために、全力で準備をしたのだ。その中身が正しかったかどうかは問題であるが。

まずは、いつぞやSNSに挙げた基本コンボを一通り使えるようにした。

最低限やるべきことの１つとして。

さらに対戦相手を毒状態にした後、

236強P＞214強P＞ドライブラッシュ＞立ち中P＞2PP→P＞SA

という壁コンボも覚えた。

たとえばジャンプ強P＞立ち強Kから上記の236強P始動のコンボに繋げば、そのダメージは約5,000にもなる。

さらに、ランクマ前のウォーミングアップにと取り組んだエクストリームバトルで想像していた以上に勝てていたことも手伝い、ボクはなかなかの手応えを感じていた。

ボクは物事の良い面ばかりを見て、すぐに調子に乗る性格をしている。

だから、実は昼間はカジュアルマッチに取り組むなどし、夕方～夜頃にランクマッチデビューをしようと思っていたのだが、既にかなり調子に乗っていたために居ても立っても居られなくなり、昼過ぎからランクマを開始したという具合だ。

しかしながら、ボクの実力は冒頭に書いた通りだった。

さらに、ランク認定戦後に臨んだランクマッチでの敗北により、AKIのランクはプラチナへとランクダウンしてしまった。

恵まれたことに、ボクにはいつも仲良くしてくださる仲間がいる。

その中には、メインキャラでマスター到達を成し遂げ、高MRに表れるような強さに磨きをかけ続けている方たちもおられる。そして、そういう方々はサブキャラにおいても成果を出され、決まってダイヤ☆５スタートから瞬く間に２体目、３体目のマスター昇格を果たされているのだ。

もちろん、彼らとボクは違う。違い過ぎる。

そんなことはいくらボクにだって分かる。

しかし、まさか１勝９敗、そしてダイヤモンドリーグにも居られない程度の地力だったとは。。

キャラ変えをしたとは言え、ジェイミーを通じて修得した「スト６のいろは」なんてものは存在しないのか？

まあ、そうだからこそ、この戦績なんだよね。。

果たしてボクは２先で戦い切ってマスターリーグに辿り着き、心の奥底に巣くうコンプレックスを拭い去ることができるだろうか？

まずはランクマ認定戦の動画を見直すとするか。。

つづく

#139 身の程を知って