佳世先生のところに寄せられた相談事例をご紹介させていただきます。
・複数の相談内容を組み合わせ、個人が特定出来ないようにしています。
・個人情報や相談内容を外部に洩らしたり、無断で記載する事は絶対にございません。
【事例02.】「摂食障害は治りますか？」弘美さん(仮名) 27歳 女性 愛媛県在住
弘美さん：はじめてメールをさせていただきます。田中弘美27歳です。
私は去年まで大阪にいて、ずっと憧れていたメイク関係の仕事をしていたのですが、就職して2年目にしてだんだん精神的に不安定になり、持病の摂食障害もひどくなり、仕事を休みがちになりました。実家の両親に電話したらいつでも帰っておいでと言ってくれたので思い切って仕事を辞め、大好きな仲間とも別れて、今は愛媛の実家に引っ越して休養中です。
仕事を辞めた時は正直ホッとして楽になりました。でも今は、この先どうなるのかわからない不安でいっぱいで・・・でも何をしていいのかもわかりません・・・まずは早く過食嘔吐を治すことからと思っているのですが、症状はどんどんひどくなっていっています。
私は高校生の時に摂食障害になって過食嘔吐を繰り返すようになりました。
スクールカウンセラーに話を聴いてもらったり、精神科にも通っていたのですが良くなりませんでした。それから高校卒業して、引っ越して環境を変えたり、新しい人間関係を築いて、好きな仕事をしたら過食嘔吐も治ると思って試行錯誤してきましたが、やはり今も治らず毎日のように過食嘔吐を繰り返してしまいます。
この間雑誌で、摂食障害は治らないという記事を読んで、それからはもう治らないのかなと絶望感でいっぱいになっています。藁をもすがる思いで摂食障害を克服した人のブログを色々読んでいるうちに、佳世先生の箱庭に辿り着き、思い切って連絡してみました。摂食障害は治るのでしょうか？こんな私でも食事を美味しく食べれるようになるのでしょうか。長くなりましたが読んでくださりありがとうございます。
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佳世先生：弘美さん、はじめまして佳世先生です。金光教の信心の先生をしております。ブログを色々読んでおられた中で、佳世先生の箱庭を見つけてくれてどうもありがとう。思い切ってご連絡くださってとっても嬉しいです。
弘美さんは高校生の時に摂食障害になられ、カウンセリングや病院まで通ってもどうにもならなかったのですね。今27才ですから、とても長い間苦労をされてこられたのですね。そのせいで、憧れていたお仕事までも辞めざるをえなくなり、大好きな仲間と別れなくてはならないというのは・・・本当にお辛いことですね。
仕事を辞めた時はホッとして楽になったのも正直なお気持ちですが、この先どうなるのかわからない不安でいっぱいで、何をしていいのかわからないっていう気持ちもまた、素直なお気持ちですね。この先どうなるのか、何をしていいのか・・・こればっかりはわからないですよね。
何か少しでも良いアドバイスをさせていただきたい気持ちでいっぱいですが、弘美さんの心の辛さを想像すると、簡単に言葉にすることができなくて、何を言っても軽くなる気がして、これといって何も言えず申し訳ないです。それでもあえて弘美さんに伝えたいことはただ一言、「話してくれて本当にありがとう」ということです。こうやって思い切って連絡くれて、話してくれたことが、佳世先生は何よりも嬉しいです。すぐのすぐに、今から何をしたらいいのかって答えが出せなくても、これからどうしたら弘美さんが救われていくのか、どうしたら今の状況から抜け出すことができるのかということを、佳世先生と一緒に悩みながら、考えながら、乗り越えていきたいと思っています。これからどうぞよろしくね(^^)
さてさて、摂食障害は治るのでしょうか？ということですが、治らないという雑誌の記事を読んでしまったら、それはそれは絶望感でいっぱいになりますよね。お気持ちお察しいたします(^_^;)でも、私はそうは思わないんですよね。私は、摂食障害は必ず治ると信じています。なぜなら、何を隠そう私、佳世先生は・・・20年続いた過食嘔吐をすっかり克服して、今では毎食、美味しく楽しくお食事をいただいているではありませんか(#^.^#)すごい☆
だから、どうやったら良くなるのか、どうやったら美味しく食事が頂けるようになるのか、それを知っているんですよね。その方法を今ここで一気に伝えようとしても、残念ながら膨大な量になるので、無理です(^_^;)生き方、考え方のお話になってきますので、一方的に話せないのが本当のところです。少しずつ、少しずつ、弘美さんのお話を聴かせていただきながら、一つ、一つ、丁寧にお伝えできればいいなあと思っております。
今の時点で、摂食障害が治るコツを一つだけお伝えさせていただきます。弘美さんは現在休養中でありながら、過食嘔吐の症状はどんどんひどくなっているとのこと。お仕事も辞めて休養してるのに症状がひどくなるって・・・これまたなんでなんだと思いすごくお辛いですよね。
実はですね、弘美さんのように「まずは、早く過食嘔吐を治すことから」って思ってしまう、これが良くないんです。過食嘔吐をしている場合、「早く治そう」と思ってしまうと知らず知らずにプレッシャーを感じていて、それが心の負担になっていって、逆に過食嘔吐の症状はひどくなっていくんです。これは過食嘔吐を克服した私自身の経験でもあります(^_^)だから、弘美さんの「早く治したい」って気持ちもすごくよく分かるのですが、一旦その思いを脇に置いておいて、焦らず、ゆっくりと、のんびりと治していこうという気持ちになれたらいいなと思っています。この、「焦らず、ゆっくりと、のんびりと」という気持ちになれたら、だんだんと過食嘔吐の症状も良くなっていきますからね。これも私の経験です(^^)
ただ、今の今苦しくって辛いのに、すぐのすぐにそういう気持ちになれるわけではありません。こういう気持ちになれるのにも、長年の訓練、稽古が必要なんです。なかなかそうは思えないのが本当のところで、だからこそお稽古をさせていただくんです。こうやって、辛い気持ちを佳世先生に聴いていただきながら、佳世先生のお話を聴かせていただきながら、生き方のお稽古をしていくことを、この世界では「信心のお稽古」と言います。上手くお稽古ができるように、そのお手伝いを佳世先生がさせていただいております。
これから少しずつでいいので、弘美さんの身の上のことや、辛かったことや悲しかったことを、話して聴かせてほしいなあと思っています。そしていつか「焦らず、ゆっくりと、のんびりと」という心持ちになれるように、これからも続いて私のお取次を頂いていってほしいと思っています。
私には残念ながら何の力もないのですが、神様におすがりしていれば必ずおかげはいただけます。弘美さんの心が少しでも楽になるように、神様に祈らせていただきます。焦らずゆっくりいきましょうね(^-^) ではではお返事待っています。
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弘美さん：佳世先生、お返事ありがとうございます。こんなに早くお返事もらえて嬉しいです。
言われてみるとこれまで私は、早く治さないとと焦っていたのかもしれません。過食嘔吐を抱えていることを引け目に感じていたから、これまで誰にも言えなかったし、誰にも頼っちゃいけない、自分でなんとかしなくちゃと思っていましたから。
だから、早く治さなくちゃと頑張れば頑張るほど、症状はひどくなっていったように今さながら気づきました。だから、こうして改めて自分のことを聴いてもらえて、整理ができて、ホッとしています。
実は、治らないのならもう人生終わりにしたいと思っていたんです。佳世先生に出会わなかったら私は本当に死んでいたかもしれません。
お取次というのがまだよく分かりませんが、聴いてもらうだけでも楽になるので、続いて佳世先生のお取次頂いていきたいのですが、どうしたらいいのでしょうか？教会にお参りしたほうがいいのでしょうか？
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佳世先生：お返事ありがとう。弘美さんが少しでもホッできたこと、とても嬉しいです(^^)
本当に、焦らずゆっくりが一番です。自分の体も、自分の心も、自分ではどうしようもないんだって本当によく思います。それを弘美さんは、これまで「自分でなんとかしなくちゃ」と思って、頑張って頑張って、変に力んでしまって、上手くいかなくなって、余計に自分を追い込んでしまっていたのでしょうね。それでは症状が良くなるはずがありませんものね。
実は、人間はみんな、神様からいただいた「自らを癒し、自らを整え、自らを守る」という働きを生まれながらに持ってるんです。目に見える傷だとよく分かると思いますが、目に見えない心の傷も同じなんです。私自身が過食嘔吐から救われる過程で、本当にそれを実感いたしました。これを神様のお働きって言うのですが、その神様のお働きの邪魔をせずに、よく現れてくださるように過ごしていかなければならないんだと思っております。そのためにも、のんびりと慌てずに、私のお取次をいただいていってほしいと思っています。
＞どうしたらいいのでしょうか？
助かりたい、幸せになりたいって思っておられる方は、実際に教会にお参りして、お取次を頂くことをおすすめしております。もしよかったら、ちょっと遠いかもしれないけど、お参りしてみたらいいと思っています。お参りしたら神様から必ず目に見えておかげを頂けますからね。それに、長い間過食嘔吐してるくらいですから、これまできっとたくさんの辛いことや悲しいことがあったに違いありません。そういったことも含めて、まずは心にたまったしんどい気持ちを、佳世先生に吐き出してみてほしいと思っております(^^)
「過食嘔吐が治らないなら、もう人生終わりにしたい」っていう弘美さんのお気持ちを聴かせていただいていると、過去の自分の気持ちと重なってとても胸が痛みます。私も、死にたいとばかり思って生きていました。私の場合、その苦しみが、信心をさせていただくきっかけになりました。とにかく、救われたかったんです。そんな私が、信心して救われ、今ではこうして信心の先生をしているくらいですから、不思議ですよね。あの時死んでいたらそれまででしたから(^^)☆
弘美さん、こうして私と出会ってくれたこと、それが本当に嬉しいなあと改めて思っています。よくここまで過食嘔吐を抱えながらも生きて、私のところに辿り着いてくださいましたね。けして自分で治そうなんて思わないことですよ。よかったら佳世先生を頼ってください。
弘美さんが無事に神様のお広前に参拝され、ゆっくりとお話を聴かせていただけることを楽しみにしております。
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弘美さんとは、この後何度かメールでやり取りをさせて頂き、無事に平戸教会に参拝され、お取次を頂かれました。その時にLINE交換もさせていただき、日々LINEでもお取次を頂いておられます。そして、月に一度は何があっても必ず教会に参拝して、お取次を頂かれておられます。弘美さんはいつもお取次の内容をノートにメモをとられながら、神様の言葉を大切にされ、だんだんと摂食障害の症状も落ち着いてきて、今は素敵な彼氏もでき、地元で就職活動をされておられます(*^^*)
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どのようなお悩みでも、深い愛情を持って寄り添いながら聴かせていただきます。
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