先回記事末部より
たった一人で無の暗闇の状態でおられた夜の神様は、ただの暗闇ではなく、愛の光で満ち溢れていながら、愛する対象が無く、光に浮かび上がるものが存在しないので暗闇だったのです。それが、初めて完璧な愛の対象となる家庭が現れたので、それを「告げ知らせなさい。」と私の頭上に描き出してくれたのです。
真のお父様が三代王様としての資質を備えたお孫様が、亨進様御夫妻の三男として誕生され、亨進様が二代王様として立たれ、天宙の王である真のお父様が、康賢實真のお母様を迎え、四大心情圏三大王権が成就された真の家庭が確立しました。ここに夜の神様と昼の神様の完全一体が成され、真のお父様が「霊連世協会」と語られた、神様を中心とした心情ネットワークによる霊界のシステムが完成しているのです。
まさに今、このブログにおいて、夜の神様と昼の神様と、天宙天地人真の父母様が完全一体となった天一国の様相を知らなければならないという事です。
真のお父様が地上界で血と汗と涙で蕩減復帰された、「天の国に人が暮らすことのできる新開拓地」の有り様を、これからここで知るようになるのです。それこそが、被造世界とアダムとエバと神様が、完成に至る道筋なのです。
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「霊連世協会」の真の様相や、その意義を理解するためには、氏族メシヤというものが、天一国を建国するにあたって、どのような役割を担っているものなのかを知らなければなりません。
真のお父様は、2009年12月22日の御言で、霊連世について次のように語っている部分があります。
「神様のことを知らなければならないので、「霊連世」という言葉を教えてあげました。「連(聯)」の字は、耳へんに「絲」と書きます。連結する「連」の字ではなく、糸でくくることを意味する「聯」の字です。霊界と世の中を糸で編んでつなぎ、一つにするのが「霊連世」という名前です。」
真のお父様を中心として、霊界のあらゆる存在体と地上界のあらゆる存在体が、私をお父様の愛の対象として、全ての存在体を連結して流れてきた愛の形で心情の糸が紡がれ、私自身を霊連世の真の愛の目的地としてくくり付けてくれるのです。
つまり、霊連世協会とは一人一人の神様の息子娘のそれぞれに、最もふさわしい天一国の環境圏として紡がれるものなのです。
そのように、神様から発動される真の愛の糸に紡ぎこまれる人間となるために、私にふさわしい四大心情圏を体験する環境を造り上げるものが氏族メシヤなのです。
ですから、氏族メシヤの真の意義と価値を、今において正しく本質をとらえて理解しなければならないのです。
二日前にブログ「真の父母様の本体論」で8月23日に書いた記事を、こちらにも転載します。この記事に書いた「氏族メシヤ」の役割を知ってこそ、初めて「霊連世協会」の本当の意義が分かるのです。「氏族メシヤ」によって、重生が為されることを書いた部分を引用します。
**記事「七一節と七八節の同時祝賀を真のお父様が企画した真の意義!」抜粋引用**
1991年7月1日に七一節が宣布された時に、真のお父様は全世界の祝福家庭に対して、氏族メシヤとしての本格的な出発を命じられました。
この氏族メシヤについての真の意義を、真のお父様は16万人日本女性修練会で語られています。
氏族メシヤの勝利無くして、重生の基準が立たないのです。サタンの血統に生まれた者が、どのようにして神様の血統へと生まれ変わるのかを、具体的に語られたのです。
長くなりますが、七一節と七八節の真の意義を知るためには、とても重要なことですから、ぜがひでも読んでください。
**16万人女性修練会「真の父母と重生」(1993年12月20日)**
真の父母が必要ですか、必要ではないですか? (必要です)。なぜ必要ですか、なぜですか? (真の愛ゆえです)。いいえ。堕落したのだから、堕落から始めないといけないのです。堕落して偽りの血統を受け継いだのだから、真の愛とは関係ない立場に立っているので、真の愛を再び接ぎ木して、接触させて、再び自分たちが甘柿になるために、真の父母が絶対必要です。真の父母が立たなかった場合には、渋柿の枝から甘柿は永遠に結ばれることはできないから、甘柿になるために真の父母が必要なのです。こういうふうな説明をしないといけないのです。絶対必要ですか? 絶対の反対は何ですか? 何、不絶対ですか? (笑い)それが一番良いのです。何か反語を探すことに考える必要はないのです。不絶対です。(笑い)それは絶対必要なことです。いなかったら大変です。分かりましたか? (はい)。
図-1
(先生が黒板に図―1を書かれる)これが八段階です。分かりましたか? これも、これも、これもです。これがこれです。八段階です。一、二、三、四、五、六、七、八段階です。これは蘇生、長成、完成です。これは旧約時代、新約時代、成約時代です。これは六〇〇〇年の六〇〇〇年です。これは歴史的に過ったすべてを綺麗にして、平面的にも綺麗にしないといけないのです。だから、ここ(A)にいる五十二億というものは、みなこっち(B)から生まれて生まれて、こういうふうになっているのです。分かりましたか? 蕩減復帰です。過って生まれたのだから、再び生まれなければ、正しく生まれなければならないのです。
だから、こういうふう(C)に生まれていった者が、こういうふう(D)に逆のほうに生まれるために、母の腹に戻っていかなければならないのです。分かりますか? 重生のために再び生まれるためです。そうなるというと、ここ(E)で家庭を中心として、家庭と氏族をつなぐには梯子が必要です。ここで絶対必要なのは氏族メシヤです。(先生が黒板に図―2を書かれる)
図-2
その一六〇か国の中心が再臨の父母です。真の父母です(A)。こっちから、蘇生、長成、完成です。国を中心として、これが氏族のメシヤです(B)。氏族メシヤと家庭的四位基台が整うことによって入籍ができます。分かりましたか?
それと同じように、この基準によって家族はみな、氏族のお母さんの腹の中に戻っていかなければならないのです。女と子供です。神様を失ったのは、女とカイン・アベルです。分かりますか? アダム家庭を失っているのだから、それを探さなければならないのです。それで、再び腹の中に入ってしまわなければなりません。
全世界の女はお母様の分身になるのです。分かりましたか? (はい)。それはナイロンの細い線をずーっと、つないだのと同じです。電気をつければ、そのナイロンを通して電気がつきます。そういう一体圏をつくりなさいというのです。それはなぜかというと、お母様の心情を体恤しなければならないからです。分かりますか? お母さんが寂しくなった場合には、自分も何となく寂しく感じないといけないのです。一体にならなければなりません。
だから、「お母様の分身になりなさいー」と言うのです。全世界の女は一人のエバだというのです。分かりましたか? (はい)。全世界の男は、堕落した復帰時代に入った天使長だというのです。分かりましたか? (はい)。エバの相対基準は、再臨の主、完成されたアダム基準です。アダムと関係しないで、反対の方向へ行った者が、再び帰ってきて、アダムと関係するようになるのです。君たちは今、そういう立場に立っているのです。分かりましたか? (はい)。
そうなるというと、真の父は二人ではないのです。分かりますか? 女はみな真のお母さんの腹とつながった糸みたいに、電線でつながって電気がつくのと同じように、その腹の中に子供をはらんで、家庭的な父母は、家庭でのカイン・アベルを中心として、氏族的なメシヤのお母さんの腹に入るのです。氏族的なメシヤのお母さんの腹を通して、民族的なお母さんの腹、それで先生を中心として、一六〇か国のお母様までつなぐのです。それは民族から、国家、世界、天宙まで、三段階をつなぐようになっているのです。蘇生、長成、完成です。ここだけをつないでおけば、すぐに神とつながるのです。一六〇か国です。分かりましたか? (はい)。
全世界に同じようなペースでもって氏族メシヤを送っているから、家族メシヤはアダム家庭であり、氏族メシヤはアダム家庭です。それは、先祖をなくした、統一教会の祝福をされた者たちです。それはアダム家庭と同じです。アダム家庭で先祖をなくしたので、先祖復帰が氏族メシヤです。それから故郷復帰です。故郷を失ったので、神の基地がなくなってしまったのです。
それで、再び故郷が生まれることによって、神と同じく同居する時代に復帰していくのです。家庭から氏族、国家を通して、世界へつなぐ道ができるのです。だから生まれ変わるには、逆の方向に向かって、逆に戻っていって、真のお母さんの腹の中にみな入ったような立場に立つのです。「うわー、そんな話がなぜか?」と言うと、天国という所は真の父母の愛を中心として、真の子供の種を結実させた者たちが、地上で王権に侍り、王族として生きた者が、最初の天国に入って王族になるのです。王族の兄弟をたくさん重ねた場合には国になるので、国民が増えていくのです。分かりましたか? そうなっているのです。
だから、王族圏の心情を体恤しなかった者は、理想の神様の本郷の国に入る資格はありません。これは何人としても、否定できません。神様の考えは、それ以上のことを考えるのですが、それが最高の考えであれば、そうならざるを得ないのです。だからアダムとエバは、神様の万能の王子と王女であったということを忘れてはなりません。分かりましたか? (はい)。 分かりましたか? (はい!)。
**引用終了**
私たち祝福家庭の一人一人は、真の母によって生まれ変わるのではありません。真の母が、どんなに真の母としての位置を勝利したとしても、その真の母自身が、祝福によって原罪をあがなわれた一人一人を、産み変えることができるわけではないのです。
真のお父様は「氏族のお母さんのお腹の中に戻って」と語られています。それから、次のように続けています。
「神様を失ったのは、女とカイン・アベルです。分かりますか? アダム家庭を失っているのだから、それを探さなければならないのです。」
つまり、氏族の王妃は、母子協助によって氏族のアベルカインを一体とすることにより、お父様の聖霊を迎える基台を作る為の基点となっている存在なのです。そのお父様の聖霊を氏族の王が迎え、キリストが氏族の王と、アベルカインそれぞれの心に臨んでくださるようになった時に、その氏族はお父様の聖霊の働きによって、昼の神様の胎内に入るのです。
アベルカインの一人一人が聖霊を迎えて、心情一体圏が出来たときに、その一体圏が神様の真の愛に包み込まれるようになります。つまり、昼の神様とは何かといえば、夜の神様から真の愛が発動され、心情一体圏またはアベル圏という存在圏を包み込んでくる包容感ということになります。
そうすると、氏族のお母さんが分かるのです。氏族の王妃たちが心情一体圏を形成し、その一体圏でアベルカインが一体となったその心情圏を、神様の真の愛が昼の神様の現れであるかのように包み込む時、まさにその包容感を、氏族のお母さんと呼べるでしょう。
昼の神様の発動源は夜の神様です。夜の神様からお父様の聖霊となって発動される真の愛は、存在体や存在圏を包み込む昼の神様の胎となって結実するのです。
お父様の聖霊を迎えた氏族メシヤの一人一人が、お父様の聖霊によって、心にキリストを迎えられるようになることこそが、重生するためのポイントなのです。
つまり、サタンの血統から神様の血統に産み変えるとは、真のお母様がなさるものではなく、キリストとお父様の聖霊によって為されるものなのです。男性も女性も、つまりは王も王妃も、キリストと一体となることを通して神様の血統に入り、お父様の聖霊によって導かれることによって直接主管圏に入るようになるのです。
いきつくところは、「聖父・聖子・聖霊の三位一体」のキリストと一体となってこそ、私たちは重生して天一国に生きることのできる、王王妃としての資格を得られるということなのです。
そしてさらに、その氏族メシヤの母となる女性が、真の母と一体となって全世界の女性を代表する者たちが心情一体圏を造ることの究極的な意義があるのです。
その究極的な意義は、二代王のご夫妻に結実し、三代王が誕生するという事です。その三代王の生命を孕むための、二代王ご夫妻の愛の一体化は、神様の四大心情圏の完成に直結するのです。
**記事「七一節と七八節の同時祝賀を真のお父様が企画した真の意義!」引用終了**
1991年7月1日の七一節からの本来の神様が願った摂理においては、後継者となられた孝進様御家庭に三代王となる子女様の生命が誕生することでした。そうすれば、孝進様も二代王と呼ばれるようになり、三代王権の成就となったはずでした。
そのために、祝福家庭が「氏族メシヤ」の真の意味を理解し、母子協助とアベルカイン一体が成就した氏族メシヤの礎が出来ていたならば、孝進様ご夫妻に三代王の生命が授かる天宙的条件が立ったはずであったのです。
それが崩れ去ると、ほぼ同時に神様はその二次摂理として、康賢實巡回師と日本食口によって成就された「涙の海の心情圏」と呼ばれる、母子協助によるアベルカイン一体圏を立てていたのです。
その条件のもとに、サタンが侵入した統一教会・家庭連合に対して、亨進様をアベルとして、サタン分立摂理を展開できるようになったのです。
「涙の海の心情圏」が康巡回師によって報告され、「第四次アダムの勝利権というバトン」を真のお父様は手にすることが出来ました。それを亨進様に渡し、栄進様・国進様・顕進様と受け継いでいくバトンリレーが、摂理として展開したのです。その「涙の海の心情圏」と呼ばれる、祝福家庭の母子協助とアベルカイン一体の勝利権から、亨進様ご夫妻に三代王の生命が授けられる条件となっていたのです。
氏族メシヤが真の意味で展開されるには、三代王の誕生が絶対必須だったのです。神様の真の愛が、四大心情圏において完成しなければ、天一国を形成する心情エネルギーを発動できる真の愛の源泉となれないからです。そうしなければ、祝福家庭の一人一人を、重生・復活させることのできる氏族メシヤ摂理とはならないのです。
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