わたしの趣味は、星を見ること。

小さいころから、海の近くですんでいたから、星と海は大好き。


もうすぐ、クリスマス。
職場の女の子たちは、冬休みにカレシと人気温泉旅館 に泊まるんだって・・

わたしも、カレと泊まりたいな・・

誘ってみようかな・・



大学を卒業し、一人暮らし。東京で働いています。

でも、だんだんとホームシックに・・・。

会社でも友達ができなくて。

孤独で・・。

会社でもどこでも一人ぼっち・・。

わたしなんていなくてもいいんじゃないか・・って考えたことがあります。


そんな時、同じ職場の男性の先輩が、
「天文サークルに入らない?もうすぐ、冬の大三角をみんなで、
山の頂上で見ようということになっているんだ。
でも、一人キャンセルが出ちゃって。
バスも借り切っているし、ロッジも予約しているし・・。
よかったら、みんなで行かない?。」


わたしは、誰にも話しかけられたことなんてなかったので、
うれしすぎて、頭を何度も下げるだけでした。


「じゃあ、土曜日に駅で待っているからね。」


わたしは、その前の日は、全く眠れませんでした。




ロッジには、10人ほどの男女が。
知っている人は、誰もいない。


わたしが、一人で毛布にくるまって、星を眺めていたら、


「一緒に見ていい?」


その男性が、そっと横に座りました。

(じつは、あれから、わたしは、カレのことが気になっていたので、恋愛相性占い
でこっそりと占っていました。goodでした!!)


うれしすぎて、
頭がくらくらしてしまいました。


隣に座って、星を見ました。


その時、す~っと流れ星が・・・。


「えっ。今の見た?」


「はい。」


「流れ星なんて、初めて見た。すごいな~。
南の島で星を見るのが夢なんだ・・。願いが、かなえばいいな・・。」


「そんなことないですよ。願いは、叶います。」


「ありがとう。
いつも会社では、いつも一人でいたよね。
気になっていたんだ。
いつも一生懸命仕事しているの見ていたよ。
よかったら、付き合ってくれない?」


「ありがとう。はい。こちらこそ。」


わたしは、わたしのことを気にしていてくれていた人がいた、
ってことに、すごく幸せを感じました。


自分は、空気みたいだと思っていたから・・

それに、告白なんて、初めてされた・・

うれしすぎて、泣いてしまいました。


仕事へ行くのが楽しみになりました