ためしてガッテンで放送された保湿クリーム

ためしてガッテンで放送された保湿クリーム

NHKのためしてガッテンで放送された保湿クリームについて間違った情報が散乱しているようなのでまとめてみました。

Amebaでブログを始めよう!

NHKのためしてガッテンで放送された保湿クリーム について間違った情報が散乱しているようなのでまとめてみました。


ためしてガッテンで放送された保湿クリーム

と言うのも、人間だれしもそうかもしれませんが、あまりにもひどいというか間違った理解が多いんですよ。これは表現の仕方にもいろいろ問題はあるのかもしれませんが、テレビ放送ってどうしても垂れ流し状態なので、きっちり理解しないまま、自分勝手に都合よく理解しちゃうことがありますからね。

ということで、番組を録画しておいたので何度も見返して内容をまとめてみましたので、保湿クリームの正しい使い方を理解したい人は参考にしてください。


NHKのためしてガッテンで放送された保湿クリームについての内容は下記のしっかり書きましたのでちゃんと理解してほしいと思います。

「カサカサがプルプルに!素肌力劇的アップ秘技」⇒これがタイトルでした。
いつまでも若く、美しく。
そんな願いをもった多くの女性たちの大敵、冬のカサカサ肌。
化粧ののりが悪くなるだけでなく、シワやくすみの原因になるなどお肌の乾燥はまさに百害あって一利なし!
実は今回、こうした肌の乾燥は、化粧水やクリームなど、よかれと思ってやっている普段のお手入れが元凶になることがあるという衝撃の事実が判明!
化粧などで、なんとかごまかせても、実はあなたの素肌にも“潤い力”が激減しているなんてことが起きているかも!?
プルプルのしっとり素肌を保つために、本当に効果的な方法は何なのか?
気になる「シミ対策」とあわせて、短期間で健康な素肌が手に入る、超役立ちテクニックを一気に大公開!

こんな内容の出だしだと私たち女性には気になりますよね。
そして最初に出てきた衝撃のレポートの内容というのがこれです。


衝撃!美容マニアが89歳に惨敗
周囲の友人から“美容マニア”と呼ばれる40歳の女性。
肌が乾燥していることが何よりのコンプレックスで、「肌によいと言われるものならなんでも!」と、
月5万円をかけてエステや化粧品などにお金をつぎ込んできました。

泥パック
では、その効果はどれほどのものなのか?
素肌の水分量や皮膚の細胞を検査してみると、実に驚きの結果が…!?

なんと、89歳のおばあちゃんより肌の水分量が少なかったのです。
そして、肌から水が逃げていく量、水分蒸散量もおばあちゃんの3倍以上。
つまり、素肌が水を蓄える力が、おばあちゃんより弱くなってしまっていたのです。
いったい、これはどういうわけ!?
その答えの一つは、皮膚の細胞にあったんです。


肌はちゃんと死んでいることが大事
美容マニアの女性のほほから採取した皮膚表面の細胞。
染色し、顕微鏡で観察してみると細胞の中に、黒い点、つまり、細胞の核が見つかりました。

有核細胞
核があるっていうことは
昔、授業で聞いたことがありますよね、多くの生きた細胞には核があるということです。
でも、皮膚表面の細胞の場合、核があっちゃダメ。つまりちゃんと死んでなきゃダメなんです。

というのも、正常な皮膚の細胞は皮膚の深い所で生まれ、肌表面の「角層」と呼ばれる部分に到達すると、
核が消えるようにプログラムされています。

角層CG正常
実は、この核が消えるとき細胞は体から水分の流出を防ぐため、また外界の刺激から体内をまもるために、
とっても大切な物質を細胞外に放出してくれているんです。

その物質とは…
セラミドなどの細胞間脂質のもと!

セラミドとは、
保湿クリームや化粧品に配合されている保湿成分で、角層では細胞のすきまを埋めるセメントのような役割をします。
実はこの細胞間脂質こそが、カサカサを防ぐために最も大切なもの!

しかし、角層の細胞に核がある。いわば、ちゃんと死んでいない美容マニアの女性のような肌は、
この細胞間脂質が、正常に分泌されていないと推測されます。

角層CG異常
クリームなど何も塗布しない同じ素肌の状態で比較すると、細胞がちゃんと死んでいた89歳のおばあちゃんより水分が少なくなっちゃったんです。


お手入れが逆効果?(1)
では、いったい、美容マニアの女性の肌の細胞は、なぜちゃんと死ねない状態になってしまったんでしょうか?
その原因の一つに、過度の誤ったスキンケアが考えられます。

美容皮膚科の先生と、彼女の1日の肌のお手入れをチェックしてみると…
なんと、よかれと思って行っていたお手入れのほとんどがダメだしされてしまったんです。

この女性のお手入れは、肌に水を与えすぎていることと、
また水を与えた後に、乳液やクリームなど、油分があるもので、フタをしていないことが、ダメな理由でした。

水にぬれた新聞紙を放置しておくと水にぬれる前よりカラカラに乾燥してしまいますよね。
同じ現象が肌でも起こっていて、過剰に水分を与えても油分でフタをしないかぎり、元の状態より乾燥してしまうのです。


お手入れが逆効果?(2)
またお手入れもう一つの落とし穴が、こすりすぎです。
洗顔などのとき、顔をゴシゴシこすることは、毛穴や汗腺を中心に、炎症が起こすおそれがあるのです。

炎症が起きると、角層の細胞が増殖するスピードが速まって核が消えない未熟な細胞ばかりが増産されることにつながります。
先ほどの、皮膚の乾燥も、正常に細胞間脂質が分泌されない未熟な細胞を育てる要因です。

つまり、水分を過度に与え過ぎ、こすりすぎ、といった自己流の誤ったお手入れが素肌の力を弱める原因となるのです。

※蒸しタオルは、
くまやくすみなど血行不順が原因の肌トラブルには効果があると考えられています。
ただし、毎日行うと、毛穴が収縮しなくなったり赤みの原因になったりといった肌トラブルにつながるおそれがあります。
蒸しタオルを行う場合、医師は、週1、2回の使用にとどめることをすすめています。


超簡単!カサカサ解消大作戦
では、カサカサを解消し、うるうる素肌を目指すためにどうしたらいいのでしょう?

次の3つのことが大切であると専門家は考えています。

(1)皮膚をこすらない
こすりすぎは皮膚の炎症につながりカサカサを招くだけでなく、肝斑(かんぱん)というシミの原因にもなります。
こうしたこすりすぎによる肌トラブルをさけるために、番組では、泡洗顔を紹介しました。


(2)1日2回保湿する
朝晩、1日2回保湿剤を塗布することをプラスしただけで、肌の水分量が3倍になったという報告があります。
すでに粉がふくなどカサカサしている場合は炎症を伴っている乾燥なので、刺激成分が少ない敏感肌用の保湿剤を使用することをおすすめします。

※乾燥が気にならない場合は、
無理に塗布する必要はありません。

(3)ときにはお手入れをお休みする
もしかしたら、あなたの誤ったお手入れが、乾燥を招いているかもしれません。
ときには、毎日のお手入れをお休みして、顔や体のどの部分が本当に乾燥しているのか、また何が乾燥の原因なのか見極めることも大切です。

※夏場も乾燥している場合、アトピー性皮膚炎など疾患によるカサカサの可能性もあります。
その場合は、皮膚科を受診してください。