続きでございます(‐^▽^‐)
子どもの問題行動は親が悪いのか?
こたえ・・・
NO、ここまでが前回でした。
では、なぜNOなのか。
トーマスとチェス(1981)は、NY横断研究で、乳児にも個人差(気質)があるとし3つのタイプに分けました。
1)育てやすい子 2)気難しい子 3)慣れるのに時間がかかる子
このうち②の気難しい子は、成人早期の問題行動の発現に弱いながらも関連性があると認められたのです。
このことから本来子どもが持つ気質にも原因があるということなのです。
子どもが持っている気質(行動の個人差)と養育環境がほどよく適合することが大事なんです。
さらに、エインズワーズのストレンジ・シチュエーション法という実験がありました。
ここでは、子どもが親と離れたときにする行動パターンから3つの型を導き出しました。
1)回避型 2)安定型 3)抵抗型
ではここで問題です。
あなたの子どもが迷子になりました
さて、どのような行動をとったでしょうか。
また、再会した時はどうしましたか?
1)迷子になったのに異様なほど落ち着いて泣きもしない。再会した時にも、身体的接触も求めず、親を避ける
2)迷子になって多少混乱して泣いたりする。再会した時は、走ってきて身体的接触を求めてきて落ち着く
3)迷子になり不安になり、混乱し泣きわめく。再会した時は身体的接触を求めるが、それと同時に親に対して怒りを覚え叩いたりして責める
正解
1=1、2=2、3=3に当てはまります。
ここで、もし1や3の行動をするようならば、成長してその後、仲間関係がうまくいきにくいと考えられています。
日本人では、2か3のパターンが多いようですね
安定型の子どもの養育者は、子供の欲求や状態の変化に対し、敏感に、そして子供との相互関係が円滑で遊びや身体接触を楽しんでいる傾向であり、その結果安定型の子は、感受性豊かな子が多いようです。
感受性の高さが子どもが親(養育者)に対する信頼・安全・安心の感覚を生み出すと考えられているからです。
ではどのようにしたら、感受性の豊かな子どもになるのでしょうか
1)子ども(乳児)が周囲の対して発する信号(泣くなどの行為)に適切な注意を払う
2)その信号が持つ意味を正確に理解する
3)適切で迅速な応答をする
要は前回書きました、アタッチメントがとても大事なんだということです( ´艸`)
このアタッチメントの結果、
前回書いた第4段階では、アタッチメントの対象と自分の関係が安定し機能することで、そばにいなくても「自分のところに戻ってきてくれる、助けてくれる」という信頼・安全・安心の考えを持つようになるのです。このように思える子は安定型の子なんですね
どのような気質の子どもかによって、アタッチメントの質(子どもと親などの特定対象間との間で作り出す絆)は異なる可能性があります。
子どもの個性を考慮したアタッチメントを作り上げることが大事なのです。
アタッチメントの質がその後の行動との関連は必ずしも絶対的なものではなく、あくまでアタッチメントの質が基本となり、その後の人生に結びついていることは研究報告で示されています(2005)。
次回は、「共働きの場合はアタッチメントができない?」について書きたいと思います。