ストーリー①の続きです。
超新星が出てくるまで
もう少し!
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「あっ、いけない、終電…!」
慌てて
オフィスをあとにしようとしたとき
上司が
フロアに駆け込んできた
「おっ、よかった、
まだ残ってる女性がいるな!
だれか ちょっと助けてくれないか?
本部長に急な接待が入ったんだが、
秘書の女性は昨日から夏季休暇なんだ。
今から本部長のお供を頼めないだろうか…」
「ええっ…今からですか?」
フロアに残っていたもう1人の女性が
困った声で答える。
(ホント…
こんな時間から接待だなんて…
ありえない!)
由依子は終電を気にしながら
帰れるチャンスを伺っていた。
「そうなんだ…
韓国の芸能事務所なんだけど
急に連絡が入って…
取り引きを狙っていた会社だから
本部長も縁をつなげておきたいらしいんだよ…」
「韓国の芸能事務所?!
私、行きたいかも~!!」
めずらしく残業していた
ミーハーな後輩メグミが
小走りで上司に近づく。
「それってどこですか?!
BIGBANGの事務所とか?!
サインとかもらえるかなぁ~?!」
少々空気が読めないところがある
メグミの立候補に
上司は一瞬たじろぐ。
(メグミを本部長のお供につけるのは
たしかにちょっと不安だけど…
せっかくの休暇前に
気疲れする接待なんて…やだやだ!
ここは メグミに任せよう…)
さりげなく 帰ろうとしたとき
上司と目があってしまった 。
「あぁ!関口君!!
きみは確か 都内に住んでいたよね?」
「は…はい」
イヤな予感がした。
「できれば、都内在住の人がいいんだ!
帰りの足がないだろうから
タクシーチケットを渡すけど
埼玉まではちょっと金額がなぁ…
関口君 行ってもらえないかね??」
「でも…
わたし韓国語できませんし…」
「今日は重要な取引があるわけではないから
本部長の横に座ってるだけでいいんだ!
先方は 気楽に食事をしたいそうだから!
日本語の話せる人がついてくるらしいから
君はニコニコしていてくれればいい!
ね?頼むよ~」
メグミを行かせるのが不安なのか
いつも偉そうな上司が
下手に出る
(ニコニコっていっても…
残業疲れで 笑顔なんて出ないよ…)
返事を渋っている
由依子の手に
上司がタクシーチケットを
無理やり握らせる
「さ、早く! 本部長が下でお待ちだから!!」
(もーっ! 貧乏くじだわ…)
由依子はしぶしぶ
会食へお供することにした。
③へつづく
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ちょっと超新星に近づいてきました!
早く出てきて~(´∀`●)
