皮膚炎のとき
さて、ひとつ前の記事では石けんを持ち上げてみましたが、わたしが感じる率直なお話をしてみましょう。たまに生徒さんから聞かれることがあります。「〇〇の石けんを使うと皮膚炎はよくなりますか?」いろんなオプションだったり、作り方だったりがありますから一概には言えないかもしれないけれど実感としては「石けんは薬ではありません」ということです。石けんはあくまで汚れを落とすものであり、手作りの石けんは過剰油脂やオプションのおかげで市販の石けんよりは肌に優しく好みの洗い心地に仕上げることができるということは言えると思います。たとえば、「手作り石けんを使ったらアトピーが良くなった」というもの。そうかもしれませんが、それは一般的な石けんよりも手作り石けんのほうが優しいから。わたしも市販の石けんは使えません((+_+))数日前のわたしの首の写真をご覧くださいませ。きっかけはむきになって首のマッサージをしたこと。。。だと思います(笑)痒くて痛い((+_+)) 左の写真が痒くなって2日後くらい。赤いところよりも真ん中の白っぽいところの方が本当はヒドいのですよ。痛い!こんな時って石けんうんぬんじゃなくて水も痛いのです。だから痛くて痒いような時って石けん以前に優しい水に変えるほうがありがたいのかな。。。と思っています。地域によって、または国によって水質なんかも違うだろうし水って大切です。右の写真はだいぶ良くなってきたところ。以前のブログにも書きましたが、こんなときわたしはカレンデュラに頼ります。塗りやすいようにバームも用意していますが、痛くなるほどのときにはバームじゃなんにもなりません。オイルを直塗りして3日くらいで赤みはだいぶひいてきました。オイルを塗布していますので、肌の上でオイルが酸化しても皮膚への刺激になるいけないから、お風呂では石けんを使って優しく洗いますがシャワーの水が痛いのでピタピタと石けんを流します。塗ったオイルを落とすための石けん。良くなることは期待しておりません。ここまで書いてきましたが、わたしの石けん作りに関しても書いておこうかな。手作り石けんを使うようになってだいぶ丈夫な肌にはなりました。なにせ乾燥が防げていることが大きいと思っています。オリーブオイル72%の石けん、潤いが保たれると人気のある石けんですよね?「乾燥肌なので72%で、100%で作りたいです。」とおっしゃる方も多いんじゃないでしょうか?潤い感といえば、オレイン酸。オレイン酸が主体のオリーブオイルは乾燥肌の方にとても人気です。だけどたくさんオリーブオイルや椿油、ひまわり油などオレイン酸を配合してるからしっとりするはず。と思いこんでしまうのは危険かも。。。極度の乾燥肌ですぐに皮膚炎をおこすわたしはオリーブ72%の石けんを使うと肌がゴワゴワで痛くなるほど乾燥してしまいます。逆に刺激があると言われているココナッツオイル主体の石けんではサッパリするなとは思っても変に乾燥することはありません。なぜでしょうか?推察ですが、「オレイン酸のpHはラウリン酸のpHよりも高いから」じゃないかなと思っています。なので、石けんのレシピを組み立てるときにはオレイン酸が全体の50%を超えないようにしています。もしも潤うレシピで作ってるはずなのになぜ乾く?と思ってらっしゃる方はオレイン酸主体のオイル配合を低くして試してみるのもアリじゃないかなって思います。オレイン酸主体となる石けんも1年以上経ったものはとても使い心地がよくなっていると感じます。きっと熟成が進んで石けんのpHが下がったのですね。同じような効果はジェル化石けんにもあるはずなので1年も待てないわ!という方はジェル化させてみてください。石けんの潤い感や優しさはレシピだけでなく、pHも大きくかかわっているということで結びたいと思います。長文にお付き合いいただいてありがとうございました(´▽`*) ちょっと宣伝(・∀・)ほしのやでは春以降、自分にぴったりの石けんを探す講座を予定しています。どんなオイルを使ってどんな配合が自分に向いているのかな~というのを一緒に探ってみませんか?準備ができたらホームページや公式LINEでお知らせいたしますね! viaほしのや Your own website, Ameba Ownd