こんにちは。今日はホスピスと緩和ケア病棟のことを少し書きたいです。。

皆さま、ホスピスってご存じですか？

グーグルで調べると、

「死期の近い（末期がんなどの）患者に安らぎを与え、看護する施設。」

と、なっていました。

私は親戚の叔母が、がんになって最後を、緩和ケア病棟で過ごしたので、少しだけはわかります。

私が教わった限りでは、

◎基本的にがんの治療は行わない。（でも、疼痛コントロールなどの“緩和ケア”やその時々の対応などは行ってくれる。私の叔母は、口腔内のケアや色々手厚くしてもらえました）

◎入所希望をしてもすぐには入れず、①エントリー②面談③判定（入院できるかどうか）などを行って、入所までに2か月くらいかかる（私が受けた説明ではそれくらいかかるとのことでした）

◎緩和ケア病棟やホスピスがある場所から、何キロ以内に住んでいるかどうか？や、余命6か月以内と診断された方など、その病院によって、色々条件がありました。

◎入所しても、元気で何か月も過ごせると、退院させられることがある。

◎個室の室料はやっぱり高かったです。（緩和ケア病棟では、無料の個室も結構見つけました）

私は余命を教えていただいたとき、私のお母さんは、家で看取りたいと思っていたようです。

そして、私のお世話なら心配しなくていいと、言ってくれていました。

でも、しばらく考えて、末期になったときの、私の体の状態や、痛み、そういうものを何とかしたいと考えると、やはり、病院のお世話になったほうがいいのでは？など、考えることがたくさんでてきて、色々なことを二人で相談しました。

そして、ホスピス（緩和ケア病棟）のことも、一度ちゃんと聞こうということになり、治療している大学病院の「がん支援センター」で、相談しました。

すると、先に書いたことや、色々なことを教えていただいて、「まだ必要ではないと思いますが、入りたくなってもすぐに入れるわけではないので、準備を始めるのはいいかもしれません」と、言われました。

私は、旅立つとき、＜どこで旅立つのか？＞ということに直面して迷い始めました。

少しづつ、体調が悪くなったら、そんな私を目の前にしていたら、お母さんもつらいだろうとか、自宅で旅立つのは、介護するお母さんが大変すぎるとか、あれこれと思っては考えて・・・をくりかえしていました。

すると、お母さんは「できるだけ家で過ごせばいいじゃないの。もしも具合が悪くなったら、病院は目の前なんだから、そうしたらお世話になればいいじゃないの」と言ってくれました。

それで、まずは、お母さんの案でいくことにしました。。。

そしてお母さんはわたしに「旅立つ日なんて、誰にも分らない。だから、死ぬための準備なんてしないで、いつもどおり生きていったらいいと思うよ」と、言ってくれて、私はちょっぴり、安堵しました。

余命を告げられると「私はいつ、旅立つんだろう」と、考え始めます。

お母さんは、「樹木希林さんのように、死ぬ死ぬ詐欺で、いったらいいよ」と言ってくれました。

私はまた、安堵することができました。。

お母さん、ありがとう。

いまのところ、目の前の病院で、緩和ケアを受けながら、お世話になるという案が、私の旅立ちの案になっています。。

でも、やっぱり、具合が悪くなったら、緩和ケア病棟やホスピスに向かうのかもしれない。

まだ、考える時間があってよかったです。

お母さん、また、たくさん話そう。

今日も読んでいただいてありがとうございました。