如何でしたでしょうか。
「萬能丹 - The Perfect Drug - 項羽と劉邦篇」
とにかく歴史モノを書くという作業は時間の掛かるモノでして…。
書きあげるのに約一年掛かったと記憶してます。
歴史モノはとっつきにくく読む方も大変ですよね。
ましてや中国の話ともなれば常用漢字でない漢字も多く出てきます。
あえて、簡単な言い回しで書き、負担を減らしたつもりでいたのですが。
「歴史は学問ではない。その時代の日常である。」
私は冒頭にもそう言いました。
歴史モノらしからぬキャラクターを作り、項羽と劉邦を書きました。
読みモノとして単純に考えて頂いて結構です。
そもそも、この「萬能丹」は、私のような若輩者が歴史モノを書くための照れ隠しのようなモノで、素直に歴史モノを書けない私のツールの一つなのです。
前回、ここにアップさせて頂いた時にも書いたのですが、この萬能丹はこの先の歴史にも存在します。
そしてこの薬は日本へ渡り、日本の歴史の中にも存在するという様な計画でした。
そのあたりはいずれ、私がプロとして書き始める事が出来た時に書いてみたいと思っています。
如何でしょうか。
皆さまはこの「萬能丹」を飲む事が、そして飲ませる事が出来ますか。
この話を最初に書いたのは高校生の時でした。
オリジナルの話はこんな感じです。
貧しい家の子供が病の母を看病するために、身体を売ります。
その子がある日大きな松の木の下で寝ていると、二羽の鶴が舞い降りて、二人の仙人となります。
仙人はその少年に「萬能丹」を手渡し、
「病の母に飲ませるが良い…。その代わり、治るまでにそなたの母の患部に激痛が走り、死んでしまうかもしれん。その薬をそなたの母に飲ませるかどうかは、自分で決めなさい…。」
そうって鶴に戻り飛び立って行きます。
「死ぬ程の激痛」を知らない少年は、自分が夜な夜な取る客に飲ませようとします。
しかし、良心からか、いつも寸前で断念します。
そして母にも飲ませる事無く、母はこの世を去ります。
母が死んだ事がショックで少年は、「萬能丹」を飲んでしまうのです。
結末は伏せておくとしまして…。
そんな話が元になっています。
話がずれましたが…。
この「萬能丹」を読んで項羽と劉邦に少しでも興味を持って頂けたら幸いです。
まだまだ書き続けて行きます。
皆さま応援ありがとうございました。
作者敬白