僕たちの人生には、

 

 

 

「これをしたい!」と思っていなくても、

 

 

 

不思議と「やることになること」が、あったりします。

 

 

 

あるいは、自分の「本望(ほんもう)」ではなくても、

 

 

 

「ひとまず、少しやってみるか、、」と思ったことが、

 

 

 

結果的に「生活の基盤」を作ってくれることも、

 

 

 

意外とあったりします。

 

 

 

 

 

 

たとえば、村上春樹さん。

 

 

 

彼の存在と、その代表作である、

 

 

 

『ノルウェイの森』。

 

 

 

この本を読んだことがあったり、

 

 

 

タイトルだけは知っているという方も、

 

 

 

少なくないと思うのですが、

 

 

 

実はこの『ノルウェイの森』は、

 

 

 

春樹さんの「ホームグランド」ではない手法で書かれた本なのです。

 

 

 

 

 

 

春樹さんが書く「長編(or中編)」は、

 

 

 

基本的に、途中で「異世界」や「あちらの世界」に、

 

 

 

「行ってしまう系」の内容がほとんどなのですが、

 

 

 

(これを「マジック・リアリズム」と言います。)

 

 

 

彼は40歳を目前にして(現在:71歳)

 

 

 

今後の作家としてのキャリアを考えたときに、

 

 

 

「異世界」に「行かない系」の話を一度書いておかないと、

 

 

 

この先うまく進めない、と感じたようで、

 

 

 

いわゆる、あっちに「行かない系」の手法(リアリズム)を使って、

 

 

 

物語をコツコツ書き上げたのです。

 

 

 

(当時は、大学ノートに、

 

 

 

ボールペンで物語を書いていたそうです。)

 

 

 

 

 

 

彼は、様々なインタビューで、

 

 

 

そのことについて語っていますが、

 

 

 

この『ノルウェイの森』は、

 

 

 

春樹さんにとっては、「自分のホーム」でもなく、

 

 

 

「本来、自分がやりたいこと」とも少し違うけれど、

 

 

 

「今は、そういう流れ」とか、

 

 

 

「今の自分にはこれが必要だ」と感じたことに、

 

 

 

コミットして取り組んだことが、

 

 

 

結果的に彼を経済的に支える形になり、

 

 

 

(印税だけで、数十億。)

 

 

 

それにより、彼は、

 

 

 

自分の可能性を、より追求したり、

 

 

 

海外に挑戦をしたり、

 

 

 

自分の望む「文学の形」を、

 

 

 

ひたすら探求し続けることが、

 

 

 

できるようになったわけです。

 

 

 

(そこに「あぐら」をかかずに、

 

 

 

次に挑戦し続けるところがカッコいいですよね。)

 

 

 

 

 

 

ひるがえって、僕たちの話。

 

 

 

僕たちの人生にも、

 

 

 

別に、「やりたいこと」ではないけれど、

 

 

 

「やることになること」って意外とあったりします。

 

 

 

以前、とある人に教わったのですが、

 

 

 

「やりたいこと」は、

 

 

 

僕たちの「情熱」を上げてくれて、

 

 

 

「やることになること」は、

 

 

 

僕たちの「運」を上げてくれるようですので、

 

 

 

その「両方」を大切にしながら、

 

 

 

今後も、お互い進みたいものですね。

 

 

 

 

 


あなたにとって「やりたいこと」と、

 

 

 

「やることになること」って何ですか?

 

 

 

 

 

 

「やることになること」の中で、

 

 

 

「やりたいこと」を実現するのも、

 

 

 

けっこう、楽しかったりしますし、

 

 

 

結果的に、それが、

 

 

 

「やりたいこと」に自分を運んでいってくれることも、

 

 

 

けっこう、あると思うのです。

 

 

 

それでは今日はこの辺で。

 

 

 

きっと素敵な流れです。

 

 

 

Kenny

 

 

 

◆この話とは、関係ないけれど。

 

 

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