「扉(とびら)」という言葉がある。
「壁」は、何かを分離して、隠すものだけど、
「扉」は、分離された空間と空間をつなげて、
「1つ」にする役割がある。
仮に、この世界に「扉」がなかったから、
僕らはもっと「孤独」を味わうはずだ。
「未来への扉」や「心の扉」といった、
「比喩表現」がある。
ここで言うところの「扉」にも、
やはり「つなぐ」役割があって、
過去と未来を「つないだ」り、
自分と他者を「つなぐ」意味がある。
・
僕は、いつも「星」という存在を、
一種の「扉」として見ているきらいがあって、
僕が「星を読むこと」で、
今日という「何気ない1日」が、
「可能性に満ちた1日」になったら良いと思うし、
個人の「出生図」や「進行図」を読むことで、
その人が「過去」や「未来」の自分につながり、
「可能性」につながれたら良いと思っている。
でも、僕にできることは、
「扉がある」と示唆をすることと、
その扉を開けて、
「中の様子」を語ることくらいで、
実際にそこを「くぐる」のは、
「本人」にしかできないことだったりする。
・
あなたの前には「扉」があり、
あなたが「くぐる」のを待っている。
「過去の自分」との間に「壁」をつくり、
そんな自分と「距離」を置いたはずなのに、
そこにはちゃんと「扉」があって、
「過去の自分」とつながることができる。
「自分の可能性」を拒否して、
「自分には何もできない」ことにしたはずなのに、
そこにはちゃんと「扉」があって、
そこをくぐると「違う自分」に出会うことができる。
夜にならないと「星」が見えないように、
人生が、少し「暗く」ならないと、
見えない「光」があり、
現れない「扉」がある。
そうして見えた「星という扉」をくぐり、
別の自分に会いにいこうとするあなたを、
今日も、僕は静かに見守っている。
「星の扉」をくぐる「サポート役」を、
今日も僕は、静かにまっとうし、
技術を高め、自分を整え続ける。
いつか、あなたの星を読めるその日まで。
「星」という存在は、いつだって、
あなたの「扉」になってくれる。
Kenny
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