たまには記録残しておこうかな、ということで気が向いた時に騎乗記録として書こうと思います。



タマモブラボー



久しぶりに乗りました。恐らく半年以上ぶりです。

裏堀りやらせてくれたことなかったな〜、馬房出しもイヤイヤされたりしたな〜、と思い出しつつ、やんちゃボーイを相手することになるのでちょっと偉そうに存在感を出してお迎えへ。

遠慮なく馬房へ入る、無口を見せる。

すると「な、なんや……、偉そうやんけ……」と、飼い葉桶からすぐさま顔出して無口にすっぽり。馬房からもあっさり出る。



すぐ近くの洗い場が一つ空いてました。ラッキー、ですがそれは馬と馬に挟まれる真ん中の洗い場。どうしようか、と思いつつ他が空いてる保証もないので手前の子たちを抑えてもらって中へ。抑えてもらい待ちの時、エアバックベストとお腹の間に顔突っ込んできて、中で小刻みに震えるという謎の遊びをかまされました。なにしてんねーーーーん!

リラックスしてるのか緊張してるのか、曳き手で遊びながら洗い場へIN

裏堀はあっさりやらせてくれました。後肢も蹴り上げたりすることなく、「ちょっと待って。バランス取るから」といい位置を探ってくれました。偉いじゃん……

馬装もあっさり。でしたが、馬銜を咥えさせようとすると、口は開けてくれるのになぜか一度咥えた馬銜を吐かれてしまいます。

ん?なんでだ?ともう一度。やっぱり吐かれる。

🐴「なんか変だよ、それ。奥まで咥えられない」とのこと。

ちゃんと確認してみると……、あ!鼻革が繋がったまんまだ!

🐴「でしょー。変だと思った」

鼻革のバックルを外している間、大人しく待っててくれました。そういえば手綱も変な掛け方されてたので、手慣れてない方がされたのかもしれませんね。

いやしかし、タマモ。よく教えてくれました。

偉い!全然気付いてなかったわ、ごめん。


馬装も完了し、馬場へ降ります。

たしか前へもたれて頭が低く、躓きやすい子だったと思うんですが、この日は特に躓くことももたれてくることもなく。

レッスン開始早々に隣の馬場で落馬(音にやや反応)&レッスン途中からやってきたしつこい虫にイラついて、いつもそんなに速くないはずなのに走り出しがロケットスタート気味に。すぐに抑えないとかなり速い。

スピードに取り残されないようにしつつも、タマモの動きからほんの少しズラしてこちらに合わせるように半減脚を試みます。私が乗ってるから大丈夫、落ち着いてくれー。

さすがタマモ。イライラはしていますが、扶助には素直に応じて歩度を詰めてくれました。

休憩を挟む前は、前方がラルプデュエズ。ロケットスタートタマモでも全く追いつかないどころか馬間を相当離されて、もはやラルプは一人旅状態。常歩に落としても後肢を外に大きく出して、やたらドスドスと歩いています。いつも優雅でダイナミックな動きをする子なので、これはめちゃくちゃイラついている様子。虫かな、大丈夫だろうか……、と思っていたら、指導員から「馬を攻めすぎ。相当イライラしてる。それ以上はやめて。吹っ飛ぶよ」と注意が飛びました。いやー、それは怖い。脚と鞭の使いすぎとのことでした。

飲水休憩は馬添い極悪のタマモなので一人で行かせてもらうことに。休憩って分かってるのか、クーラーボックスまで一直線で向かってくれました。「ここで水飲むんやろ?🥳」って感じです。ありがとやで。

休憩中に指導員にタマモが落馬に少し反応してたことを伝えました。ちょうど隣の馬場に向いた時だったので、タイミング悪かったねーと。

でもレッスン開始早々になんで?という話になりました。私が見た時には、馬は反転してトボトボ歩き出し、乗ってた方は地面でひっくり返ってたので落馬の瞬間は見ておらず。

虫で尻っ跳ねでもしたんですか?と聞くと、「虫は虫やねんけど、お腹に止まったハエを顔で払いに行ったんやって。そしたらそのまま寝たらしい」と。

そのまま寝た!?ダイナミックすぎんか!?

「え、流れ作業で砂浴びしたってことですか?」「そう」

指導員もまさかそこから直で寝るとは思いませんよね。不運。

🐴「あー、虫鬱陶しいわぁ。せや!このまま寝たろ!!」

うーん、悪気は全くなさそうなのがなんともです。でも人が乗ってることは忘れないでほしいですね。

不幸中の幸いは、乗ってた方が馬と地面にプレスされなかったこと。そのままベストだけ替えて継続騎乗されてました。


さて休憩後は4つのスラローム。おおー、4つは初めてです。今までスラロームといえばブロック2つか3つだったな。ブロック間隔も4つだともちろん狭くなってます。

ちなみに4つ目はブロックではなく、K点でした。サヨナラ、K👋

C点側から侵入を試みます。しかしタマモは虫に意識が行きがち。これは早めに扶助した方が良さそうです。

中盤で一度だけ「ちょっと虫払わせて!」と蹄跡に誘拐されてしまいましたが、基本的に素直に行ってくれました。前のカレンが度々、蹄跡を継続してましたがつられることもなかったです。

ただちょいちょいブロックギリギリのところがあり、「もっと押して」と指導がありました。うーん、馬体があんまり真っ直ぐじゃなかったのが反省点です。なんかちょっと傾いてる。というか左の肩を斜め前に出したがる。君はノーチェなのか……

それにタマモ、もしかして痩せましたかね。脚当てようにも、なんか、お腹が無い……!?

終始こんなだったっけ?と思いながらの騎乗でした。いやでも最近、やたらお腹大きい勢(ラルプ、イーサン)に当たってるからなだけの気もする。


クールダウンして終了。タマモは最後に帰ります。

以前は降りてすぐ噛みにこられたり、あわよくば蹴ろうとしたりがあったんですが、今日はなんにも無し。

お利口じゃん、なんて思ってたら、少し離れたところで馬場から出待ち中のラルプが「じーーーーーーーーー👁」と砂を見つめています。

あ、あれは!ヤバい!😱😱😱😱

私が「寝ますよ!」と叫ぶと同時に指導員も気付いて「頭上げさせて!砂浴びする!!」と。

その後も、馬場から上がるのを渋る馬がいて止まった隙に、「ちょ、ちょっとだけ……」と足を折ろうとするラルプ。なんとか騎乗者さんが注意して大丈夫でした。

うんうん、いい汗掻いたら痒いよね〜。でも鞍乗っけてるのに危ないよ、君。また怪我するぞ〜。

最近は人を乗せたままでも寝ようしているのを見かけたので要注意です。性格はとっても無邪気で愛嬌アリアリなんですが😘また朝シャンしてもらいな〜。


そしてようやくタマモも帰宅……。周囲に声かけして近寄らないようにお願いしていたのですが、5馬場から上がってきたおじ様がタマモだって言ってるのに堂々追い抜き。

激おこタマモ、蹴らせまいと頭を上げさせる私、ならばと追い抜いた馬に噛みつこうするタマモ、しかしその噛みつきが運悪く私の手に……

ガブッ!!!!!

「痛い!!」

タマモ、血相変えてすぐに離してくれました。

🐴「ごめんねごめんね、そんなつもりじゃなかったんだよー!!😢😢

めっちゃオドオドしています。なんなら噛んでしまった右手に鼻を当ててフニフニフニフニ。

「いいよ、こっちこそごめんね。もっと近づかないでって言えばよかったね」

お互いに反省。

にしても、タマモに限らずどんな馬でも追い越しはやめてほしいです。放牧で上下関係がきっちり出来ているような子たちではないんですから、自分のスペースに割り込んでくる他馬なんてもっての外ですよ。

実は行きでも追い抜こうとしてくる人がいて、馬場にいる指導員から洗い場にいるスタッフまでが「ダメダメ!!!!」「蹴りますよ!!離れて!!!近づかないで!!!」と大騒ぎでした。ちょっとずらして降りたつもりだったんですが、向こうはどうやらレッスンに遅れると焦っていた様子。頼む〜、やめてくれ〜。ずらして降りた意味ないよ〜。


なんだかショボくれてしまったタマモ。元気出してー😖

タマモは連続レッスンでしたが、間が45分あるので馬房へ速攻帰宅してもらいました。

次のレッスンをクラブハウスで見てましたが、いつものように下馬後に堂々と噛みつきに行ってたので「あ、元気だな」と。良かった。

いや良くないけどね!!





余談ですが。

クラブに来る途中、噴水広場から見えたクラブ側の光景……

白い煙がモクモクモクモク。また燃えたんか!?と焦るレベルにはモクモクしてました。

クラブに到着して分かった白い煙の正体は馬場の砂埃。特に1馬場と5馬場で砂漠のように舞い上がってました。

駈歩輪乗りなんてしようもんなら蟻地獄の中のように砂嵐トルネードが発生。

金曜日もこんなんでしたね。輪乗りしてて砂が目に入りまくって「あーーー😫目が痛い、開けられん!」ってなりましたもん。蹄跡も白すぎるわサラッサラすぎるわ、蹄跡があるのかないのかすら分からなかったです。おかげで隅角通過し放題でしたが()


この日も同じことに、というか砂嵐レベルはさらに酷かった。

着いてそのまま洗い場にいた指導員に声かけ。

砂埃やばすぎませんか?😂と。

話を聞くと、地下水が枯れてしまって放水機が使えないらしい。出るには出るけどタンクにちょろっと残ってるだけだから水圧が0で全く馬場へ飛んでいかないのだと。なんと……

公園内のプールが解禁になってからは、さらにひどいそうです。プールが優先で持ってかれてるらしい。

ええー……、さすがにこっちは馬の命ってものがあるので掻っ攫っていかないでよ〜😰というのが率直な感想でした。プールも夏休みキッズたちにとっては大切でしょうが😥

あまりに5馬場が砂嵐なのでアルバイトの方たちが、洗い場から延長しまくって馬場へ持ってきたホースからバケツに水を汲んで蹄跡に撒いてらっしゃいました。もはやバケツリレー状態。

でもこんなに暑いんじゃ、焼石に水ですよね……。どうなるんだ、この夏。