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双子の國分兄弟ら卒業…競馬学校第25期生


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 JRA騎手課程第25期生の卒業式典が10日、千葉県白井市の競馬学校で行われた。今年は5人が卒業。國分兄弟は第12期生(96年卒業)の柴田大知、未崎騎手以来、13年ぶりの双子ジョッキーとなる。お互いが目立つために、東西のトレセンに分かれて所属することに。兄・優作君が「一番最初に意識した相手」と話せば、弟・恭介君も「ライバルとしてやっていきたい」と対抗心を燃やしている。
 丸山元気君の父は高崎競馬所属の騎手として、中央遠征時に5勝を挙げた侯彦氏。「セールスポイントは元気です」と自らの名前通り、明朗な性格が売りだ。また25期生からは模擬レースの計10戦をシリーズ化。初代王者には、最終戦の卒業記念模擬レースを制した松山弘平君が輝いた。
 今後は12日の合格発表、23日の免許交付式を経て、早ければ3月1日にデビュー戦を迎える。昨年の卒業生では三浦が新人最多勝記録を21年ぶりに塗り替え年間91勝をマーク。先輩に負けない活躍が期待される。
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13年ぶり双子騎手誕生へ…JRA騎手課程卒業式


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 JRA騎手課程25期生の卒業式が10日、千葉・白井の競馬学校で行われ、双子の国分優作君(18)、恭介君(18)ら5人が、巣立ちの時を迎えた。卒業生は、12日に発表される2次試験の合格を待って、早ければ3月1日にも競馬場でデビューする。

 96年に卒業した柴田大知、未崎以来となる双子ジョッキー。国分優作君と恭平君が、“NO1騎手”という同じ夢に向かって、大きな一歩を踏み出した。

 小学生の時に新聞記事を見て競馬学校の存在を知り、ほぼ同時に騎手を目指した。中学生になってからは、同時に乗馬クラブへ。ほとんど離れることなく育ってきた2人だが、騎手としては、優作君が美浦・国枝厩舎、恭介君が栗東・五十嵐厩舎(ともに予定)と、東西に別れる道を選んだ。

 「僕たちは、それほど気にしていなかったのですが、教官に『離れないと目立たないぞ』と言われて決めました」と兄の優作君。一方、弟の恭平君は「2人でいると、すぐにケンカしますから。それに、何かあったら電話で相談できますし」。勝負の世界を目指す若者らしい独立心をのぞかせた。

 もちろん、離れていても最も近くに存在するライバルだ。最も技術が優秀な卒業生に贈られる「アイルランド大使特別賞」を受賞した優作君が「恭介は、積極的に様々な馬の乗り方を試すところが勉強になる」と話せば、恭介君は「優作は、すごく馬の気持ちを尊重して乗るところがすごい」。そっくりな瞳を輝かせ、互いに切磋琢磨(せっさたくま)していくことを誓っていた。

 ◆双子ジョッキー 96年デビューの柴田大知、未崎(ともに31歳、美浦・フリー)が初めて。初年度は、それぞれ27勝、12勝をマークして活躍。兄・大知は、関東新人騎手賞を受賞した。10日現在の通算成績は、大知が2697戦122勝。未崎は2353戦80勝。

 ◆模擬競走松山V 
  ○…今年卒業する25期生から、競馬学校内外で行う模擬レースに「スチューデント・ジョッキーズ・シリーズ」のタイトルが付き、ポイント制で争われるようになった。この日までの8戦で2位につけていた松山弘平君(18)が、卒業式前に行われた最終戦を制し、逆転優勝。「勝負根性は、同期では誰にも負けません」と力強くアピールしていた。

 ◆父は元高崎騎手 
  ○…丸山元気君(18)は「名前の通り、元気なところがセールスポイントです」と笑顔。父は、04年に廃止された高崎競馬の元騎手・丸山侯彦さんだ。当初は騎手になることを反対したそうだが、息子の晴れ姿に「今はホッとしています。いきなり活躍しなくてもいいので、早くに免許を返上することなく、頑張ってほしいですね」。自身は志半ばにして騎手を辞めざるを得なかっただけに、末永く騎乗することを願っていた。

 ◆武豊22年ぶり出席
  ○…卒業式には、第3期卒業生の武豊が、日本騎手クラブ副会長として来場。「つらいこともあるけれど、騎手は素晴らしい仕事。競馬場で待っています」と祝辞を述べた。自身の卒業式以来、22年ぶりの出席。「彼らを見ていると、感慨深いものがあるね。でも、僕自身は、今も当時と同じ気持ちで乗っている。3月からは仲間だし、全力で頑張ってほしいね」と話していた。

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国分優作・恭介JRA2組目の双子騎手へ


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 JRAに2組目の双子騎手が誕生する。10日、千葉県・白井市のJRA競馬学校で騎手課程5人の卒業式が行われた。国分優作・恭介(18)の兄弟は、柴田大知・未崎騎手以来の双子の卒業生。「ともにいいライバルとしてやっていきたい」とお互いを意識し合いながら、成長していくことを誓っていた。
 今年の卒業生は5人。「僕たちは5人と少なかったけれど、それでもやっぱり最初に意識する相手でした」。兄優作と弟恭介は、そう声をそろえた。96年卒業の柴田大知・未崎兄弟以来の双子の卒業生。合格すれば今週木曜日に、JRA2組目の双子騎手が誕生する。
 90年12月27日茨城県ひたちなか市生まれの18歳。騎手という職業があることを知り、小学校のときほぼ同時に騎手になりたいと決意したという。中学入学後すぐに乗馬クラブに入り、騎手への道を歩み始めた。
 優作は弟のことを「まじめ。馬に乗ったときいろいろな乗り方をしている」と言い、恭介は「ムードメーカー。馬に合わせた乗り方をする。常に馬のことを考えている」と兄のことを評した。お互いのことを意識もしているが、認め合ってもいる。
 ここまで18年、常に同じ屋根の下で暮らしていたが、この日の卒業式を境に、優作は美浦の国枝厩舎、恭介は栗東の五十嵐厩舎と初めて別れて暮らす。別れて所属するのは、競馬学校の教官から「離れて所属した方が目立つ」というアドバイスをもらったから。「一緒にいるとすぐにけんかするので、その方がいいんです。寂しいということもありません。何かあったときに電話すればいいか、くらいで」と2人は笑いながら言った。だが離れたとしても思いは一緒。「これからもいいライバルとしてやっていきたい」と同じことを口にしていた。【三上広隆】
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