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こてつ
薬と注射は続けていますが
とっても元気です。
抱っこも嫌い
膝の上にも乗ってくることもほとんどないけれど
夜、布団に入ると
私の腕枕で一緒に寝てくれるようになりました。
ただ、少しするとぴょんと起き上がって
自分のベッドへ戻るのです。
もしかしたらこてつは
私のことを寝かしつけているつもりなのかもしれません。
何年も疎遠だった母から頻繁に連絡がくるようになりました。
母にとって人生で一、二を争う大きな出来事がおこって
いろんな思いを一人で抱えきれなくなったのかもしれません。
数年前に私が母と連絡を絶とうと思った
決定的な出来事を覚えていてのことなのか
母は
「当時は仕事も忙しく、職場の環境にもついていけず
気持ちにも体力にも余裕がなかった。
何もする気にならないどころか
何もかもに腹が立ってしょうがなかった。」
そう言って当時のことを言い訳のように振り返り
一人暮らしで日常の何もかもを
長いこと自分一人で決断していかなければならなかった心細さを
私に何度も話して聞かせました。
小さなことでも、どうしようか悩んだときに
それを打ち明けることができる相手、
反応してくれる相手がいることが
それだけでどれほど張り合いがあることか、と。
たぶん母が私にそれを求めていて
私はその気持ちに少しでも添ってあげられたら
少しは親孝行になるかなって。
母との外食
「こんなに食べきれない」
って言いながら
二人してぺろりとたいらげた。
おいしいねって言いながら食べたら
おいしさもさらに倍増
ってことだよね。
それでも
思い出話や日々の出来事やあれやこれや
大きなことから小さなことまで
しかもほとんどが前に何度も聞いた話を
時間が許す限り止まることなく話す母の話を
私がうん、うんと、うなずいて聞いていると
「あんたは「うん」しか言わないな」
なんて不満げに言われたりするんだけど・・・。


