先週2日で3本上げたら一気に息切れしてしまい、予定稿の辻選手インタビュー結局間に合いませんでした。

でも、負けたからってお蔵入りするには惜しいインタビューなので、これに関しては月曜にアップする予定でいます。

もしかして台湾大会でNEVER6人タッグとるかもしれませんしね。まあある意味辻選手も「まーずーは、NEVER」からスタート

してもいいんじゃないかなと。

で、その前にどうしても書きたかったことがあるので、シカゴ大会直前ではありますが、一本記事を上げます。


さて、サクラジェネシスで無事防衛した内藤さんではありますが、モクスリーがリング上に上がってきて、レスポンスするまで正直シカゴ大会の対戦はタイトル戦にしたいというは流石にリップサービスだろうと思っていました。

なぜなら、タイトル戦のスケジュールめちゃくちゃでしょ?

後半で書き出しますが、IWGP世界ヘビー級選手権時代も含めこんなにタイトなスケジュールでタイトル戦やったのって永田さんと棚橋さんくらいしか記憶ないわけで…大体は多くても年間5回くらいだったような…



でも、敢えてそれをタイトル戦にしたのは、意味があるわけですよ、もちろん。でなければこんなリスクを背負わなくても良かったし、なんならノンタイトルでNODQ戦見たかったくらいだし(おい!)

で、その意味について色々考えてみました。


  欲しいのは本当にリベンジとグランドスラムだけなのか?

タイトル戦にした表に出てるのはこの2つだけです。

でも、このNumberのインタビューみていや、それだけではないよねと気づいたわけです。

https://number.bunshun.jp/articles/-/861251?page=1


この記事でモクスリーが海野選手の名前を出してたわけで、それであっ…と思ったんです。

その部分を抜粋すると…


「新日本プロレスは、世界で最もタフな団体だ。身も心も捧げて挑まなければ、リングから歩いて降りることはできない。オレもバスやホテルまで歩けないかもしれないが、仕事はやり遂げることができた。今夜のメインイベントで、辻陽太は多くを学ぶだろう。彼は勝利を信じているようだが、どうだろう? オレはよく知っている。トップに君臨することの難しさ。そしてトップの座に居続けることはさらに困難なことを。体が動くかどうかだけじゃない。気持ちがどう作用するかが重要だ。あのボーイがその険しい道についてどれだけ知っているのか? 内藤哲也を追い込むために、どこまでその険しい道程を進めるかオレの知ったことじゃない。だが、それがまさにオレがここにいる(海野)翔太に教えようとしていることなんだ」


まさに、今回の辻戦はそんな試練と挫折を敢えて教えるような試合でした。個人的にはかつて武藤さんが外敵となってIWGP王者になったときにベルトを取り返そうと立ち向かった棚橋選手や真壁選手らに対して試合でその厳しさと王者の風格を見せていたときと重なって見えたわけですよ。

で、内藤選手と若手選手といえば…


(新日コレクションのこのビジュアル好きなんです)

約1年前に内藤選手と海野選手の抗争があったわけです。
その時はまだ辻選手帰国前でしたが、ヤングライオン時代から何かと内藤選手を意識していた海野選手に対しては単なるチャレンジマッチとしか思ってなかったわけですが、試合後に内藤さん、こんなこと言ってたんですよね。

今日、海野翔太のチャレンジマッチ、残念ながら海野翔太のチャレンジは失敗。でも、可能性は感じましたよ。

その時点では内藤さんはその後も海野選手は自分にしがみついてくるものだと思っていたと思うんですよ。しかしいつの間にか別なストーリーが始まってしまい、いつの間にかこの物語はプツンと切れてしまった。個人的には非常に残念でしたね。

  で、1月に再燃するかと思いきや…

その後辻選手が戻ってきて、ロスインゴ入りしたわけでこの時点で内藤さんも海野選手については他の選手に任せて置けばいいと思うようになったと認識していました。
で、その後もユニット抗争の中で成田選手とも上村選手とも内藤さんはタッグ対戦するわけではありますが、あまり具体的な事は言ってないんですよ。
まあ、この頃はまだ自分が若手の壁に敢えてなる必要もないという意識のほうが強かったのでしょう。
しかし、オカダ選手が明確な世代闘争をやらないままAEWに移籍することになり、漠然と内藤選手自身、自分が世代の壁にならないといけないと思い出したのが年明けの事。
その流れで1.22にアップされた公式サイトでのロングインタビューで若手選手について言及したのだと思います。
 言及していた部分は有料箇所になるので、具体的な記述は避けますが、いい例として上げたのが辻選手で、悪い例が海野選手であると。その上で海野選手は壁にぶち当たって欲しいと。例え悪い例だとしても、対戦していなかった間も内藤さんの中で海野選手のコトは気になっていたんだなって。
で、SNSで反論してきた海野選手に更に駄目だししたわけで…

  互いの共通意識は海野選手に伝わるのか。

一方、モクスリー選手もこの試合を通じて海野選手に伝えたいことがあるからこそ、タイトル戦を受諾したわけである。上で抜粋した通り、トップ同士の戦いとはこういうものであるということを伝えたいのは間違いではないだろう。

さらにこれは推測も混じるが、お互いの中で海野選手に対してこう願っているのではないだろうか。


そろそろ独り立ちして、次期エースとしての自覚を持ってほしい。と。


奇しくも内藤選手もモクスリー選手もこれまでのレスラー人生紆余曲折での日々で、人一番多くの挫折を味わってきた。しかし2人はそれに抗い、試行錯誤を繰り返して今のポジションまで登りつめた。表現方法こそ違うかもしれないが、互いが海野選手に期待してるのはいい加減に憧れは捨て、独りのレスラーとして確立することを考えてほしいということだろうか。


そういう意味ではどっちが勝ったとしても(いや、内藤さん防衛願ってますけど)試合後に海野選手がベルト挑戦を表明しにリングに上がってほしいんですが、現在進行形でロスインゴとWDの抗争が起きているのでそううまいSTORYにはならなそうなのがなぁ…


 



ということで只今日本時間の朝6時半過ぎ、思った以上にまた長くなってしまったので(しかも下書き無しだからまとまりないし)今後の防衛ロードの話についてはシカゴ大会が終わってから体操の皇后杯(全日本選手権)見ながら記事を上げたいと想います。では一旦adios!