『町内会』中川剛著 を読む


『町内会』中川 剛 著 中公新書 (1980.10.25.)

1947年(昭和22年) 訓令によって廃止された町内会は、3ヶ月にはその8割が復活した。
アメリカが自国の自治の理念を日本に移植しようとした試みは成功したといえるのだろうか。
戦後史を通じて、日本伝来の隣保組織のなかに、借り物ではない自治の可能性を虚心に探り始めた犀利な日本社会論。

【問題提起】
コミュニティについて 
町内会は、保守的な組織であり、機能的にも未分化な日本において、はたして個は活かされか?
pp.132〜138.

日本の「隣保組織」は、相互検察 互助共済 共同担保 が目的でした。
そこに、戦後 アメリカ的な「自由」を基本とする組織が定着するのか?

【Note】2023.10.08.