はじめまして

 

私はアラフィフの医師です。

まずは簡単な?自己紹介をさせてください

 

自分は中学生のころから、将来は政治家になろうと考えていました。

ただしなりたくてもコネも何もないし、どうすれば政治家になれるのか考えました。

 

当時(というか今でもですが)政治家になっている二世議員以外の一般人は

官僚出身が一番多く、それ以外にジャーナリストや医師もちらほらいる

って感じでしたので、まずはこの三択の中から検討しました。

 

高校二年から文系クラスと理系クラスに分かれるため、高一の時に文系か理系か

決める必要がありました。

官僚やマスコミなら文系クラス、医師なら理系クラスに行く必要があるため、

おおまかな政治家への道のりを高校一年生の時点で決めないといけません。

 

官僚になるためには東大文1に入り、さらに国家公務員試験第一種に合格しないといけないと考えました。

なんとか勉強を頑張って文1に受かったとしても、その後も真面目な大学生活を送ったうえで

国家公務員試験を受けるなんてのは無理だと考え、まっさきにこの選択肢は消えました。

 

つづいてジャーナリストになるために新聞社などに就職することを考えました。

しかしそこそこいい大学に入ったとしても、人気の高いマスコミ系への就職がうまくいく保証はありません。

ちなみに高校の卒業文集のアンケートで、「先生にいつもしかられていた」ランキングで

ぶっちぎりの一位を獲得していたこの自分が、

さらに今書いていて思い出しましたが

中学受験の面接試験で待機中に、横からしつこくちょっかいを出してきた同級生を殴って泣かせたこの自分が、

とても狭き門である新聞社などの企業へ就職できるとは考えられませんでした。

 

で結局医学部への進学を考えました。

医学部に進学さえすれば、よほどさぼらない限り医師になれます。

医師免許さえあれば、たとえ選挙に落ちても手に職があるのでくいっぱぐれはありません。

「竜馬が行く」で坂本龍馬がひととは違う道を進まないと天下をめざせない、的なことを言っている

シーンに感銘を受け、「医師から政治家になる道もまさに人とは違う道だ」なんて当時は考えていました。

 

医師になってどうやって政治家になるのかはおいおい考えることにして

高校2年から理系コースに行き、最終的には医学部に入学しました。

(当時、「これからは患者が医者を選ぶ時代だ」という自分にとっては不本意な理由で、

高校の多くの先生方に医学部受験は向いていない、

やめたほうがいいと言われたのがなつかしい思い出です。)

 

 

入学後も最初は政治家への修練のつもりで弁論大会に出場したりしていました。

(理系で出場しているのは自分だけでした。)

 

しかし大学在学中に父親が癌を患ったのをきっかけに医師としての仕事にやりがいを感じるようになったこと、

有能な政治家がいないのは、いないのではなくて国民がそのような政治家を望んでいないことが原因だと確信したこともあり、

結局、医学部を卒業したのち外科医として修練を開始しました。

 

当時はブラック○○という概念はなく、医師一年目のころは朝7時から夜12時以降までぼろ雑巾のように

働き(当然残業手当もありません)、病院から帰るときに12時前の時刻を指している時計を見て

「今日は早く帰れる」と思ったことを今でも覚えています。

 

当時は医者が余るといわれ医学部の定員も減ってきていました。

若手医師が労働基準法に則った勤務時間で働くようになったら医者の数は足りなくなるのでは?

といつも感じていました。

 

まあともあれ、それ以降は優秀な医師になることを目指し、ひたすら努力してきました。

手術の技術を向上させるよういろいろな病院で修練し、高名な外科医のもとに手術見学に行き、

いろいろな論文を読み、多くの臨床試験に携わり、土日も術後の患者さんを診に病院にいく

といった生活を続けていました。

ただ40歳を過ぎてくると、仕事に余裕ができるようになり、いろいろな時事問題について自分なりに

考える時間が増えてきました。

 

いろいろなニュースに関する専門家や一般の方のコメントにも目をとおす機会が増えてくるにつれ、

あまりに自分の考えと乖離していることを自覚するようになりました。

もちろんネットでのコメントは偏っていることは十分承知しています。

ただ自分にとってあまりにどうでもいいことで炎上していたり、もっと世間が怒っていいと思われることが

スルーされているのを見ているとだんだん自分の意見を書きたいと思うようになりました。

 

そこでいろいろ思いつくことを書いていきたいと考え、ブログを始めることにしました。

ブログを書いて発信することで読んだ人の考えが変わるなんておおそれたことは全く考えていません

ヒトはしょせん自分に近い意見を選択する生き物だとおもいます

ただし、意見をここで書き込んでおくことで後々にそれが真理にずれていたのか、近かったのかは

ある程度判定できると思います。

 

たとえば築地市場の豊洲への移転なんて、ほんとうにしょうもないことで反対論が湧きおこっており

反対している人たちをみて、当時こいつら本当に馬鹿じゃないのかと考えていました。

もちろん正解は今でもないとは思いますが、結局豊洲に移ったことで大きな問題は生じていません。

 

ということはヒステリックに反対意見を述べていた人間には先をみとおす目が無かったといっていいと思います。

 

もちろん何事も反対意見を提示することは大事です。

 

ただ冷静に判断ができる人間なら、当時でもいくつかの条件面をクリアーすれば移転は問題ないと考えていた

と思います。

そのころワイドショーの人たちと一緒に、移転に腹をたてていた一般人は今はそのことについてどう考えてるのでしょうか。

 

わたしがその人達にお教えしましょう。

何も考えていませんよね。なぜならあなた方は愚民なのですから。

 

それではよろしくお願いします メラメラ