■シニア向けに設計された分譲マンションが人気
★資産として保有できる
住居と併せて、食事の提供や緊急時への対応などのサービスが提供されるものには有料老人ホームもありますが、分譲マンションとの大きな違いは資産として保有できるかどうかという点でしょう。有料老人ホームの契約形態は利用権が主流で、住まいと共有設備を利用する権利を得るものです。高額な一時金が必要なところもありますが、その利用は一代限りで、譲渡はできません。また、償却期間が過ぎると、退居しても入居一時金は戻りません。一方、分譲マンションは資産として保有できますから、子どもへの相続や賃貸、売却も可能です。費用面では、通常の分譲マンションよりも共有スペースが多い分、販売価格は割高となっています。月々にかかる費用としては、管理費や修繕積立金などがあります。レストランで食事すれば、その費用も必要になります。また、固定資産税の支払いも必要です。子どもに相続してもこれら費用は払い続けることになりますから、そうした点も考慮しておくとよいでしょう。
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