こんにちは。
堀江和博です。



昨日から決算特別委員会が開かれています。私は委員ということで参加をしています。



 

 
ところで「議員って、どんな仕事しているの?」と聞かれることがあります。




いろいろな答え方がありますが、私がいつも答えるのは、




「税金の使い道を決めること」が仕事





と答えています。




本来税金は我々住民から集めたお金ですので、我々自身がその使い道を決めないといけないですよね。



しかし、住民全員が一か所に集まって(日野なら二万人全員が集まって)、みんなでああだこうだと会議するのは難しい。



だから「本当は全員が集まりたいのだけれど大変なので、住民の代表が代わりに集まってその内容を決めましょう」となり、その代表が「議員」というわけです。そして議員が集まる会議体を「議会」というわけです。




ただ、税金の使い道を決めるといっても、議員が全てが全て、計画を立てるわけではありません。その計画案を示すのは、「首長(市長や町長等)」です。首長が議会に計画案を提出して、議員がそれでいいかチェックします。



 



ちなみに、地方議会では議会によって時期や回数は異なりますが、一般的には以下4回議会が開催されます。


○3月議会 新年度予算

○6月議会 補正予算

○9月議会 前年度決算

○12月議会 補正予算


 
最もボリュームが多いのは、新年度予算を審議する「3月議会」です。4月以降の一年の計画を示すわけなので資料も膨大です。




次に審議事項が多いのが、決算を審議する「9月議会」です。昨年度一年間の結果を明らかにして、これで良かったのかどうか確認します。




冒頭に触れた通り、昨日から審議しているのは「平成29年度の決算」です。すでに平成30年度が半分過ぎている時期に前年度の総括をしているわけです。
 
 
 
 
ですから、決算をそのまま次年度予算に活かす手順にはなっていません。行政では、フィードバックを次に活かす「PDCAサイクル」が回っていないことが多いのです。
 
 
 
(PDCAサイクルは、業務の基本ですが...)

 
 
 
 
 
そのあたり、以前から問題視されている部分で、行政は「やりっぱなし」ではないかとの指摘につながっています。
 
 
 
 
我々議員は、行政の施策がしっかり反省され結果が検証され、次の施策に反映されているのかを見なければなりません。
 
 
 

決算委員会はまだ続きます。しっかり中身を見て質していきたいと思います。
 
 
 
 
それでは、また。
堀江和博