日比谷通りを北上していくと、増上寺界隈は港区民まつりで賑わっていました。それにしても、季節外れの暑さで、日差しも厳しく湿度も高いし、東京タワーが霞んで見えました。そろそろ御成門。ベルサールの看板と「セミナー会場はこちらです」の声に誘われてボーっとしながらビルに入ると、ちょっと雰囲気が違う。えっ、ベルサール御成門タワー?げっ、ここは認知症のセミナー会場ガーン パールリボンはもう少し先のベルサール御成門駅前でしたてへぺろ

 

会場は八割方席が埋まったでしょうか。お年を召された方も多かったですね。

長谷川さんのご挨拶のあと、三井記念病院の青野先生の講演からスタートです。「肺がん医療の基礎知識」ということで、内科治療、特に薬物療法を中心に話されましたが、それでも30分では時間が足りないですね。今話題の免疫チェックポイント薬の説明も急きょ用意してくださったようです。標準治療は科学的根拠に基づいた現時点で最良の治療のことですが、この呼び方は誤解を生じることがあって、さらに良い治療がオプションであるのではないか、最先端治療より劣るのではないかということを言われるそうで、そうではないことを説明していました。

 

続いて、「患者さんを支える看護師の役割」と題し、聖路加国際病院の橋本さんが~患者さんと医療者の想いをつなぐ~について、エピソードを交えて話されました。医療者や患者さんの「本気」とか「覚悟」とかがキーワードとして出てきて、看護師やサポートスタッフがつないで下さるのですが、それは病気のことに限らず、好きなこと、やりたいことにまで広げて、例えば食べ物のこととかコンサートに行きたいとかでも良いとのことです。

話は逸れますが、聖路加病院って、「せいろか」ではなく「せいるか」なのですね。『ルカによる福音書』の聖ルカ、St.Lukeを含むロゴが橋本さんの資料に記されていました。先日、私のハンドルネームはLukeですよと書いたばかりなのに、聖路加に通じているなんて思ってもいませんでしたびっくり 今だと、聖瑠華とか書きそうだけど、なぜ聖路加の字をあてたのでしょう?

 

休憩の後は、講師の方への質問コーナー、そして長谷川さんの司会でパネルディスカッションが行われました。患者・家族・医療者のコミュニケーションということで帝京大の渡邊先生も加わりました。患者さんのお話は、アメブロされているなすのよいちさんから。患者さんの家族のお話はビデオ映像が流されました。今回は、会場の席には表裏が白と緑に塗り分けられたアンサーパッドが配られており、長谷川さんからの問いかけに会場が答えるという会場参加型で進められました。例えば、治療に対しての姿勢が受け身なのか主体的なのかとか、医者への気遣いをしているかとか、治療の際に大切にしていることがあるかとか、家族と話し合っているかとか。殆どの回答が半々に割れることが多く、感じ方や捉え方は一様ではないのだなと改めて感じました。それゆえ、患者・家族・医療者のコミュニケーションは苦労することもあるけれど、納得いくまで話し合うことが大事だなと再認識したセミナーでした。