肺癌勉強会にEGFR陽性非小細胞肺癌→小細胞肺癌への形質転換についての解説がありました。

・約3-10%のEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌は小細胞肺癌への形質転換を経験する
・小細胞肺癌への形質転換をしている場合にはペメトレキセドや免疫チェックポイント阻害薬の効果は望めない
・形質転換後、プラチナ+エトポシドとタキサンの両方とも高い奏効率が得られた

現在、第1,2世代EGFR-TKIを使用し、その後増悪した場合、タグリッソが使えるかどうかを調べるために再生検が必要です。ただし、T790M検出率の実態が意外と低かったり、脳転移の増悪では生検が困難だったりするので、T790Mを確認しなくてもタグリッソを使えるようにして欲しいものです。

ただし、T790Mは陽性だろうという希望的観測に陥りがちですが、確率的には半分は陰性であり、その場合には早急に次の手を打たなくてはいけません。ましてや、小細胞肺癌への形質転換の場合には適切な治療法を選択しなくてはいけません。

私の場合、苦労して実施した再生検でT790Mは陰性でした。でも、小細胞肺癌への形質転換の有無を確認したり、PD-L1発現率を調べたり、必要な情報が得られました。こうしてみると、再生検は意味のあるものでした。

解説の中で、1次治療でタグリッソを使用した場合には、2次変異検索のための生検は不要であり、そのままプラチナ併用化学療法に移行するものと考えますが、やはり可能ならば生検が望ましいと指摘されています。

4月からはがん遺伝子パネル検査が保険適用されるので、今後はがんゲノム医療への展開も期待されるのでしょうか。

耐性化機序を明らかにして、つぎの治療に生かすためには再生検が重要なんですね。

一次治療の後は、腫瘍が小さくなっているから大変です。私みたいに大きくなるのを待っていたら大きくなりすぎて、食道がふさがっちゃうし。私は気管支鏡検査の経験はないのですが、辛い検査だという話はよく聞きますし。リキッドは感度が低いし。

苦痛のない再生検の技術が望まれます。