七十二候の上では、
この時期は「桃始笑」と書いて、
ももはじめてさくという候だそうです。
儚い季節の花々は、
いつの時代も人々と心に、
とても美しい姿を見せてくれて、
散り際までも感動を与え続けてくれています。
梅に桃に桜の名所が、
日本には全国各地に数多く存在しており、
花を愛でる人々で、
いっぱいになります。
今年は少し季節が前倒しというか、
春の訪れが早い気もします。
桜の開花予想も例年より早いそうですしね。
桜って卒業式に満開の年もあれば、
入学式に満開の時もありました。
(私の経験の上ですが…)
どちらに合わせて咲いてくれる方が、
盛り上がるのかしらね。
できれば卒業式に咲き始めて、
入学式まで持って欲しい!
(これ人間の身勝手な欲望笑)
雪が解けて川になって、
流れてゆく、
「桃花水」
きれいな響きの言葉ですね。
遠くで「ホーホケキョ」
鶯の鳴き声がします。
この前とは違うウグイスボーイですね。
とても早口な、
「ホーホケキョ」に、
思わず笑ってしまいました。
七十二候をいろいろと勉強すると、
とても心が豊かになり、
人生の味わいが深くなります。
これでお酒が嗜められれば、
もっと素敵に時を過ごせるのでしょうね。
花を愛でながら、
「ホーホケキョ」を聴きながら、
ガタンゴトンと走る丸の内線の音。
陽だまりの中で、
キュ〜ッと冷酒一杯。
呑める体質に戻りたい…
桃に本気で笑われそうなことを思う朝。