【欧米流】外の火災から、あなたの家を守る為の6つのステップ
2022年01月03日(月) by: ラモン・トーミーTags: disaster, disaster preparedness, domestic fires, emergency survival, fire retardant gel, fire-breaker barrier, fire-proof plants, firefighting foam, fires, natural disasters, prepping, residential sprinkler, SHTF, survival, water storage, wildfires
火災は、一瞬にして全てを焼却してしまう、家庭を襲う最も悲惨な災害の一つです。
又、死者や大怪我に繋がる事もあります。
米国防火庁によると、米国における家庭内火災の件数は1990年代以降、着実に増加しています。
火災警報器やスプリンクラー等、火災を感知して止める技術は多くの人が利用しているが、外からやってくる火災を止める事はできない。
米国海洋大気庁(NOAA)によると、米国では毎年のように山火事が発生しており、火災の季節が過ぎると、その破壊力は更に大きくなるという。
更に、カリフォルニア州では2017年だけで9,000件以上の山火事が報告され、1万件以上の建造物が焼け、数百万ドルの被害が出たと述べています。
NOAAが引用した数字を考えると、山火事の起こり易い地域に住んでいる人は、こうした大火災のリスクが高いことが分かります。
ここでは、山火事の危険性が最も高い地域に住む人々が、火災の被害を軽減し、財産を守る為にできる6つのステップをご紹介します。
住宅用スプリンクラーを設置する
火災の初期に対処する為の住宅用スプリンクラーシステムは、住宅の設計図に含まれている必要があります。
もし、組み込まれていない場合、既に建っている住宅にスプリンクラーを追加すると、高額な費用が掛かる事があります。
幸いな事に、スプリンクラーキットやプロジェクトがあり、DIY愛好家のために用意されています。
しかし、これらのDIYスプリンクラーを設置する事は、視覚的に魅力的ではなく、殆どの家族の標準に合わないので、慎重に検討する必要があります。
構造物の周囲に自然な防火壁を作る
防火壁とは、山火事の際に燃える可能性のある草木や可燃物と構造物との間にできる空き地の事です。
州によっては、住宅を中心に半径30〜100フィートの範囲にこの防火壁を設置することを義務付けているところもあります。
半径は広ければ広いほどよい。
防火壁には3つの役割があります。
1つ目に、火災が家屋に到達するのを防ぐこと。
2つ目に、燃料のない空間で山火事の進行を遅らせる。
3つ目は、消防士が轟音を立てている火災を消火する為の安全で必要な場所を提供することです。
周辺敷地の樹木を剪定する
自然の防火壁は、最小限の植生と連動して最も効果を発揮します。
消防士は、炎が枝から枝に飛び移る事によって垂直に「登る」ことができることから、樹木を「はしご燃料」と呼びます。
火災が樹木をよじ登るのを防ぐには、最も低い枝が地面から少なくとも6フィート離れるように樹木の枝を切り詰めるとよいでしょう。
家の近くの枝、特に屋根の近くの枝も同じように切り落とす。
植木の剪定は一度きりではなく、火災の原因となる枝を定期的に取り除くことが必要です。
防火植物を植える
植物には、乾燥すると発火する葉が少ない、或いは水分を多く含んでいて燃えるのに時間が掛る為、火に強いとされているものがあります。
一般的な防火植物には、ウインターグリーン、ナインバーク、コロンビーネ、ナニワイヌツゲ、クマガイソウ等がある。
一方、防火施設に入れる樹木は、樹皮が粗く、樹脂や樹液の含有量が少ないものが理想的です。
防火植物に適した植物は、地元の造園業者に依頼するのが一番だ。
しかし、防火植物を植えるだけでは、火災から身を守る事はできません。
落ち葉や乾いたゴミをこまめに取り除く事も、可燃物の量を減らすのに有効です。
泡やジェルで消火する
消火器の他、泡消火器は噴射した場所を冷却する為、火事の消火に便利です。
厚い泡の毛布のようになり、火から酸素を奪って消火する。
難燃性ジェルも適した製品だが、使用するときに面倒になる傾向がある。
また、使用期限も5年と短く、発泡体が20年とジェルの4倍であることに比べると、その差は歴然としている。
難燃剤や塗料は構造体を保護するものですが、高価になる傾向があります。
火災が起きたら「水」が役に立つ。
火を消すにはやはり水が一番で、家の中の豊富な水源がその役割を果たします。
水を張ったプールは、万一火災が起きた時に消火器として機能する。
既存のプールのポンプに消火器キットを取り付けることができ、費用を抑えたい人にはDIY版もある。
容量5,000ガロンのプラスチック製またはスチール製の水槽も、その地域で許可されていれば、プールがない場合の代用品として有効である。
(関連記事:防災用品の必須アイテム。災害が起こる前に水源を確保する)
山火事の脅威から家を守るには、自分の能力と予算に見合った最善の計画を立てる必要があります。
小さな対策でいざという時に対処できるかもしれませんが、常に一歩先を行くことが大切です。
※Gen
広い土地に、大きな家。
日本とは住宅事情が大きく異なるせいか
参考になる点が少ない。
山火事も、湿度が多い国柄のせいか
・・・そんなに聞かない。
ガソリン撒いて放火する
基地外沙汰は多い。
商業施設のスプリンクラ―設備の
法的な義務付けが、条件付きで
回避できるようで違法建築もあるだろうが
設備を付けなくても良いと云う例も
多いそうだ。
日本は別次元の人災が多過ぎる。