月曜日、仕事を辞めた。

 

お昼休みに、少しだけあった私物を全部リュックに入れて。

そのまま外に出た。

 

お外のトイレで、何回も考えて、お昼休みの10分前、もう少しだけ頑張ってみようって、会社に戻った。

 

途中でやり残していた仕事の続きをした。

 

これが終わったら、帰ろう。

もう一つだけ、やって帰ろう。

あとすこしだけ、頑張ろう。

任された仕事が全て終わったら、帰ろう。

 

繰り返しながら、仕事をした。

 

目を合わせてくれなくなった上司が、私の所に来た。

 

挨拶に返事をしてくれない上司が、私に笑顔で話しかけて来た。

 

「ほらちゃん、これ、明日まで待ってから処理お願いしてもいいかな?」

 

もう、怒ってないんだ。よかった。

何に怒ってたか分からないけど、よかった。

 

「はい。わかりました。」

 

明日も仕事ができたから、明日まで、頑張ろう。

 

ふと、よぎったのは、同じように気分や機嫌で態度を変えられて、そのせいで辞めてしまった先輩と、

もっときつく当たられて、入社してすぐに辞めてしまった新人さんの顔。

 

私の番が来たんだなって思ったら、一気に疲れた。

 

味方にできる人を探した。

 

守って欲しかったんじゃない、認めて欲しかった。

間違ったことをする自分を、容認してくれる人が欲しかっただけ。

 

上司のことが嫌いな、別の上司に話をした。

 

帰っても、いいですか。

頑張ったけど、もう無理です。

このまま帰ったら、もう明日は、来ないです。

もうこのまま、辞めたいです。

 

ダメなんて、絶対に言わない人を選んだ。

 

だから、返事はやっぱり、いいよ。だった。

 

急いで席に戻った。急いで書類を破棄した。

いらないものは全部捨てて、帰った。

 

たくさん、優しくしてくれた人たちがいたのに、誰にも挨拶せずに。

 

いつでもおいでって言ってくれた人たちがいたのに、顔も見せずに。

 

帰って来て、泣いた。もっとできたかもしれない、もっと頑張れたかもしれない。

私は逃げた。負けた。頑張った過去の自分の努力を、全部無駄にした。

 

でも、生きてるんだ、わたし。

あなたのなんてことない言葉や態度で、死にたくなったけど。

わたし、生きてるんだ。

よかったね。でも、残念だったね。でも、よかったね。

 

いつかこの文章があなたの目に留まったなら。

 

青木さん、心の底から、大嫌いです。

どうかどうか、誰よりも苦しんで。

わたしの、切なる、願いです。

 

苦しんでる人をたくさん見て来た。

何も覚えがないから、対処のしようがない人たちばかり。

わたしは逃げた。こんないい加減な奴がいるよ。

あなたたちは、わたしより凄い。凄い。よ